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- / ISBN・EAN: 4988135912879
感想・レビュー・書評
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FBIのフーバー長官の物語。国家を守るという強い信念と、ゲイでありながら強く男であれという母からの思いの間で揺れる。実はそうだったのかと驚くことばかりだが、自ら作りだした組織を守ることに費やした、その悲しいようで、権力と闘い抜いた一生を描く。そもそもゲイだったのか!というところにひたすら驚いた作品。
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FBI初代長官のお話。組織の権限と実績、風紀を高めるため、国家の国内外の敵をどんどん見出して粛清していくと国民の支持を得られなくなっていくジレンマも。図書館の目録管理の実績を応用して国内中の犯罪者の指紋を収集したり、筆跡鑑定や便せんに使う用紙見本を取り寄せ科学捜査の手法を確立したりとアイディアマンではありました。仕事熱心であることは間違いないのですが、仕事にこだわりが強い一方で人間的には神経質で、グレート・ギャッツビーを見ているときと同じく、そういう極端な側面を持つ強烈な個性を持つ人間を演じるのであればディカプリオはぴかいちであるなと思いました。
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FBI初代長官、J・エドガーの話。
エドガー(ディカプリオ)、クライド、ヘレンの三人の人間模様は良かった。
孤独で、それぞれに歪んでいる三人の繋がり。
その部分は無論、かなり想像で作られたものだけれど、割に地に足が着いていたと思う。
しかし、他の部分が単調。
実際の出来事などは、もうちょっと見せようがあったのじゃないかと…。
最後付近の演出も面白かったので、惜しさを感じた。 -
2013/01/27
誕生まもないFBIにおいて長官職に就任し、
その後なんと48年にも渡ってその地位を勤め続けたジョン・エドガー・フーヴァー。
(以後のFBI長官任期は、10年に制限されている。)
連邦捜査局の最高権力を握り続けた男の生涯は
決して綺麗なものではありませんでした。
映画はクローゼット・ホモセクシュアルであったと言われる
彼の私生活に焦点を当てており、
孤独と抑圧と不信の狭間、少しユーモアもある作品になっています。 -
J・エドガーが若かったころ、現場を保存するという意識が薄く、州をまたぐ捜査が難しい時代。共産主義の過激派によるテロが頻発し、有名人の子供を狙う誘拐事件も発生していた。それを受け、彼は様々な改革を断行していく。すべては正義のため。より良いアメリカを目指すためだった。それがいつしか、政治家ひいては大統領の弱みを握り権力を拡大する。
過去と現在が交互に描かれ、当時のアメリカの事件・情勢の勉強にもなった。 -
難しかったー。あんなお爺ちゃんが周りにいたら大変だろう。
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B-。
アメリカ合衆国の政治に問題意識をもっていないので深く理解できなかった。
時間が過去と当時と行き来するのも分かりにくい。色調も暗くイケメンもアーミーハマーだけ。
つまらなかった。 -
アメリカのとんでも組織FBIを作り、長年にわたり長官を務め強大な権力を行使してきたジョン・エドガー・フーヴァーを描く伝記。
監督はクリント・イーストウッド。
さすが、、、、という完成度。
展開は
60年代にフーヴァー(レオナルド・デカプリオ)が自分の伝記を作ることによって昔を回想する風になってます。
実在の人物が多々登場し、フーヴァーのさまざまなエピソードを織り交ぜながらここまで描いていいのかってほどに人間の汚い部分をえぐりだしてます。
老年期のメイクがすごいですね、フーヴァーは違和感なし、最後のシーンのでぶっとした体型は一体どうやって作ったの?ってほど自然に、、、デカプリオ自身の身体だったら大爆笑。
クライド(アーミー・ハマー)はちょっとメイクに違和感あったかな?でも二人とも老けメイクは完ぺきなのに歩き方と姿勢が若くて残念でした。
もったいない。