ヤング≒アダルト [DVD]

監督 : ジェイソン・ライトマン 
出演 : シャーリーズ・セロン  パットン・オズワルト  パトリック・ウィルソン  エリザベス・リーサー  コレット・ウォルフ  ジル・アイケンベリー  リチャード・ベキンス  ベス・ハート  ケイト・ノウリン 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2.95
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本棚登録 : 366
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113826921

感想・レビュー・書評

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  • 原題:YOUNG ADULT (2011年) ※日本公開 2012年
    収録時間:94分

    主人公が応援したくなるようなキャラではないので、共感できなかった。
    犬が可哀想だし…。
    でも主人公演じる女優さんに興味持った。
    都会へ出た主人公へ高校時代の彼氏から子どもが生まれたからとパーティの招待メールが届き、ヨリを戻すために主人公が地元へ帰る。
    高校時代からもてはやされ、自信満々な主人公は当然元彼も同じ気持ちなのだと思い込んでるけど、実際はそうではなく空回り。
    招待メールも元同級生である元彼の奥さんが、主人公が孤独で精神的に不安定だから可哀想に思って招待を出したことが発覚。
    最後は自分が今まで散々見下げて眼中にもなかった人達に励まされ、少し自信を取り戻し都会へ戻るところで終わるわけだけど。
    こんな主人公が「幸せが見つからない。他の人達は何の苦労もなく見つけているのに…」と泣きながら言う台詞が心に残った。
    太った男性が高校時代にゲイ(じゃないのに)とイジメられ、杖をついての生活を余儀なくさせられていることにもビックリ。
    障害が残るほどの暴行をされて、それに対する同級生の反応が未だに冷たすぎる感じがした。
    この男性と主人公結構お似合いなだなぁとか思ったんだけどなぁ。

    “「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督&ディアブロ・コディ脚本コンビが、シャーリーズ・セロンを主演に迎え、いつまでも大人になれない身勝手なヒロインを描くコメディ・ドラマ。ヤングアダルト小説のゴーストライターをしている37歳のバツイチ女性、メイビス・ゲイリー。都会でそれなりに華やかな一人暮らしをする彼女は、かつての光り輝いていた高校時代の気持ちを卒業できず、いつしか大きくなってしまった周囲とのギャップにも未だ無自覚なまま。そんなある日、高校時代の恋人バディから、赤ちゃんの誕生祝いパーティへの招待状が届く。それを見て衝動的に帰郷するメイビスだったが…。”

  • …イタイ…
    その一言に尽きます…。

    バツイチ・アラフォー目前のメイビスが、あることをきっかけに、元カレとヨリを戻そうとするストーリー。

    主人公のシャーリーズ・セロンが、全編を通して、静かーに狂っていく「イヤな女」を画面いっぱいに演じてくれます。(冒頭のインク切れのプリンターに対する彼女の行動で、もう心は鷲掴みに…笑)

    正直、この主人公は救いようもない、頭おかしいんじゃないのか!?と思ってしまうくらいの人格の持ち主なのですが…でも、心のどこかで彼女を完全にキライになれないのは、自分自身の中に少しでも「彼女」が存在しているからじゃないのかと思います。

    むしろ、感情の赴くままにあそこまで行動できるなら、「立派」の勢い…。

    けど、逆に彼女がそうならざるを得なかったかもしれないのかも…と思うと、ちょっと切ないような気もしますが、最後のエンディングでそんな気持ちも吹っ飛んでしまいます。笑

    元カレバディの優柔不断な感じや、無邪気が1番の罪(?)のバディ嫁&嫁の友達、そして、唯一まともなツッコミ人のマット、ある意味個性的なサンドラなど、周りを囲むキャラクターたちも、とてもいい味を出していました。

    心に残るシーンはいっぱいあるのですが、中でも、印象的なのは最後のパーティーで見せつけたバディのドラムロールシーン。
    あんなに痛々しい&寒々しいシーンになるとは…「うわぁ…さむすぎる!」と鳥肌が立つとともに、爆笑してしまいました。

    また、バディ嫁の友達が、メイビスを見て「あの女王様気取りめ…!」的なセリフを言うシーンがあるのですが…。

    メイビスは高校時代を華麗な過去の栄光として記憶しているけど、他人から見たら「ただの女王様気取りのヤな奴」として認識されていて、そのシーンを観たときに、「あれ?自分は…?」と思い、若干ぞっとしてしまいました…。

    あと、オープニング&曲のセンスが最高にかっこいい!
    これは、ぜひ注目してほしいです。

    そんなこんなで、かわいいパッケージに騙されて借りてくると、かなり痛い目を見るので、ある程度の覚悟が必要かと思いますが、かなりおススメな作品なので、★は4つ。

    教訓:人はそんなに簡単に変われません

  •  前日酔っぱらってそのまま寝ちゃったシャーリーズセロンが、痛そーにヌーブラをはがす場面から大笑い。かなりキツい映画だけど、シャーリーズの勘違いビッチぶりに、細かいひねりもきいていて、笑いながら見れちゃいます。
    地元の子には都会でインテリな仕事をしている垢ぬけた女と見えていても、実際には不安定雇用のストレスフルで孤独な暮らし、もう田舎に帰ったほうがいいのかも、という思いに共感するシングル女子は、日本にも多いことでしょう。子どもの写真ばっかり送ってきて「シアワセ~」を演出する友だちとか、まじでイラっとしますもんね。
    ひと昔前の「負け犬」論争を思い出すような、わざと茨道につっこんでいくシャーリーズのイタい姿に、これはもしや、「ほんとの幸せ」説教系映画になってしまうのかとハラハラして見守っていましたが、よかった、真人間に改造されなくて(笑)。あんな地元のダサい女にはげまされて元気になっちゃって、おいおい、いいのかよ!とも思いますが、あれでもちょっとは成長しているんだし、いいのよね。しょせん実際の人間なんて、いきなり心を入れ替えたりはしないもの。みっともなくても生き抜いていけばよいのです。

