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感想・レビュー・書評
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石長比売と木花佐久夜毘売の神話は知っていたけど、石長比売は返されてしまって木花佐久毘売だけ残されたのではなく、そもそも邇邇芸命は石長比売を貰えなかったのだという解釈は知らなかった…というか随分昔にこの本を新書版も文庫版も読んでる筈なのに覚えてなかった。
同じ事例を見るにしても、母系からと父系からでは全く違う意味になるというのが重要な箇所なのに、今まで読んでた時にはそこにはあまり興味が持てなかったのか、上辺だけ滑って読んでいたのかもしれない。
今回、何度目かの読了で改めて頭に入った部分があったような気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後の方ピタゴラスイッチ感もある。
まさか、冒頭のシーンに関口君がいたと思わなかったので、読み返してみたけど、実のところ影も形もなかった。 -
2024/02/23
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遅いよ関口君。
相変わらず、推理云々より、物語を楽しむタイプ。
話を進める役割がいつもと違う。
京極堂のウンチクが長いのは変わらず。
話が抜群におもしろい。
意外と無理がない。ある意味完全犯罪。
まぁ、過去作との関わりなど人間関係が濃いですが。ヤバい同窓。 -
「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」 百鬼夜行シリーズ第5弾。
どんどん分厚くなってます。ノベルズ版持ってましたが、持ち歩くのに大変なので、電子版を購入。
関口君が全く出てこなかったので、今回は出番なし?と思ったら最後の最後に出てきてくれてなんだかホッとしましたw
「蜘蛛」本当にこんな犯罪がおこせたら、正しく完全犯罪。
途中で正体はわかったけれど、京極堂の憑き物落としが始まると
途中で止めることができずに、一気に読み終えた。
バラバラな事件が一つに纏まっていく所がすごい!
早く次が読みたいです。