勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書) [Kindle]
- 小学館 (2012年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (180ページ)
感想・レビュー・書評
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結論から言うと、
勝ち続けるためにストイックに変化し続けよう!
って感じかな。
梅原氏いわく「勝つこと」と「勝ち続けること」は似ているようで本質は全然違うと。
世界一であり続ける梅原氏が言うと説得力が段違いww
とにかくストイックで、読んでいて胸が熱くなる一冊。
「自分の中に毒を持て」に近い感じで、自分を奮い立たせたいときに読むと効果絶大。
常に見えるところに置いておきたい人生のバイブル。
何度でも読み返したいと心から思える良書だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
意志力というだけあって熱量ある内容だった。
響いた言葉
「考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではない。それはある意味、楽をしているとさえ言える。頭を使って考えることの方が苦しいから、それを放棄してガムシャラに突き進んでいるのだ。」
「自分を痛めつけていると、努力しているような気になる。しかし、そんな努力からは痛みと傷以外何も生まれてこない。」
→努力はあくまで手段であることを再認識した。
「プラスとマイナス、その両方を分析して努力を続けない限り、勝ち続けることはできない。自分の才能に頼るとか、ひとつの勝ち方にこだわるような人は、必ず落ちていく。(中略)ほとんどの人は、実力がつけばつくほどに自分なりのスタイルというものを確立してしまう。」
→成長にゴールはないことを再認識した。 -
小さなことからコツコツと日々変化することの大切さを特に学んだ。この本を読むまでは、ウメハラは天才と思っていたけど、ここまでの裏には凄まじいくらいの努力、前を向く姿勢、貫き通す意思力を持っているとは思わなかった。
今後も繰り返し読みたい本だ。 -
世界一のプロ・ゲーマー、梅原大吾氏の勝負論。彼の人生哲学そのものである。とても良かった。
格闘ゲームには詳しくないが、ストリートファイターなど初期のゲームはやったことがある。梅原氏はその世界で最強となり、日本人で初めてプロのゲーマーとなった。ギネスブックにも載っているそうだ。
子どものころからゲームが好きで、のめりこんで練習・研究をするうちに17歳で日本一になり、その後国際大会(こういうものがあることも本書で初めて知った)でも優勝した。しかしゲームに行き詰まりを感じ、いったんは完全にやめ、数年は麻雀の勉強をしたり、介護の仕事をしていた。誘われてまたゲームセンターに行くと、とても楽しめて、まだ強かった。再び国際大会で優勝し、スポンサーがつく。
彼が日々どういう思いでゲームをしているのか。彼曰く、世界一になることと世界一でい続けることは全く違うこと。常に淡々と努力を続けなければいけない。対戦ではあるが、彼の場合は彼自身と向き合っているのだという。本を読んだところ、文章が理路整然としていてとてもうまい。そして、謙虚で冷静な人柄がにじみ出ている。プロ入りのきっかけとなった2009年世界大会の模様が描かれているが、読んでいるこちらもドキドキと緊張した。伝説といわれる試合の映像を見てみたが、会場の熱気もすごく、こういうものかと思った。テクニカルなことは全く分からなくても、彼の操作するキャラクターがすごい動きをして相手を圧倒しているのは分かる。
読んでよかった。ゲームに興味がない人にもお勧めしたい。 -
大好きな本。真っ直ぐに自分の道と戦う姿が人の心を震わせます。自らの経験や魂が言葉ににじみ出てる
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17歳の時に世界一に輝いたのに、周囲からゲームの価値を認めてもらえなくて、ゲームから一旦離れた梅原さん。
本にも書いてあったが、他人の期待を満たしたり大会で勝つことだけに執着してしまうと、人生がいきづまってしまう。再び、ゲームの世界に戻ってきた彼が言うように、自分の好きなことにや毎日の自分の小さな成長に主眼をおいたほうが楽しい人生を送れると感じた。 -
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