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感想・レビュー・書評
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「文字の精の力ある手に触れなかったものは、いかなるものも、その存在を失わねばならぬ。」
精霊の目に止まらなく消えていった歴史がどれほどあるのか......とか思うと面白いね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文字の霊の何たるかを描いた作品。独特な視点が面白い。
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『君やわしらが、文字を使って書きものをしとるなどと思ったら大間違い。わしらこそ彼等文字の精霊にこき使われる下僕じゃ』
めちゃめちゃ面白い。文字によって浮かび上がる概念は現実の影であり、文字の精霊の力は人間に影ばかり追わせ本物を見る眼を奪う。ある種のアニミズム?
ハイパーテキストによるザナドゥの顕現で文字の精霊は消えぬ呪いを我々の身に振りかけ続け、最早浄化の日は訪れないであろう。こわやこわや -
文字てか書籍、デジタルだとどうアレンジできるか
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文豪作品を読むということは、思い立たなければあまりないのですが
入院している今をいい機会に、青空文庫で少しずつ。
中島敦作品は初めて読みました。
ゲシュタルト崩壊と文字に取り憑かれて死んで行った博士のお話。
同タイトルの、円城塔さんの小説を一度読んだことがあるのですが(読み途中)、
もともとはこういう話だったんだ、と思いました。
円城塔さんの作風が独特で。
これを読んだので、もう一度円城塔作品にも挑戦したい。
文字や言葉には魔力がある、魂が宿るという考え方はいつからあったのだろう。 -
おもしろい。
時代設定がよい。
誰でも一度は思ったことがあるはず。
私は「の」がなぜ「の」なのかで小学生の頃悩んだ。
「わ」と「れ」もなんで逆じゃいけないのか考えた。 -
エジプト文字はモノの影を模して作られた
って書かれててプラトンのイデアを思い出した
文字がイデア界と現象界を繋ぐのかなと思った
哲学詳しくないからもっと調べてからまた追記する
面白かった -
文字に祟られたというべき人の物語。
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ブンゴウメール11月前半の配信作品。
著者の作品はひとつも読んだことがなかったけど、読みやすい文章でした。
でも内容は“その感覚わかる”という部分と、考えすぎて頭の中ぐるぐるしすぎてわからなくなる部分が混在。
紙の本でまとめて読み返してみたいかも。