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- / ISBN・EAN: 4988126208639
感想・レビュー・書評
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先日、BSジャパンで放映していた『レオン/完全版(原題:Léon)/1994』を観ました。
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孤独な殺し屋「レオン」と、家族を惨殺された少女「マチルダ」の出逢いと別れを描いた『レオン』に、22分の未公開シーンを加えた完全版。
ふたりが心を通わせていく過程が、さらに緻密に描かれ、切なさがより胸を締めつける。
完全版の名は伊達ではなく、よくある只長いだけの作品にはなっていない。
冗漫な印象さえあった『グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版』の(邦題では完全版と銘打たれているものの)“Version Longue”、と対するこちらの“Integral Version”の違いだ。
追加されたシーンでは「ニキータ」の「ジャン=ユーグ・オングラード」がカメオ出演。
’94年版公開時にポスター等で使われていた、爆発の炎から「レオン」が「マチルダ」を護るシーンも登場する。
「ベッソン監督」は、数年後に「ポートマン」主演で“マチルダ”を撮ると言っている。
実現を切に望むところだ。
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公開当時に劇場でも観たし、LDを持っているので、何度も観たことがある作品ですが… 何度観てもイイですねぇ、、、
ストーリーもさることながら、孤独な殺し屋「レオン」を演じる「ジャン・レノ」、家族を惨殺された少女「マチルダ」を演じる「ナタリー・ポートマン」、そして、麻薬取締局の刑事でありながら、麻薬密売組織を裏で牛耳る男「スタン」を演じる「ゲイリー・オールドマン」… この三人のキャスティングがむっちゃ良くて、印象的な作品です。
終盤で窮地に追い込まれた「レオン」だったが、突入部隊に扮して脱出を試み、あと一歩というところで「スタン」に見つかり撃たれるシーン… 倒れる「レオン」と同じ目線で崩れ落ちていくカメラワークは最高ですね、、、
えー、悪い奴が生き残っちゃうの!?と思わせた後のどんでん返し… 虫の息の中「レオン」から「スタン」へ手渡された「マチルダ」からのプレゼントは手榴弾のピンだった。
「レオン」は最後の力を振り絞って、身に着けていた手榴弾のピンを抜いたんですよねぇ、、、
それに気付いた「スタン」の「shit!!」という台詞の直後、二人は爆死… いやぁ、このシーンは涙モノですね。
ちなみに、「shit!!」という台詞は「やられたぜ!!」と訳されていたようですが、「くそっ!!」くらいの方が雰囲気な感じがしたなぁ。
そして、一人残された「マチルダ」は、「トニー」に殺し屋の修行をさせて欲しいと頼むが、断られ、学校の寄宿舎に戻り、「レオン」の形見となった観葉植物を学校の庭に植える、、、
「スティング」の"シェイプ・オブ・マイ・ハート"を聴きながら、またまた涙が出そうになりましたが、放送時間の関係か、エンドタイトルが途中で切られちゃったので、感動に浸り切れませんでした… ちょっと残念。
いやいや、それでも、良い映画は何度観ても良いですね… 何度でも感動できますね。
-----staff/cast-------------
監督:リュック・ベッソン
製作:パトリス・ルドゥー
製作総指揮:クロード・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:シルヴィ・ランドラ
音楽:エリック・セラ
出演:
ジャン・レノ レオン
ナタリー・ポートマン マチルダ
ダニー・アイエロ トニー
ゲイリー・オールドマン ノーマン・スタンフィールド
ピーター・アペル マイキー
マイケル・バダルコ マチルダの父
エレン・グリーン マチルダの母
サミー・ナセリ
カメオ出演:
ジャン=ユーグ・アングラード詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1994年
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さすが傑作。殺し屋と少女の古典的作品。展開も人間ドラマも目を惹く。スタイリッシュ。テレビ版だったからかあまりグロくなくてよかった。
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こうして続いてく。せっかく生まれた愛が憎しみへ。
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1994