  • ある成長できていない人の『それでも』成長できない話し。
    面白かったなぁ、この映画。

    「残念」で「痛い人」主人公の機微を上手に掬い取って
    ストレートながらもちょっと増幅して描いてありました。

    「勘違い」の全ては認めたい自分と、認めたくない自分。
    それは輝いてる自分と、そうで無い自分。
    あのころの私と今の私。
    実像と虚像・・・。

    主人公の「勘違い」を実践する命名パーティでのシーンが本当に痛い。

    一番輝いていた時代の自分を引きずって卒業できない。
    都合の良いアドバイスしか耳に入らないものだから
    こんなことを仕出かしちゃったって
    自分を憧れる冴えないオタクな知り合いに癒しを求め
    その妹の羨望の眼差しにだけ希望を見る.

    あーあ。

    寂しい現状は自分で招いているとわかっていても
    それを糧に変わろうと口にするものの
    その舌の根も乾かぬうちに
    やっぱり自分を正当化する方に流れてしまいました。

    彼女はきっとあまり変わらない明日を生きていくんだろうなぁと
    思わせる終わり方も正解。

    ジェイソン・ライトマン監督の「サンキュースモーキング」をすぐ前に観たが
    共通して、裏テーマとか比喩・暗喩などは配さずに
    ズバリ!の演出が正解な素直な組み立てをする監督なのだなと感じました。
    ここでも絶妙かつ軽妙な人物描写が冴えています。

  • 深い話なのかも知れないが、観ていて疲れたので50点。
    ここまで勘違いしてる人、本当にいるの?

    こういう役を喜々として演じているシャーリーズ・セロンは凄い女優だが、作品としては受容できなかったなぁ。

    あ、でもこのラストは好き。
    本当の幸せ見つけました、みたいなありがちなラストじゃなく、やっぱ私はこうでなくちゃ、って颯爽と前を向く感じがgood!

    50点(100点満点)。

  • いってええええええええええええええええええええええええええ!
    始まりから終わりまでひたすらイタイ!
    メイビスが成長したのかもわからない!恐ろしい一本です!
    笑うに笑えない最高のコメディ!

  • 大人になれない嫌味ではすっぱな女を、アカデミー女優のシャーリーズ・セロンが上手く演じています。ストーリーが、よくある成長物語ではないのが、本作の面白いところ。

    田舎町から都会に出て、ティーンエイジャー向けの小説のゴーストライターとして生計を立てる主人公は、プライドの高さは人一倍。ところが、小説は人気が下降気味で、仕事の雲行きも怪しい。そんな中、高校時代の元カレから、赤ちゃんができたと連絡を受け、お祝いのパーティーに招待されます。

    美人なのに性格がとことん悪い主人公。自己中心的で、客観的に周りの状況が見れないのは、大人になれていないから。ティーンエイジャー向けの小説と自分をラップさせ、時にはとんでもなくイタイ行動にも出てしまいます。ふと自分の置かれている状況に気付いても、やっぱり最後は自分本位。作品のエンディングは、それを象徴するシーンで、めちゃ笑ってしまいました。

    身近なところにこういう人いるかも、と考えつつ、滑稽で哀しい生き方だと思いました。「他人の振り見て我が振り直せ」ですね。

  • 大人になりきれない37歳(だっけ?)の主人公が高校時代の元彼(今は妻帯者で子供も産まれたばかり)に対して略奪愛を仕掛ける
    主人公か嫌な女で感情移入できない
    シャーリーズ・セロンはヌーブラで頑張るが、高慢ちきなビッチ、ヤングアダルト向けの小説の「ゴーストライター」役

  • 評判あまり良くなかったからどんなもんかと思ったら。。。観ているのがしんどくなるほど身に沁みた苦笑。
    どうしてみんな簡単に幸せになれているの、ってすごくわかる。
    簡単に運命の相手をみつけ、その相手と結ばれ、こどもを身籠もる。どうして???
    って何度も思ったことがあるから尚更。
    どうしてそんな簡単にぽんぽん双六の駒を進めることができるのだろう。どうして、わたしはうまくいかないのよ! という主人公の痛さが苦しかった。痛くて、ものすごく痛い主人公が愛らしい。

  • シャーリーズ・セロン演じる主人公って僕とはだいぶ違うはずなのに、良い映画って見てると、自分と登場人物の違いとか簡単に埋めちゃうから大したもんだなぁ・・・!作品が身近な雰囲気を持ちつつも、たまに見せるストレート台詞には良い意味でドキドキした!

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