本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988003820978
感想・レビュー・書評
-
バロック時代に実在したファリネッリの生涯を描いた伝記映画です。カストラートとは、少年の声域、音色を維持するため虚勢をした男性歌手のこと。ファリネッリはヨーロッパで最も有名なカストラートであり、その美声と3オクターブの音域を駆使した発声技法は驚異的で、彼の歌声を聴いた女性が失神したという記録が、各国各地に残っているそうです。
歪んだ愛情、憎悪、妬み、悔恨、美と醜悪、栄華と退廃、哀しみ、慰め・・・いろんな感情が同時に混在する映画でした。特別な才能を活かすためには、大きな犠牲を伴う必要があるのかもしれませんネ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実在のカストラート、カルロ・ブロスキ(ファリネッリ)の半生を描いた映画です。
随所で素敵な歌を聞けて、オペラ好きにはたまらない作品です。特にヘンデルの反対派が集う劇場でヘンデルのオペラを歌うカルロがかっこいい。
でも、自分に才能がないのを棚に上げて彼にたかり、女のおこぼれまでもらう兄が気持ち悪くて本当にイライラする。
天才って、いつの時代にも純粋すぎるために誰かに利用されて悲しい人生を送るものなのかな。悲しいなぁ。