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火花

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著者 : 又吉直樹
  • 文藝春秋 (2015年3月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902302

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火花の感想・レビュー・書評

  • 漫才をやる又吉の、独特な雰囲気を感じた。どんなところが?と問われると、言葉にするのが難しい。

  • 芸人の感性、世界観。

  • 最初は読みづらく、わかりにくく感じる文体。読み進めていくうちにじわじわと慣れてきて、物語の全貌も見えてくる。
    自分が純粋に面白いと感じる笑いと世間一般の人々が求める笑いとのギャップに悩むくだりは、文学や絵画などの芸術が抱えている問題と共通するものがあると思った。

  • 先輩芸人の神谷は正直で人間臭くて
    不器用な生き方しかできなくて。
    後輩芸人の徳永はそんな彼を尊敬し
    時には苛立つのだ。

    徳永が語る真樹さんのこと(p91~92)とか
    おっぱいのことで悩んでいる人たちのこと(p142)
    その言葉は、彼の優しさだと思っていたが
    読み終えて、頭の中でいろいろ整理したら
    徳永のことが苦手になってきました。
    彼自身も、そんな自分に
    嫌悪感を抱きながら日々を過ごしているのかも知れません。

    〈神谷さんの優しい声に弱い〉のは徳永だけではなく
    読者の私も同じ。

  • 芸人が書いたとかそういう偏見無しで読むとそれなりに面白かったよ
    ただ練りは弱く一貫性のないのはこれからなんでしょうね、ラストは無理やり感満載だったけど、これは大御所さんでも一緒w

  • 純文学は「芸術性」大衆文学は「娯楽性」に重きを置いていて、前者は芥川賞、後者は直木賞が最高位らしい。芥川賞をとったにふさわしく、娯楽というよりは芸術といった印象だった。なので、大衆文学しか読んでない最近の人たちからは面白くないなどの評価もあったが、自分は単純に文章のうまさや言い回しの面白さが気に入った。
    成功者の伝記もいいが、努力しても報われないたくさんの人たちにスポットを当てた作品なんだなと思った。

  • 読み手がついていこうと思わないと理解できない書き方だなぁと思った。久しぶりに集中して読んだ。

  • 話題の作品なので読んでみた。読みやすい文章で表現も分かりやすかった。芸人さんの世界が垣間見れた気がした。

  • 読んでいる間、この先輩は死ぬんじゃないかとずっと思ってたのでこの終わりはある意味予想外。

    本は読みやすい。極端なキャラクタが魅力があるのもわかる。語り手は淡々としている。

  • あほんだらなもので、いまひとつぴんときませんでした。

  • 2017.6.17

    "自分の肉が抉られた傷跡を見て、誰の太刀筋か判別出来ることを得意気に誇っても意味はない。僕は誰かに対して、それと同じ傷跡をつけることは不可能なのだ。なんと間抜けなことだろうか。"

  • 徳永が著者に見えるけれどもそれはそれで面白かった。芸人の世界を垣間見れたという感じ。

  • 私は本のことを悪く言うことを嫌いなのでこれは決して悪口ではないのですが、読み終えて思ったことは、『笑えなかった』です。
    芸人が書いた本=ゲラゲラ笑えるなんて思ってたわけじゃないけど、本当に笑うことが出来なかったです。
    何気なく手にしすぎました。
    こんなにも攻撃的だなんて。
    焦りと恐怖に蝕まれて、圧迫されて。
    追い詰められて。
    志した人間は、誰しもが必ずこんな気持ちを抱くのかなと思います。

    本として、作品として、火花はとても面白かったです。
    じゃあ、面白いって何?
    私には面白かったです。
    今、この私の感想を読むあなたの『面白い』に当てはまるかは私にはわかりません。
    『面白い』に当てはまるかは読んで確かめてみればいいし、読んだあなたは悩めばいい。

    最後になりましたが、私は『面白い』という結論を出した私を笑っています。

  • あまりにも話題になりすぎたせいで敬遠してしまっていたが、結果として読んでよかったと思える。
    神谷という生粋の芸人とそれに憧れる徳永の二人がメインで描かれる。徳永という凡人から見た神谷の芸人としての天才さを表している中で、徳永だけでなく神谷も芸人として成功しないという点が面白く、そこに本作のテーマがあるように思えた。
    なにかの道で努力しようとしたときに必ず視界に入るのは自分よりその道において才能に溢れた人だ。でも決して天才にとらわれる必要はない。とてもまぶしくてついていきたくなるけれど、その道を踏み外さなければならない。口で言うのは簡単だが、今まで歩いてきた道をなかったことにする行為は選び難い。だからこそ、後半に神谷が話した、挑戦した行為は決して無駄にならないという一種の芸人論は、とても胸に響いた。
    比較的短い文量だったが、また読み返したいと思えるほどに読み応えがあった。本作はお笑い芸人である又吉直樹だからこそ書けた作品だと思えたので、もし違った題材で書いたらどんな物語になるのか興味深い。

  • 神谷さんと僕は、この後、どうなっていったのかが、酷く気になるエンディングでした。この続きは。

  • お笑い芸人が片手間に書いたものかなと、期待していなかったのだが、いい意味で裏切られた。この小説には、人間の愛しさや哀しさが随所に存在し、心にしみるシーンがたくさんあった。又吉氏は真の小説家であった。

  • やっと読んだ火花。
    純文学系はイマイチ苦手なので、、あまり期待せず読んだけどかなり読みやすかった。
    又吉にしか書けないストーリーで、言葉のチョイスが好きな感じだった。
    スパークスのラストステージに胸が熱くなったけど、その後の神谷さんに???...ヽ( ´_つ`)ノ ?
    最後に感動させて終わるのではなく、シュールなオチ?を持ってきたのは又吉の芸人魂が出たのかなと思う。
    納得の芥川賞受賞作品です。

  • 芥川賞を取った話題作だったので図書館で半年待ちして読んだ。期待が大きすぎたのか、オチがわからない内容であまり感銘を受けず。

  • 最初の数行を読んだとき、直感で好きだと確信する本というのがある。
    まさにこの本はそうで、しかもあら探しでもしてやろうとそんな気持ちで読み始めたものだからその衝撃は凄まじかった。

    人はどんな時代も笑って生きていきたいはずなのに「お笑いはオワコン」なんて寂しいこと言って欲しくないな。
    ダサかっこいい彼らに私は何度も救われてきたんだから。

  • 言い回しがくどい。情景描写がまわりくどい。
    オチが短略的。
    でも初作としてはスゴい。3作目位を期待したい。

  • 芥川賞受賞作がどれくらいのレベルなのかはわからない。
    物語として、面白かった。序盤、難解な言葉が多数出てきていたのだが、後半になって言葉がカンタンになってきたように思えた。

    話のテンポがどんどん上がっていくような感じで楽しめた。
    ただベストセラーになったのが、クリエイティブによるものというか、マーケティングプロモーションによる部分も多々ありそうだなーと感じた。

  • 神谷のキャラクターがあまり好きになれず、読むのがしんどかった。
    ハッとさせられるようなセリフもあったし、
    キャラ文芸ではなくて純文学なのだ、
    と思ったとしても、入ってこないくらい受け付けなかった。それくらい強烈なキャラクター

  • ミステリーばかり読んでるんで、たまに純文学を読むと、なんだかとて切ない。
    笑いにストイックな又吉の考え方。
    最後のくだりが映像化されたらどうなるんだろうな。
    この作品はこれはこれでいい。又吉の笑いを題材にしない作品も読んでみたい。

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火花の作品紹介

笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。

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