タテ社会の人間関係 単一社会の理論 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 現代的視点でいえば、おそらく統計的な検証がなされるべきなのだろう。(本当にこの本に書かれた理論が日本・日本人・日本の組織に特有のものか、検証の余地がある)

    ただ、統計的な検証は、豊富な経験・知見から導かれた鋭い洞察・仮説に基づく。著者の説は、鋭い洞察・仮説として素晴らしいと言える。

    本書を読んだうえで、自分の人生に活かすならば
    ・横に動ける点は強み
    ・理論的に語れる点も強み
    ・ただし、転職者であるがゆえに、縦のつながりは弱い。よってこの機能を誰かに頼るべし。

    ーーーーーーーーーーーーーー

  • 60年代に書かれたとは思えない、良書。日本人の特徴、正確には、単一民族の特徴を明確に表しており、日本人とは何ぞや、ということを理解するのにとても参考になる本です。グローバル化が進む今だからこそ改めて読んでおいた方がいい本。

  • 半世紀前の出版だけど、今の社会を分析しているかのよう。もっと早く読んでおくべきだった。

  • 日本の社会と正反対なのは、欧米でも中国でもなくインド社会なのだという。すべてが縦に連なる日本社会。しかし、動員力があり、思想の統一が容易いが、横の繋がりにはてんで弱い。タテとヨコの人間関係のお話がこの本からならば、なかなかすごいこと。
    書評が作品ではなく、著者についての批評になりやすいという話にはぎくり。日本人はどうしても人間関係や感情で捉えてしまうということだろう。
    日本の社会の論評、古典の名著であった。

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