ルポ 電子書籍大国アメリカ<ルポ 電子書籍大国アメリカ> (アスキー新書) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (192ページ)

感想・レビュー・書評

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  • kindle本で購入。米国の電子出版事情を俯瞰する上でわかりやすい書籍。ただし、10年9月に刊行された本なので、やはり相当古くなっている点が残念。

    著者による章ごとの最新状況の更新コメントを見ることが別のサイトでできるが、できれば最新事情を盛り込んだバージョンで出していただきかった感じもする。
    http://ascii.jp/elem/000/000/756/756650/

  • 極小の白黒ポリマーが並んでいるとの説明を受けた白っぽい下敷きにようなものの両端に,その学生が電極をつなぐと,一瞬にしてくっきりと黒い線が浮かび上がった.(冒頭の一文)


    アメリカの電子書籍事情を出版業界の当事者からの視点から描き出した作品.2年も前に書かれた本で,アメリカの事情はここからずいぶんと変わってるかもしれないなぁと思う一方,日本の事情は大して変わってないんだなと思った次第.

  • 記念すべきキンドルでの読了一冊目、20年前の電子ペーパーEインクの誕生の話に思わず引き込まれる本書ですが、電子書籍の技術の話ではなく、米国の出版業界とアマゾン、アップルなどとの関係を解き明かし、日本の出版業界を容赦なく切り、新しい出版文化を展望する。
    スティーブ・ジョブズですら電子書籍が分かっていないと切る(この件は後に撤回している)舌鋒の鋭さはツイッターでもお馴染み、米国出版業界を巡る様々なエピソードがとても面白く読めました。

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著者プロフィール

日米で育ち、バイリンガルとして講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わり、2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。GoogleのブックスキャンプロジェクトやAmazonのKindle発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。ブログ(oharakay.com)やツイッター(@Lingualina)を発信中。

「2015年 『日本の作家よ、世界に羽ばたけ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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