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- / ISBN・EAN: 4527427655973
感想・レビュー・書評
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Jiro: the dream of sushi というタイトルで米国に居た頃見ました。
フランス人クルーによる、寿司職人として生きて来たミシュランスター獲得の銀座の寿司屋「すきやばし次郎」のオーナー・ジローさんを撮るドキュメンタリー。
細部まで計算された美が店中そこらに輝いています。
sushiはもはや確立された日本の一大コンテンツなので、その正統性をあらためて世界が確認する上でこのドキュメンタリーは非常に良い影響力を持っているといえるでしょう!
映画のなかで、人生哲学をとくとくと語るジローさん。
むー。是と決めたら何事も投げ出さずにやる、と。
すごいとは思うけどこんな厳しい人の下で働きたくないなと思ったワタシって軟弱☆あとジローさんはさっさと引退して子どもに譲ってあげたらいいのにとも思ったり。
偉大な方だと思うのですが、時々ジローさんの古い考え方にもやしッ子のワタシはついていけなかったところがありました。根性論、というか。おじいちゃんのお説教をきかされている気分になってしまった。はい、ダメ人間で本当に申し訳ありません。
彼の言葉よりもずっと、彼のお寿司とそれへの姿勢がすべてを物語っています。つまり、ジローさんはしゃべりすぎた気がしなくもないとワタシは思ったのだが、どうだろう。本作品は背中で語る職人のドキュメンタリーなのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仏映画だが全編日本語インタビュー。すきやばし二郎の店主の小野二郎氏と彼の店のドキュメンタリーかと思いきや、彼の二人の息子たちとの関係性、築地の卸の方たちへのインタビュー、二郎氏の浜松の小学校の同窓会での場面など、重層的に話がつながる。
長男のマサカツ氏の愛車アウディS4に乗り込んでのインタビュー、スタッフ達で賄いを食べる姿は興味深い。
映像の撮り方も面白い。ところどころ高速でズームインで人物を撮影したものを、超スローで回すことで、マトリクスの弾丸が跳ぶシーン的な効果を出していた。 -
これぞ日本のほこる職人。
手に届きそうで届かない頂を飽くなく追求し続ける。
深いなー。 -
美味いものを出すには、美味いものを食べてなきゃだめだ。美味い寿司をひたすら追求し、それが極まるとピュアになる。二郎の寿司はコンチェルトになっている。その二郎も唸る感覚をもつのがロブション。米屋もハイアットから頼まれても入れなかったほど。最高の技術には、最高の材料が集まってくるもの。自分の仕事を信じて、没頭できなきゃ本物にはなれない。まさに、自身の仕事にも通じる内容だった。プロフェッショにナルとは、かくあるべしと。
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2011年公開
監督 : デヴィッド・ゲルブ
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ミシュラン三ツ星の伝説的鮨屋「すきやばし二郎」の店主とその息子に焦点をあてたドキュメンタリー作品。
これは長男が主人公の作品だよねって思いました。偉大すぎる父と同じ店に立ち続けることの重さと名誉と。名を背負って同じ道を選んで、求道者であり続ける父に何を思っているのか。いやあ、あれは中々にしんどい人生なんだろうなあといろいろ思いをはせながら見ました。
それを体感するためだけに、行ってみてもいいかもと思った、グルメ映画ではまったくなく、人間と、親子の話だなと思った一本。 -
外国人がこの映画を絶賛していたので見てみたが、あまり感動や驚きはなかった。でも寿司が食べたくなった。
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詩的だ。示唆に富んでいて、無駄がない。そして、ラグビーにも似たディシプリン。上と前を向く。まあそりゃそうです。
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いつか食べてみたいと思わせる。映像。音楽。ただ庶民には、、、。
鮨がほんとに美味しそうな光を浴びている。職人の世界は深いんだろうなぁ。仕入れだとかもろもろ。
あととにかく店内が綺麗。調理器具も綺麗。そんなことにすごいと思ってしまう自分が素人まるだしかも。 -
2014/12/17