砂漠でサーモン・フィッシング [DVD]

監督 : ラッセ・ハルストレム 
出演 : ユアン・マクレガー  エミリー・ブラント  クリスティン・スコット・トーマス  アマール・ワケド  トム・マイソン 
  • 松竹 (2013年6月7日発売)
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105066489

感想・レビュー・書評

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  • 仕事も結婚も人生も、叶えたい理想がなければ
    ただの作業。
    だから途方のない理想だって、
    僅かな可能性があれば挑むべき。
    理想は一人で追うものではない。
    関係する仲間と理想を共にして追うべきだ。
    ・・・そんなことを考えさせられる映画でした。
    こう書くと、とってもマネジメント的ですね。
    でも仕事に限らずそういうことなんでしょうね。

    砂漠の真ん中に川を流して鮭を放流し、
    みんなで釣りを楽しむ、
    イエメンの大富豪の途方もない夢に巻き込まれた
    学者とコンサルタント社員の奮闘と恋物語です。

    争いが絶えぬ痩せた土地に鮭が遡上する川を流し
    農作物が育つ豊かな土地に変えたかった大富豪。
    でも一部の地元民の目には、釣りのために大地をいじる不遜な行為と受け取られていました。
    プロジェクトは完成直後、
    一部の地元民等によって破壊されてしまいます。
    「正義?彼等にも言い分はある。
    私はみんなにプロジェクトの意義を理解して
    欲しかった。
    砂漠で釣りをすることだけが目的ではないと
    知って欲しかったのだ。
    つまり私は、彼等に求めすぎた。」
    「もう一度始めるんだ。僕一人でだってやるぞ。
    ただ今回は規模を小さくして、
    地元の人達をもっと巻き込む。
    僕らじゃなく、彼等のプロジェクトにすれば
    きっと理解は得られるはずさ。」

    そうなんですよね。
    僕の、私の プロジェクト!
    僕の、私の 人生!
    って思うことは間違ってないけど、
    そこには必ず相手がいるんですよね。

    仕事は超優秀にこなすのだけど、
    勝ち負けしかなくドライで独り善がりな人達、
    僕の、私の ばかりの人達が 、
    どこか空回りしている姿をイギリスらしい
    ブラックコメディタッチで描いていました。

  • なかなかに良かった!登場人物も良いし、ところどころのユーモア溢れるところも良かった!後個人的には風景がとても美しかったと思う。都会の町並みもスコットランドの自然もイエメンの砂漠も何気ない風景に目を奪われました。
    最後は彼女が戻ってきてくれて良かった!

  • 変わった題名と思っていたら、文字通りの映画だった。非現実的なプロジェクトのはずが、現実味が出てくるあたりが面白い。

  • 英国と中東の緊張緩和のために、「イエメンで鮭釣りできるようにしようプロジェクト」
    byイエメンのイケメンの大富豪!(言いたいだけ)

    ユーモア、ウィット、表と裏、本音と建前、まさにイギリスって感じの物語のスタート。現実主義の水産博士・ジョーンズと、イギリス政府のやりとり。
    そして、そのイギリスらしさの光陰を鋭く中東の大富豪に語らせ、夢に向かおうとする人々の姿を描いていく。

    以下ネタバレ

    可愛らしいコンサルタントのハリエット。恋人になりたての軍人の彼氏が行方不明になって、不安定になり、それを慰める博士とイイ感じになるんだけれど、博士にも妻がいる。妻は夫の目の前でハリエットを侮辱して不仲になるし、そんな中でハリエットは博士に惹かれていくのにまさかの軍人奇跡の生還。

    なにこの、何?何角関係なの?
    でも、ハリエットが尻軽でない、否、登場する全員がすごく誠実に相手に向き合う人だから、いやな感じがしないで、温かい気持ちで見ることができた。

    あと、イギリスの政治家や広報の人たち、とんでもない描き方されてますが、どうなん?

  • huluにて。シャイフさんの人かっこいい!
    ゲーム・オブ・スローンズに出てる人いた!

  •  それぞれの立場や国籍を越えて、突飛なプロジェクトをきっかけに築かれる三人の友情と信頼や、信心、それぞれの人生模様…現実的な日常と一見マッチしない馬鹿げた非日常的な計画が結果的に彼らの人生を変えることになる絶妙な展開。
     計画を利用とする政府の人たちの姿も、信心とは程遠い態度がなんとも滑稽で笑えた。計画を破壊した人たちの言い分もわかると語り、いろんな人々が、時にやり方を間違えたり、上手く伝わらないときもあるが、それを非難するのでなく、それらを全て包み込むように、多様な社会でみなどこかで許されて生きていると感じられて、優しい気持ちになった。

    その時がくれば分かる。
    神秘的な雰囲気が流れる素敵な作品だった。

  • あんまり期待してなかったけど、良かった。もっと非現実的かと思ったけど恋愛だけじゃなく友情?みたいのもあって面白かった。

  • 最初はビジネス的なやりとりだったメイン3人に友情が芽生えていく様が、なんだか美しかった。

  • 初めて恋愛コーナーの作品を借りた。中東の砂漠で鮭を釣るというプロジェクトを成功させるべくイギリスの学者のおっさんが奔走して、まあ恋愛もしちゃう、みたいな話。

  • 一風変わったコメディタッチのラブストーリー。
    いいこと言ってるな感のある台詞が多かった。

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