- Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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日本の価値観とはちょっと違う、世界20カ国の様々なモノ・コトの「お値段」を紹介。「そんなものがなぜ高いの?」「これがそんなに安いとは!」という素朴な興味を入り口に、「各国が共通で抱える悩み」や「世界の見えざる姿」を浮き彫りにする。
〜感想〜
ヨーロッパの主要国やアメリカ、韓国・中国など物価や税率、社会保障やGDP、平均年収などのレポート。それぞれのお国柄に沿った人々の暮らし方やメリットとデメリットを知ることができた。本自体が約10年前に刊行されたものなので現代はもっと変化していると思うが、社会保障制度やセーフティネットを充実させるための税収とシステムと分配が必要でそれぞれをカバーするためのGDPや出生率。国力をどんどんあげて好循環を回し続けることがもっと母国が発展できると改めて認識した。また海外諸国では休暇のために仕事をすること(ドイツ)や、一生に一度の豪華な結婚式(インド)、外食費が高いからこそ安くて豊富な食材を使った自炊(スペイン)、月々のファッションにかける費用(ポーランド)、隣国への買い出し(ベルギー)、一流大学に入るための幼少期からの熱心な教育(韓国)などといった歴史的背景からの暮らし方やそれぞれのアイデンティティがどれもよく見えた。ただたくさん稼いで優雅に暮らしをするというだけがいい人生とは限らないと感じた。自身の幸福度は年収や出自に左右されず、生きたいように生きていけることが満たされるように思えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界各地の物価から、それぞれの国柄、経済状況などをレポート。まあ、悪くない。
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世界各国に住むライターが、ビックマックセット等の世界共通で売られているものの物価を元に、経済状況や生活レベルの違いをレポートしている。
その国に行かずして、どんな暮らしをしているのか、旅行ガイドでは分からない実態について垣間見ることができる。