東ベルリンから来た女 [DVD]

監督 : クリスティアン・ペツォルト 
出演 : ニーナ・ホス  ロナルト・ツェアフェルト  ライナー・ボック  マルク・ヴァシュケ  ヤスナ・フリッツィー・バウアー 
  • アルバトロス
3.15
  • (1)
  • (30)
  • (27)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 149
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318407135

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1980年。まだ東西統一前の旧東ドイツで、恋人の居る西ドイツへの移住を申請するも撥ねつけられ、ベルリンの大病院から秘密警察の監視付きで田舎町の病院に左遷された一人の女医師バルバラ。彼女は恋人の手引で密出国を計画していた。左遷先の病院でバルバラに好意を寄せるアンドレと出会うが、アンドレを含め病院内の同僚に心を開くことなくその時を待っていた。

    実はこの映画、ポスターのような鮮やかな色合いのシーンはほぼ無いに等しく、バルバラの心の中を表すかのような寒々しくも鬱々しい色合いのシーンが続く。ただ1カットだけ鮮やかな色合いの緑を見れるシーンある。それはアンドレに食事に招かれ彼の自宅を訪れた時の、彼が庭に出るシーン。少しずつ緩やかに解れてきていたバルバラの心を映像の色味で現したようで印象位に残った。

  • 東西に分断されたドイツ。
    リアルではほとんど知らない時代の出来事。
    監視された生活もそうだけど、少女が作業させられていた矯正施設?もひどい。

  • いかにもドイツ的、そう来たかというラスト。明るい未来なんて誰にも思い描けない状況下で、自らの心にだけは光を見出だせる・見出そうとする人生の機微が映し出されている。
    ナチス政権の終わりを知ってるからではあるが、ラストは希望に似た感想をもって観終えられた。

  • 1980年夏…東西ドイツは分断されている…
    ベルリンの壁が崩されるのは9年後のことだ。
    東ベルリンから左遷された女医…西ドイツで待つ
    恋人の元へと脱走を図ろうと画策している。

    出世を諦め、田舎の医師として実直に生きる青年から
    思いを寄せられる…二人の男のあいだで女医は…ただ、
    この映画が描くのは、揺れる女心…というだけものではない。
    もちろん、西へゆけば落ち着いた暮らしが待つ…

    東に留まれば…東ドイツ秘密警察・シュタージの
    監視下に置かれる生活だ。それでも、彼女が
    選んだのは…ボクには、人としての大義、矜持というものを
    知らされたように思われたのだ。

    レンブラントの絵画、「ハックル・ベリーフィンの冒険」などが
    効果的に劇中に使われている…静かに静かに物語は
    進められてゆく…旧東ドイツの、薄暗く沈んだ空気の中、
    ラスト、一涼の風が通った…いい映画だと思う。★は少々辛め…

  • 字幕: 吉川美奈子

    ちょっとトートツな感が否めない場面もあったけど、冷戦時代の東側(しかも田舎)って、こんな感じなのかもと思わされるテンポとカラーで、淡々と描かれた作品だった。

  • 銀熊賞受賞!? うーむ、つまらない。

  • 東西ドイツの時代。西に行くことを熱望していたある女が、自分の身代わりに傷付いた少女を西へ密航させる...。女の愛と、少女の未来へと希望を託したかのような姿が印象的。

  • 久しぶりにすごくいい映画をみた。

全22件中 11 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×