苦役列車(通常版) [DVD]

監督 : 山下敦弘 

出演 : 森山未來/高良健吾/前田敦子 

• キングレコード

感想・レビュー・書評

[国領町さんの感想 · 2015年9月19日]

自身の不遇な青春時代をつづり、芥川賞に輝いた西村賢太の私的小説を山下敦弘監督が映画化したほろ苦い青春ストーリー。友も金も女もない鬱屈とした日々を過ごす少年の身に起きる出来事がつづられる。

[ウーカリさんの感想 · 2015年3月5日]

森山未來。。。
実話なんだこれ…!辛いよ

[fooさんの感想 · 2015年1月28日]

原作が元々そんなには好きな作品では無いんですが、森山未來くんがどんなか気になっていたので見ました。いや～、貫太になりきってたね。もうどうしようもないその日暮らしの奴。見事でした。西村さんを見てるようだった（失礼！）。あまり見て気分の良くなる映画ではないけど、森山くんの熱演？は良かったです。

[naritabonoさんの感想 · 2015年1月9日]

なんかくさそうな森山未來。

[kooさんの感想 · 2014年12月21日]

結局人が変わらない、というオチの作品は好きなほうだが、
これはその過程になんのドラマもない。

ただ主人公の性格が悪いだけで周り二人が正常。。
後半いらいらするのみ。

あれで本書き始めたというラストだろうが、
アナにおちるシーンから、笑に持っていくような雰囲気が不快。

序盤と主人公の演技のみで2。

[oppeoppeさんの感想 · 2014年11月24日]

この閉塞感と仕方ない感がたまらない。

[mouさんの感想 · 2014年11月17日]

観る前は、観てて、鬱々とした気持ちになる映画なのかなあと思ったりしたんですが、観てみたら、意外とよかったです。

これは、山下敦弘監督の手腕によるものなのかなあ？

それとも、もともと原作自体が持ってる雰囲気なのかなあ？

でも、森山未來さんや高良健吾さんや前田敦子さんなど、見た目の良い役者さんたちを起用してるから、商業映画としてなりたってる気がするけど、これが、山下敦弘監督じゃなくて、出てる役者さんも無名の人たちで、もっとマニアックな作品だったろ、観ずらい作品になってたかもなあと。

しかし、北町貫多（西村賢太）は、後に、作家としてデビューすることになると思うんですけど、作家になってなかったら、どうなってたんだろう？と思ったりしました（日下部正二と桜井康子は、学校を卒業して、普通に就職すると思うけど）。

ちなみに、音楽は、スチャダラパーのシンコさんが担当してます。

[yamaitsuさんの感想 · 2014年10月10日]

2012　日本
監督：山下敦弘
原作：西村賢太『苦役列車』
出演：森山未來／高良健吾／前田敦子／マキタスポーツ

う～ん、なんか、しっくり来なかったなあ。なんでしっくりこなかったのか分析するのは難しいんだけど。原作を先に読んでいますが、まあ主要キャストはオリキャラの康子ちゃん除けばいたって原作に忠実だし、あの役が必要か否かという論争は別として、あっちゃんの演技自体は悪くなかったし、未来くんは当然熱演、高良くんも日下部のイメージにぴったりで、キャストは全然悪くない。（マキタスポーツの挿入歌は「俺は悪くない」笑）。にもかかわらず、何かがブレてる気がする。この気持ち悪さはなんだろう。

ちょっとしたことなんですよね。大きなことじゃなくて、小さな違和感の積み重ね。それはキャストの意識と監督のズレなのかもしれないし、監督と原作者のズレなのかもしれないし、原作を読んでいなければこれはこれで許容範囲の駄目男子映画なのかもしれないけど。でも結果「駄目男子映画」程度じゃ生易しいんだよなあ。たとえば「ボーイズオンザラン」みたいな映画と、これは同じジャンルじゃいけない原作なんじゃないのかなあ。多少コミカルな演出も入れなければ重過ぎると映画の作り手が思うのもわかるし、原作にもユーモアはある。でもなんかこの映画が表現・解釈しているユーモアでは種類が違う気がするし、少なくとも海辺で波バシャバシャしてアハハウフフな青春シーンとかはないほうが良かった気がする。

そしてラスト、希望は必要かもしれないけれど、あれは作者は不本意だったんじゃなかろうか。私小説とはいえ、貫多くんはあくまで作中の人物。彼が小説を書き始めるシーンは、私は蛇足だと感じました。まあ原作に忠実でさえあればイコール良い映画になるというものでもないのでそういう意味ではそのままである必要はないんですが、この作品に関していえば別に原作に特別な思い入れはないので、それで差異が気になるというのでもないので、単純に私にとっては映画としてイマイチだったということだと思います。

繰り返しますがキャストは良かったです。未来くんは全力で、悪いヤツじゃないんだけど面倒くさくて卑屈で女性に対してはゲス（苦笑）な貫多を熱演していたし。でもだからこそ、一生懸命未来くんが「汚らしく」演じたものを、カメラがキレイに撮っちゃうのは違うと思うし、貫多としてどこまでも泥くさく生きようとしてる未来くんに対し、作ってる側はしょせん駄目男子共感自己投影青春映画という認識で撮っているような、その温度差をことあるごとに感じました。きっとこの映画褒める人（男性）は「貫多は俺だ」とか言うんだろうなという予想があからさまにつきます。でもできれば私は「俺はあそこまで最低じゃない」と思える映画であるほうが、突き抜けた面白さが出たんじゃないかなと思いました。

ドレスコーズのエンディング曲はかっこよかったです。毛皮のマリーズのボーカルの人だったんですね。
（2013.02.05）

[zano1969さんの感想 · 2014年8月10日]

最後まで本当に報われない。
ダメ男を演じる山本未来が素晴らしかった。
その演技だけで観る価値あり。
ストーリーとしては報われないので、しこりが残るが、最後何かに書き出した、それだけが希望か。
コメディ色を抜いて最後までずっとシリアスに描いたらもっと重みのある感じになったかもしれないと思うけど、一方でシリアス過ぎると疲れてしまうか。

[swallowtail1979さんの感想 · 2014年7月19日]

やっと見た。
森山未來も高良健吾も前田敦子も良かった。
話もなかなか面白かった。
森山未來の愛すべき馬鹿っぷりが本当に素敵でした。