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感想・レビュー・書評
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すみの江の 岸による波 よるさへや
夢のかよひ路 人めよくらむ
ーー住の江の岸に打ち寄せる波ではないが
夜に見る夢の中の通い路までも とうしてあの人は人目を避けるのだろうかーー
(藤原敏行朝臣 百人一首18番)
団体戦の最中に倒れて、棄権してしまった千早。
部長の太一を中心に、近江神宮の全国大会をかるた部メンバーは戦い抜く。
宿舎で休む千早のもとには「福井名物羽二重餅」が届く。
そこには新(あらた)からのメッセージがあった。
「次は試合で」
千早が送り続けていたメッセージは、届いていたのだ。
翌日の個人戦。
史上最年少クイーンを相手に、千早は辛酸を舐める。
同じ高校1年生なのに。
否、同じ高校1年生だから戦えないはずがない。
太一はB級個人戦で準優勝。
部員皆で泣いた。
「準優勝が一番悔しい!」
「体育祭のあと、みんなにかるた部は運動部みたいって言われましたけど、私にとっては文化部です。身体一つで男女一緒に戦えるのは文化だからです」(奏)
涙を拭ったかるた部は、新たに一歩進みだした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マガポケで。
クイーン登場。生涯の敵?かるたをやりたくなりますね。
メンバーの成長フェーズへ。 -
泣くな 俺はまだ 泣いていいほど懸けてない 今は悔しいでいい
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団体戦あっさり終わって個人戦。
てか個人戦ってそんな簡単に出れるものなのね。
団体戦の地区大会が熱かっただけに拍子抜け。
やっぱり全体的に話があっさりで、ストーリーも各キャラも、少し物足りない。
かるた部の仲間もそうだけど、他校の須藤くん、甘糟くん、クイーンの若宮さんなど、背景やアナザーストーリーもっとほしいなぁ。
練習話もチョットでほとんど試合話だしなぁ。