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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (319ページ)
感想・レビュー・書評
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「ボクが医者になるなんて」が興味深かったので、ドラマにもなったという「研修医純情物語」も読んでみました。
ドラマになった、という情報から、これはノンフィクションの「小説」なのかと思っていたんですが、こちらも主人公は「川渕圭一」さん本人の自伝的小説なんですね。
(エピソードには創作が入っているんだろうけれど)
脚色された小説だと思って読み始めたら、著者の研修医一年目の2つめの研修先での半年間の出来事を、割と淡々と描いたものでした。
読み始めた時には「あれ?『ボクが〜』の続きって感じなのかー。ふーん、作り込まれた小説ってことじゃないのかー」と思いながら、たらたら読んでいたんですが、この描き方はこの描き方で真に迫る何かがありました。
そして、彼の「医療」に向き合う姿勢に感動させられました。
「患者のための医療」
いろいろな医師との関わりから、主人公である著者が初心を貫こうとしている姿が素晴らしい。
医者としての優劣は、地位が高いとか、有名だとか、コネクションが多いとかではないんじゃないか、と、医師自身が考えている、というのが、患者側でしか医療と接することのない一般人からすると嬉しい。
シリーズ、続きも読んでみようと思いました。
ってか、シリーズが一覧できるようなページが出てこないんだけど、次は何を読めばいいんだろ〜?詳細をみるコメント0件をすべて表示
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