さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書) [Kindle]
- 光文社 (2005年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (220ページ)
感想・レビュー・書評
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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
っていうキャッチーなタイトルに惹かれて手に取った本。
結論からいうとホントに読んでよかった!
日常によく遭遇したり、確かに何故だろうと思うようないわゆる潰れそうな会社が持続するカラクリを会計の視点からわかりやすく解説した本。
とても読みやすく、理解しやすい本です。
数字に強くない私でも理解可能できました!
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何年かぶりに読み直ししました。当時理解出来ていない事が再読によって深く感心と理解力高まりました。会計だけではなく物の捉え方を改めて勉強になります。あっという間に読みきれる1冊です おすすめします
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会社で、会計の事に興味を持ち、本書を手にした。経理を担当する部署では無いが、仕事をする上で避けては通れない。ましてや、職位が上がって来れば会計の知識は必要になる。そう考えて、難しくない本を読もうと思い、この本を読んでみた。
本書は、具体的なストーリーで語られており、すごく読み易かった。タイトルにもあるさおだけ屋が潰れない理由も面白い。理由は金物屋が副業でやっているサービスだったから。その他にも、住宅街にある高級フランス料理店が潰れない理由、飲み会の支払い役をいつもかってでる友人など、読めばなるほどと思う内容。
会計の知識や興味を持つ最初の本としては、すごく良い本だと思う。これからも、会計学について勉強していきたい。 -
なるほど〜と思うことがいっぱいで
読んでからいろいろな物の見方が変わった。
町中を歩いていても、
これにはこんな意図が
あるんじゃないかとか
このお店がつぶれないのは
こういうことをしてるんじゃないかとか
考えるようになった。 -
中学生の頃に発売され、ベストセラーで売れていた本書を遂に読んだ。想像以上に良い。
以下、要点メモ
さおだけやが潰れない理由の仮説
売上単価が高い→ごくごく一部
仕入れ費用(コスト)が安い→正解
金物屋をやりながら、さおだけはどうせ運ばないといけないので営業時間内に社員を活用してやっている。つまりコストゼロに近い営業活動。
費用の削減はパーセンテージで考えるべきものではなく、絶対額で考えるべきもの
①1,000円のものを500円で買う
②101万円のものを100万円で買う
→②は1万円も得している。
家の購入や結婚式きの費用などでどんどん出費が増えていく理由の背景
100円×365日-5万=-1万3,500円
コツコツ毎日100円節約しても5万たまにパッと使えばすぐに赤字
食器洗い洗浄機も手洗いもトータルコストは変わらない。東京電力ホームページ
連結経営
うまくいってる企業は連結経営している
ソニーが音楽事業や映画事業を行っているのもCDコンポやテレビ・DVDプレーヤーの売上に結びつくから。
新日鉄ソリューションズ
鉄から派生した高度なIT技術を金融機関や官公庁向けに売る大手システム会社
そごうやダイエーといった小売業が潰れた時もすぐに買い手が出てきたのは現金商売でなんとかなるだろうと思われたから。小売業は資金ショートの可能性が少ない業種
衣料品のバーゲン→商品を新しいお店に移動するにも引越し費用がかかる
カンバン方式
商品が一点買われるごとにオンラインでその情報を伝え、在庫量は一定して少なく維持
単価が高いものを選んだ方が得することもあることを念頭に置くこと
チャンスゲイン(売上機会の獲得)
予想される最大限の売上プラス10%くらいを仕入れる
チャンスを逃さないために上へ上へと目標を高く設定しなければならない。
目標達成すること自体にそれほど意味はなく、そもそも目標は単に目標が低かっただけなのかもしれない。
意思決定のために使う会計=意思決定会計
映画館は回転数重視のため、長い映画を嫌う=集客しにくいから
東北楽天イーグルス、リピーター作りに熱心
ファンサービスを選手の査定項目に入れているほど
100人の薄っぺらい関係でなく、100人の人脈を持つ1人と関係を作ること
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DaiGoさんのニコニコ動画で取り上げられていたので購入、
僕自身、自営業なのでほんの少しだけど経理の勉強をしているので理解し易く、楽しく読めた、
会計学超入門としてはとても良い、
仕事を多方面から捉えられる様になれると思うので、僕には価値のある本だと思えた -
今更ながら読んでみた。身近な事例と絡めて会計の考え方を説明していて楽しく読めた。全くの初心者はもちろん初歩的な簿記を勉強した人にもいいと思った。
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数字が苦手で会計学とは縁がないと思っていたが、この本の内容はわかりやすく、面白かった。同じような境遇の人にはオススメです。