勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 結論から言うと、
    勝ち続けるためにストイックに変化し続けよう!
    って感じかな。

    梅原氏いわく「勝つこと」と「勝ち続けること」は似ているようで本質は全然違うと。
    世界一であり続ける梅原氏が言うと説得力が段違いww

    とにかくストイックで、読んでいて胸が熱くなる一冊。
    「自分の中に毒を持て」に近い感じで、自分を奮い立たせたいときに読むと効果絶大。

    常に見えるところに置いておきたい人生のバイブル。
    何度でも読み返したいと心から思える良書だった。

  • Audibleで、ジョギングしながら視聴。2周した。

    きっかけはvoicyで、格ゲー界の神と呼ばれる人とのことで興味を持ち、最初は ちきりんさんとの対談本 での、学校、教育、人生についての話を知り、とても深く考える人との認識を持ち、こちらの本へ。

    いろいろな本で読んできた本質的に大切なことが、作者の半生を通して語られている。多くの気づきをいただいた。
    ・日々、小さな変化をする
    ・目標と目的の違い
    ・成長し続けることの価値
    ・人生の意味・意義

    一つの道を極めることと継続することの価値とそれを実現するための途方もない覚悟。
    自分よりもずっと若くして深い思考と揺るぎのない価値観、それを伝える言葉を持っていることは素直に凄いと思った。

    自分も毎日自分を変化させることを意識して行きたい。

  • Youtubeで2時間の講演の動画を見て、大変心に刺さったので購読しましたが
    2023年のベストになりました。電子書籍で買いましたが、こんなのスクショを取ったのはこの本が初めてです。
    勉強になっただけではなく、ウメハラさんの幼少期から現在までのストーリーがまとめられていて
    時間を忘れて読んでいることに気が付きました。

    私も昔は職業の選択幅が少なすぎると思っていたクチなので、共感しました。

    ウメハラさんがゲームに没入して感じていた焦りや不安、周りからの評価などリアルに描かれていて
    共感する部分も多かったですし、「好き」には勝てないんだということも学べました。
    私も「小さな変化を積み重ねる」ことを実践しようと思いました。

    色んな肩書を持ったプロゲーマーの方はいらっしゃいますが、ウメハラさんはそのまま有名になり注目されご活躍されている方の為か深みが違うなと思いました。

    本当にこの本に出会えて良かったです。自宅の本棚にも置きたいのでAMAZONで注文しました。

  • 意志力というだけあって熱量ある内容だった。
    響いた言葉
    「考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではない。それはある意味、楽をしているとさえ言える。頭を使って考えることの方が苦しいから、それを放棄してガムシャラに突き進んでいるのだ。」
    「自分を痛めつけていると、努力しているような気になる。しかし、そんな努力からは痛みと傷以外何も生まれてこない。」
    →努力はあくまで手段であることを再認識した。

    「プラスとマイナス、その両方を分析して努力を続けない限り、勝ち続けることはできない。自分の才能に頼るとか、ひとつの勝ち方にこだわるような人は、必ず落ちていく。(中略)ほとんどの人は、実力がつけばつくほどに自分なりのスタイルというものを確立してしまう。」
    →成長にゴールはないことを再認識した。

  • 小さなことからコツコツと日々変化することの大切さを特に学んだ。この本を読むまでは、ウメハラは天才と思っていたけど、ここまでの裏には凄まじいくらいの努力、前を向く姿勢、貫き通す意思力を持っているとは思わなかった。
    今後も繰り返し読みたい本だ。

  • 世界一のプロ・ゲーマー、梅原大吾氏の勝負論。彼の人生哲学そのものである。とても良かった。
    格闘ゲームには詳しくないが、ストリートファイターなど初期のゲームはやったことがある。梅原氏はその世界で最強となり、日本人で初めてプロのゲーマーとなった。ギネスブックにも載っているそうだ。
    子どものころからゲームが好きで、のめりこんで練習・研究をするうちに17歳で日本一になり、その後国際大会(こういうものがあることも本書で初めて知った)でも優勝した。しかしゲームに行き詰まりを感じ、いったんは完全にやめ、数年は麻雀の勉強をしたり、介護の仕事をしていた。誘われてまたゲームセンターに行くと、とても楽しめて、まだ強かった。再び国際大会で優勝し、スポンサーがつく。
    彼が日々どういう思いでゲームをしているのか。彼曰く、世界一になることと世界一でい続けることは全く違うこと。常に淡々と努力を続けなければいけない。対戦ではあるが、彼の場合は彼自身と向き合っているのだという。本を読んだところ、文章が理路整然としていてとてもうまい。そして、謙虚で冷静な人柄がにじみ出ている。プロ入りのきっかけとなった2009年世界大会の模様が描かれているが、読んでいるこちらもドキドキと緊張した。伝説といわれる試合の映像を見てみたが、会場の熱気もすごく、こういうものかと思った。テクニカルなことは全く分からなくても、彼の操作するキャラクターがすごい動きをして相手を圧倒しているのは分かる。
    読んでよかった。ゲームに興味がない人にもお勧めしたい。

  • 大好きな本。真っ直ぐに自分の道と戦う姿が人の心を震わせます。自らの経験や魂が言葉ににじみ出てる

  • 17歳の時に世界一に輝いたのに、周囲からゲームの価値を認めてもらえなくて、ゲームから一旦離れた梅原さん。
    本にも書いてあったが、他人の期待を満たしたり大会で勝つことだけに執着してしまうと、人生がいきづまってしまう。再び、ゲームの世界に戻ってきた彼が言うように、自分の好きなことにや毎日の自分の小さな成長に主眼をおいたほうが楽しい人生を送れると感じた。

  • -

  • タイトルが「勝つ」ではなく、「勝ち続ける」となっているのがポイント。

    その詳細については本書の中で記されているが、目先の1勝にこだわるのではなく、より長期的に勝つために必要な戦略と心がまえについて、著者の思いと行動を記した一冊。

    驚いたのは、あっさりと過去のスキルを捨て去って、新しいゲームに挑んだり、別の世界に飛び込んだり。「今ある環境にずっといる」という楽な選択肢を選ぶ傾向が強い自分にとって、この選択には驚かされる。

    ちなみに、個人的に「イノベーション・オブ・ライフ」を同時並行で読んでいるのだけど、そこにも「今ある環境にずっといる」という選択の危険性について書かれていて、二重で自分の甘さを思い知った一冊。

著者プロフィール

日本人で初めて“プロ・格闘ゲーマー”という職種を築いたパイオニア的存在。1998年、17歳にして世界一の称号を獲得。2010年4月、アメリカの企業とプロ契約を締結する。

「2018年 『ウメハラ FIGHTING GAMERS! 9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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