ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

監督 : 蜷川実花 
出演 : 沢尻エリカ  大森南朋  寺島しのぶ  綾野剛  水原希子  新井浩文  桃井かおり 
  • Happinet
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953032262

感想・レビュー・書評

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  • 全身整形で完璧な美貌を手にしたトップモデルのりりこ(沢尻エリカ)。
    その秘密を知っているのは所属事務所の社長・多田(桃井かおり)と、メイク担当のキンちゃんだけだ。
    だが、りりこの正体に近づこうとする人物が現れる。
    美容クリニックの不正取引を調査している検察庁の麻田検事(大森南朋)だ。
    麻田の執拗な追求に、りりこは次第に追いつめられていく。
    少女漫画界のカリスマ、岡崎京子の同名コミックを映画化。『さくらん』の蜷川実花監督による極彩色の映像の中、約5年ぶりの本格復帰を果たした沢尻エリカが、過度の整形で心を病んだヒロインを過激に熱演。妖艶な下着姿も披露する。大森南朋、寺島しのぶ、桃井かおりなど世界的に有名な豪華スターの共演にも注目が集まる。

    女性の美しくなりたい願望につけ込む消費社会に対する批判や本当の美とは何なのかを問う原作のオリジナリティを描ききったガールズムービーの傑作です。
    主人公りりこの傲慢さ、脆さ、孤独さをリアルに演じきった沢尻エリカ、金持ちの女ったらしを楽しげに演じた窪塚洋介、りりこに尽くし通すマネージャーの寺島しのぶ、所属会社社長の桃井かおり、ロマンチストな南部検事を演じた大森南朋の演技が素晴らしかったです。
    印象的なセリフも多く、「しょせん、私たちは、ただの欲望処理装置」「神様は、何故美しさと若さを与え、それを取り上げるのでしょう?」「美しさは、たくさんの要素を含んだ豊かな物」など考えさせられました。

  • Huluで見れた、美しい映像沢尻エリカの迫力も凄かった。

  • 美しいもの、可愛いもの、という概念に固執すると、人は狂う。

  • 蜷川実花の世界観と沢尻エリカの美しさが際立つ映画。お話事態は良く分からないけど、映像が常に綺麗で、見てて飽きない!

  • 音楽含めうるさいシーンが多く流し見。

  • マンガを読んでから見ました。キャスティングが凄い。みんなぴったり。特に沢尻エリカ。リリコにしか見えない。

    心の中で「もうやめなよ・・・」って何度も想ってしまいました。辞めたいとあんなに泣いても・・・それでもやめられなかったのが哀しい。

  • 原作漫画の岡崎京子さんのヘルタースケルターを読んだのは10年以上前。
    あまりにも衝撃的なストーリーで、何度も何度も読み返しました。

    待望の映画化。
    りりこ役の沢尻エリカさん、ほんとにお綺麗でした。
    監督も蜷川実花さんなので、どこのシーンを切り取っても、絵になる映画でした。

    女の貪欲さが、目一杯詰まったこの作品に私は、この先も魅了されることでしょう。

  • 仕事で関わっている女子高生に、アイメイクのコツを教わった。
    教えてもらった通りにアイメイクを練習してみたのだけれど、ちっともうまくいかなかった。
    でもなぜか、ほんの少しだけいつもと違う自分に、気持ちが高揚した。
    そんな日に観た、美をひたすらに追及した作品。
    美のカリスマが、転落し、壊れていく、そんなお話。

    意図せず出てきた窪塚の威力。エロい////////
    とってもメンヘラでご乱心な女王様、りりこ役に沢尻エリカ。
    沢尻エリカって、こういう役の印象が強い。だから、作品の中でインタビューされているシーンになるたびに「別に」とか言い出すんじゃないかと思いました。それだけ、沢尻エリカそのものなんじゃないかと錯覚させられるような配役。でもきっと、彼女自身もこういう役柄と自分自身とのギャップに苦しんでいたんだろうな。とってもいい役者さんなのに。きっと本当は強い女王様なんかじゃなくて、イメージとのギャップに悩む、とても真面目で繊細な方なんだろうな。

    美しいとは、何か。
    表現の一つ?自分の心身を犠牲にしてまで、しなければいけないことなんだろうか。
    美は、人を強くするかもしれない。でも時に、人を狂わせる。
    作中の大森南朋のセリフ「みんなを楽しませるために、必死に羽を散らしている」。
    これは、美を追及する人にだけ共鳴するものではない。美とは無関係に、例えば人に好かれるために必死に羽を散らす人だっている。わたし自身もその一人だと思う。でもそんなに自分を消耗させることなんてない。そんなに必死に、自分の羽をむしり取ってまで、あるいはむしり取られてまで、人に好かれる必要なんて、きっとない。
    でも。
    見た目の美しさを商品にしているに人は、見た目が損なわれることは、死を意味する。
    表に出る人たちにとって、その機会がなくなることは、後輩の台頭は、死を意味する。
    そして我々は。
    平気で写真を盛るくせに、人が整形すると急に非難する。
    美は、人を強くするかもしれない。でも時に、人を狂わせる。

    蜷川実花さんの作品は、シーン一つ一つが美しい。
    以前藤原竜也が主演をしたダイナーを観た時にも思ったのだけれど、彼女は、その人が一番美しくある姿を、一番美しく見せる演出が非常に巧い。スローモーションの入れ方やセットの配置、羽や花の撒き方等。美を、とても丁寧に、緻密に具現化する人だ。

    制作側も豪華で、音楽はウエノコウジさんが担当、エンディングはAA=、企画協力には金原ひとみさんの名前がありました。
    新井さんの役柄が、人として一番まともだった気がする。

  • 映像、役者さん共に美しく、人間関係の描き方も面白かったです。

    外面のみにアイデンティティーを求める考え方が そもそも好きではないので、
    点数が低くなってしまいました。

  • 話題の人だけに観てみました。
    寺島しのぶが恐ろしかった。映像は綺麗でした。沢尻エリカもお人形みたいでした。

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著者プロフィール

写真家、映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映像作品も多く手がける。監督作品、『さくらん』『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』

「2022年 『花、瞬く光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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