たべものやさん

COWNTDOWN JAPAN 15/16で初めて「空っぽの空に潰される」を聴いて衝撃を受け、すぐさま購入。
言葉が降り注いでくるかのような感覚が新しい、耳ではなく、脳に直接投げ込まれているみたい。
言葉の組み合わせのセンスといい、音楽的な展開の豊かさといい、どこを切り出しても鮮やかなバンドだ。すばらしく、いい！

音が鮮やか！色の洪水のよう。華やかで楽しくて、ときどき妖しくて、勝手に足が躍る。
「Something Good」がとてもいい。
”『なんかいいこと』を君に　俺たちはいつか死ぬんだ”
たくさんの『なんかいいこと』をありがとう。
戻ってきてくれるの、待っています。

胸がくしゃくしゃになってつぶれてしまいそうなくらい、悲しくて苦しい。
青春の終焉の唄たちは、煙と血と汗のにおい。

踊れる歌えるわくわくする、なのに切ないのはなんでだろう？
ポップなバンドサウンドなのに、ひとさじのセンチメンタル。はまります。

BUMPの新譜を手にするたびに、一生ものの親友ができた気分になります。
どの曲もすべてすばらしい。
２０周年おめでとう。これから先も、ずっと大好きです。

エイミーほどでなくても、女性はみんなこういう部分を持っているのだろうなと思った。支配して嘘をついて被害者になる。程度に差はあるにせよ、私だって何度もしてきたことだ。
ラスト、仮面で生活していく姿を見て、知っている不仲の夫婦の姿がいくつも頭の中をよぎった。

画面の作りこみと緊張感が独特。とても引き込まれる。
デイン・デハーンは本当にこういう、目の下にクマを作って背中を丸めてどんよりと歩く演技が上手い…。
ラストがすごく良かった。しばらく忘れられないだろうな。

泥の中に手と膝をついて必死に這い進んでいく芸人界の日々。その中でいっとうきらめいていた火花のものがたり。
先輩芸人とメールをしているとき、文末で交換する自由律俳句がいちいち素晴らしい。

モノクロ漫画なのに、すべてがフルカラーで動きだし輝きだしそうなほどの、精緻な描きこみ量…！すごい！
ページをめくるごとにうっとりしてしまうので、読み切るのに時間がかかりました。

「で、WILLPOLISはみつかったの？」

奇跡だ、奇跡が起きてる、と胸の内で何度も叫びながら観たあのライブが映画になった。DVDになった！
こうやってたくさんの媒体を使って、怯えながらでも、
何度も何度も会いに来てくれているのがうれしいです。
曲間に、ファンがWILLPOLISで過ごす一日が見えるのもいい。みんな幸せな顔だ。
わたしもこんな顔をしてライブの一日を過ごしていたのだとしたら。
それを教えたくて、こんな作品にしてくれたのだとしたら。もっとうれしい。

こんなきれいな日本語、日本人でもそうそう書けないのでは。
リズムや対比が洗練されていて、読んでいるだけで癒しを得られるような小説でした。
京子が主人公に触れるときの描写がいつも澄み切っている。いやらしい場面も、むしろ静謐でやさしい。
そして「外国人」というだけで、その町を好きでやってきた大学生を「いちげんさん」という「外」の人間として扱う日本人への何故？が問われる。

「俵万智　チョコレート語訳　みだれ髪」
タイトルからして５・７・５で美しくまとまっているのが素晴らしくいい

思ったよりずっと残酷な映画だった。でもあたたかいものも残った。
こんな差別に苦しむ人たちがきっと今の世の中にも生きている。
愛するというこころの形に変なことなどひとつもないはずだ。

この火花は飛び散る血の色をしている

花火の中に幸せだったころの記憶の断片が重なって輝くエンディングロール、トラウマになりそうなくらいきれいだった。
仲良くできるし、笑って話もするけど、どうしても二人の未来を二人で決められない時がやってきてしまった。
妻がどうしても性交渉できない理由も、夫からしたらもう済んだことなんだけど、妻からしたら未だにくすぶっている理由なのだろうということが痛いほどにわかって苦しかった。

全10巻完結というコンパクトさなのに、ここまでの深さで物語を展開させられる手腕がすさまじい！
描きたいことがとても明確で、明確だからこそ繊細。
様々な価値観が「人間」のわたしをひっくり返そうとしてくるたび、命が削られる感触がして怖かった。

BUMPとのコラボが決まってから、すぐに１～９巻までをまとめ買いしました。
出会えてよかったと心の底から思える作品です。
ファイター。戦う人たちの話。私も戦わねば。

「あなた」の存在を歌う勇気が、いまのバンプオブチキンにはある。
強いけどやさしくて臆病で、でも勇気を出して進んでいく姿を
曲の中から感じられるようで、うれしかったです。

ああ、すごい！
今までとは毛色の違うすさまじい楽曲。
ものごとの終焉を見据えるバンプが歌う「終わらないパレード」の曲は、ものすごい快感が伴ってしまうことを初めて知った。
何度聞いても鳥肌が立って、こわいくらい気持ちよくて、たまらない。

登場人物たちの感情が生まれたてのまま。
すぐ泣くし怒るし殴るし蹴るし殺すし、でも笑うし踊るし喜ぶ。
そのやわらかくまっすぐな感情を、きっと人間みんな、皮膚の下に持っている。
人間の皮を暴いた血まみれの心のかたち。

物語終盤、
「ビリー、踊っているときはどんな気分？」と投げられた質問への答えがほんとうに痛快。
踊るために、表現するためにうまれてきた子どもの
しなやかで飾らない答えが、きれいに物語を締めくくる。
あざやか。頭に焼き付いて離れないワンシーン。

ロケットパーンチ！
劇場で観たとき、ギリギリにチケットを取ったら
大人気で席が前方しか空いておらず、仕方なく前方で観ました。
ところがその選択が大正解。
首を曲げて見上げるイェーガーの巨大さは迫るようにリアルに感じられて、大興奮でした。
日本のロボット映画をリスペクトして作られただけあって、しばしば盛り込まれる日本的な要素も楽しかったです。
結末もきれい。

「なりたいものになれなくても、ほかの何かになれる」
なにかに失敗し、引きずり落とされ、諦めるしかなかった人たちのお話。
前を向くのは容易なことではないし、傷つくしこころも折れるけど、
でも時間がかかっても、いつか道は拓けるんだと
たくさんの勇気をもらえる話でした。
何度見ても泣いてしまう。
松島でのことを丁寧に映してくれてありがとう。

就活が終わってから読んで、ほんとうによかった…
就活前や就活中に読んでいたら、確実に心が折れて
すべてから逃げ出していたのではと思います。
Twitterがうつす、就職活動に追い回される人間たちの描写が恐ろしいくらいリアルでした。