スロウハイツの神様(上) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 下巻に向けての、登場人物たちの事細かな設定がいろいろ描かれている。最初は読みにくいと感じるが、だんだん面白くなった。

  • 始めは冗長な感じがして、登場人物も多くてくべつつくかなぁ大丈夫かなぁと思ったけれど、そこは辻村深月さん。途中から目が離せなくなる展開と主人公一人一人の個性が際立つ内容でなかなか良かった。上下巻に分かれているかなりの長編なのに、その長さを感じさせないというか、とにかくこの後どうなるんだろうという期待しかない。下巻も楽しみ。

  • 夢を抱いた青年たちの群像劇です。
    クリエイティブな夢を追う者たちが、一つ屋根の下で共同生活をします。
    お互いに切磋琢磨しながら、時に笑ったり涙したりと眩しい青春物語が繰り広げられます。
    そう、眩しい。
    社会派小説/ホラー/サスペンスを好んで読む私には相当眩しい作品です笑
    でも意外なことに結構楽しんで読むことができています。

    元々これは人から勧められて手に取った本でした。
    辻村深月作品を読むのは初めてになります。
    正直、食わず嫌いしていました。
    私はキラキラした青春物語が大の苦手で、どうしても嘘っぽく感じてしまいます。
    また、美しい文体で語られるドロドロした恋愛小説も心底嫌いです。
    そのため、辻村深月作品もそのような類の本だと思い、超人気作家と知っていたものの自ら手に取ることはしませんでした。

    しかし思っていた以上に楽しく読んでいます。
    セリフがリアルに感じられるからだと思います。
    私には少々綺麗すぎる世界観の作品ですが、下巻も楽しんで読みたいと思っています!

  • ハケンアニメからこちらへ。
    設定からやっぱり面白い。現代版のトキワ荘的ストーリー。後半を楽しむ前にV.T.R.を読むことにします。スピンオフを読んでからここに来るとワクワクしかない!

  • スロウハイツの仲間たちの話。脚本家の環の繋がりから入居した面々。

    最終章「二十代の千代田公輝は死にたかった」これは必読である。ここまで読むと全てが繋がる。切なくなる。

  • 友人がこの作品で辻村さんを好きになったと言っていたので!感想は下巻に書きました。
    上巻はやはり読んでいてあまり手が進まないですが、絶対に絶対に後悔しないと思うので、上巻は騙されたと思って読み切ってもらい、とにかく下巻まで絶対に読んで欲しい、素敵な素敵な作品です。
    2024.2.16読了

  • かつて自分がかいた小説が起因とされる集団殺人事件がおこりマスコミにたたかれたチヨダ・コーキ、詐欺事件を起こした母親との葛藤を赤裸々に描いた作品で脚本家としての道を歩んでいる赤羽環を中心に現代版のトキワ荘といえるスワローハイツに住んでいる若きクリエーターたち、互いに刺激しあいながらも不安とプライド、恋にゆれうごく。そんななか新たな入居者が現れたり、コーキ作品の模倣ともいえる作者も現れていく

  • 感想は下巻で。

  • 下巻に

  • 漫画家が集ったトキワ荘を彷彿とさせるスロウハイツに集まったオーナーと6人の物語の始まり。芸術家たちの関係性と繊細で個性的な心理描写に興味を惹かれる。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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