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- / ISBN・EAN: 4547403011074
感想・レビュー・書評
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COWNTDOWN JAPAN 15/16で初めて「空っぽの空に潰される」を聴いて衝撃を受け、すぐさま購入。
言葉が降り注いでくるかのような感覚が新しい、耳ではなく、脳に直接投げ込まれているみたい。
言葉の組み合わせのセンスといい、音楽的な展開の豊かさといい、どこを切り出しても鮮やかなバンドだ。すばらしく、いい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
amazarashiが2011年に発表した1stアルバム。青森県で結成されたバンドです。amazarashiってどんなバンドだろうという人は本作を聴くのが良いと思います。日本語のセンスが文学的というか、感性が独特で面白いです。秋田ひろむの声で聴くと説得力が増します。
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この頃からamazarashiの音楽がとても洗練されてきます。初のフルアルバムということで、一層万人受けを意識しているかのような。でも決して媚びた所が無く「らしさ」を深めたかの様に感じました。amazarashi初心者に最もオススメ出来るかも。
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『ラブソング』(2012年)から遡るかたちで『千年幸福論』を聴いた。
これまた大した完成度。
構成としては『ラブソング』と同様、アルバムを代表するようなインパクトの強い曲が一曲目二曲目に来て、あとは曲と曲の間にポエトリー・リーディングが挟まれている。
この構成を二作続けて採用しているということは、本人たちとしても手応えがあったのだろう。
YouTubeで既に聴いたことのあるが三割強ほどあったが、アルバムとして通しで聴くとまた趣きもひとしお。グッときます。
言葉の切れ味についてはもう言わずもがな。
選び方といい、組み合わせといい、語感といい、日本刀だったら良く切れる小太刀といった印象で、あまりに切れそうなので思わず刃先に指先を滑らせてみたい誘惑に誘惑にかられる、そういう魅力を秘めている。
気に入りすぎて思わず『空っぽの空に潰される』の歌詞を写経してしまいましたよ。(PCで打っただけだけど)
人それぞれグッとくるポイントは違うんだろうけど、僕に響いたのは『空っぽの空に潰される』の歌詞のこの部分。
ーー昔の自分に嫉妬するな そいつが君の仮想敵だ
あるかもしれないなぁ、そういうところ。 -
棚を見てたらあったので久しぶりのamazarashi.
ラブソングは買うつもりはないよ -
まじめ! 暗い! 暑苦しい!
どのくらい暑苦しいかというと、酔って意気投合した吉幾三と 9mm Parabellum Bullet が、明け方のカラオケ、尾崎豊と長渕剛を歌いはじめたくらい。
でもこういう暗さと暑苦しさ、嫌いじゃないぜ。
青森在住の人たちなのだそうだが、時折アグレッシブさに混じる、東北訛りの「が」の鼻濁音を、これからもずっと失くさないで欲しい。 -
1stフル。よりamazarashiらしく、一つの到達点を迎えた感がある。相変わらずどこまでもメロディ(キーボード特に!)が美しく、歌詞の奥深さも増している。暗いけど決して後ろ向きではない。#1,2,7,12が好き。