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感想・レビュー・書評
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・jobsマンセー本
・でもいい
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心理学も多分に入ってて、かなり興味深い一冊だった。読んでてワクワクした。
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AppleのプロモーションをしていくなかでAppleの考え方を知りそれについてかかれた本。
大変だったんだなあと思いますな。 -
ジョブスやアップルの伝記的書籍は多数あるが、これは広告という視点から彼らのスタイルを考察した一冊。ビジネス書であると同時に自己啓発本でもある。そのキーワードはタイトルそのまま「シンプル」だ。
“ビジネスに重要な20のポイント”などといった本がよくあるが、この本は1つだけ、ただひたすら「シンプル」の重要性を解き続ける。この本自体がそれを実践しているかのようだ。
とは言え、ここで主張されていることを自分の仕事に活かせるかと考えると、世の中の大多数の人と同様、私にも難しい。不可能ではないだろうが、やはり私はジョブスではない。
著者のケン・シーガルは広告代理店のクリエイティブ・ディレクターとしてアップル社の広告やキャンペーンを数多く手掛けた人物で、ジョブスとは12年間仕事をしてきたという。特に有名な名前ではないが、「Think different」の文章を書いた人の一人だと聞いたらそれだけで鳥肌が立つ。あれはいまでも最高のCMだ。 -
広告代理店という立ち位置にてスティーブと共に働いた筆者の体験からスティーブの強み、アップルの強みを洗い出した一冊
。
「シンプル」は他社にはなく、アップル及びスティーブの最強の武器である。
自分なりに感じたことは以下の通り。
①アップル規模の会社でシンプルな思考が浸透できるのはなぜか
常に会議は最低人数にて行う。徹底した無駄を省き、複雑さを嫌う。一般的に大企業になればなるほどトップが関わり、シンプルなプロセスを踏めてることが驚きである。
組織は大きくなればなるほど、階層化され各階層間にて無駄なプロセスが発生しやすいように感じる。この点興味深い。
②単純化する大切さ
物事に取り組む際に、できるだけシンプルに考える思考は大切であると感じる。仕事を進めるうえでも問題にぶつかった際に、問題をできる限り単純化し、シンプルに考え問題の核心に迫り、問題を解決に進むことが最善最短プロセスかと。
なにがしたいのか、どうして?等を一言で示せるシンプルさ。
③日常の複雑さに埋もれないように気をつける
シンプルさの強さは知った。一方、日常では複雑さばかり散らかっている。無駄な会議、不毛な議論、ごますり等々。建前として最低限必要なことは受け入れなければならないのかもしれない。(究極なシンプルにはならないが、おそらくそうしなければ回らない側面もある。)
そんな環境のなかで、無駄・複雑さに埋もれないことが自分の仕事能力の向上にもつながるかと。そして埋もれないためにキーは「意志」のみであると感じる、時々立ち止まり自分の立ち位置を振り返ろうと思う。 -
スティーブは自分が実行している率直なコミュニケーションを他人にも求めた。もってまわった言い方をする人間にはがまんできなかった。要領を得ない話は中断させた。時間は貴重でムダになどできないというスタンスでビジネスを動かし、それはアップルの現実をよく反映していた。真剣に競争している会社ならばどこでも時間をムダにはできないはずだ。おそらくこれは、もっとも実践しやすいシンプルさの一要素だろう。とにかく正直になり、出し渋らないことだ。一緒に働く人にも同じことを求めよう。あなたがそうすることで、落ちつかない気持ちになる人もいるだろうが、誰もが自分の立っている位置を知ることができるのだ。
他人に対して率直になることは、薄情な人間になることではない。人を操ることに長けたり、意地悪になったりすることを求めてもいない。自分のチームに最高の結果をもたらすために、ただ言うべきことを言うことなのだ。
論理的ではないかもしれないが、プロジェクトをめちゃめちゃにするもっとも簡単な道は、時間をたっぷりと与えることだ。時間が充分にあると、人々は見直しをしたり、手を加えたり、再考したり、新たにメンバーを入れたり、よそから意見を求めたり、テストを実施したりする。指揮者のレナード・バーンスタインはこの考えを見事に表現している。偉大なことをなし遂げるには、ふたつのことが必要だ。計画と、充分ではない時間だ。
プロジェクトの初日からチームを動かすべきだ。休憩は許されない。物事を動かしつづけることによってのみ、チームは適度な集中力を保てる。仕事が簡単なはずはないだろうが、満足を与えるものであるはずだ。そして、チームを動かしつづけないと、満足は得られない。 -
著者が、マーケティングの代理店としてアップル、インテル、デルとかかわって来た経験から、シンプルであることが競争優位となったことを解く。重厚な稟議、決裁の企業システムが、マーケの領域で役に立たないことを示す。
スティーブ・ジョブスがアップルに戻ってきた頃の人間劇としても読める。 -
エージェンシーの立場から見たApple、そしてスティーブ・ジョブズを「simple」をキーワードに紐解く。
クライアントのビジネスの成否を大きく左右されるエージェンシーだからこその視点も散見され、
Appleがいかにエクセレントな会社かということがよく分かる。
ちょっとデルやインテルをこき下ろし過ぎなところはあるけど。笑
ただ、「think differentキャンペーン」や「iMac誕生」の内幕などが語られており非常に面白い。
そこには必ずしも初めから正解を知っている神の子のような存在ではないジョブズが存在する。ジョブズもこんな失敗するんだ、というようなエピソードも。 -
ジョブズは「シンプルさ」を重要視していた。こういう風に考えてアップルは経営されてた、というお話。
為になったが、話が長い。ジョブズに纏わるエピソードが多いのは良いが、話のまとまりが無くなっている印象。性格破綻者と言われたジョブズの一端を垣間見るという意味では良書。 -
20160531-16