火花

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年3月11日発売)
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本棚登録 : 14802
感想 : 2047
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こんなにも期待を裏切ってくれた本は初めてかもしれない。芥川賞作品は自分に合わないと信じ込み、1年間ほったらかした自分を恥じた。主人公・徳永は漫才コンビ(スパークス)の一人。彼には奇抜な天才である先輩のお笑いコンビ・あほんだらのメンバー神谷がいつもそばにいる。徳永は神谷の常識破りな芸に心酔し、神谷に褒められたい一心で芸を磨く。芸人は常に孤独と戦い、戦う姿勢を示し、自分を成長させないといけない。スパークスの解散ライブ、集大成の漫才の出来栄えにジーンときた。神谷の最後の温泉ダイブでの乳房は最高のオチだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 涙腺が緩む
感想投稿日 : 2020年8月30日
読了日 : 2020年8月30日
本棚登録日 : 2020年8月30日

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