グアテマラの弟 [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
4.13
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本棚登録 : 219
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (149ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 前々から評判いいのはすごくきいていたのだけれど、ついこのあいだ高野秀行さんがツイッターでほめていたので、これを機会にと読んでみたらば、ものすごくよかった。これは評判になるのもわかるー。ものすごく文章うまいのでは。女優さんなのに。
    日本を出奔していつのまにか南米はグアテマラに住んで現地の女性と結婚していた実の弟さんを訪ねての滞在記。いやわたしは最初、エッセイ集で、グアテマラの話はなかの一編とかなのかと思っていたら、全部グアテマラ滞在記で、まるで小説のように読みごたえがあった。
    グアテマラの人々の暮らしぶりを描きつつ、自分の家族のことも描いていて、でもなんというか自分語りとか思い出話ではなくて、ちゃんと旅行エッセイで。ユーモアもありつつ、大げさに笑わせるとかではなくて、ひょうひょうとしている感じで。

    「マトカ」も読んでみる!

  • 『わたしのマトカ』に続いて片桐はいりエッセイ第二弾を読む。
    中米のグアテマラに住む弟を訪ねる旅のあれこれを綴ったものなのだが、これは片桐さんが二十九歳のとき、十代以降ほとんど没交渉だった年子の弟に会いに行くことを突然思い立って出かけた旅だ。この訪問により、グアテマラの弟の家にはファックスが設置され日本の両親との連絡手段は格段に改善され、弟のグアテマラの家族の訪日も果たされ、孫やら嫁やら甥やらといった関係性の構築が始まり、「その時歴史が動いた」ばりの変化を片桐家にもたらしたのだった。だから、前作と同じ「旅エッセイ」というよりはむしろ「家族の物語」としてとても面白かった。
    ファンで、片桐はいりのことなら何でも興味ある、というわけではないのに、前作よりいっそう自分語り度の高い身内の話題で、こんなに楽しく読ませてくれる文章力がすごい。途中何度か吹き出した。ああ、楽しかった。なぜいま急に片桐はいりの本を読む巡り合わせになったのかよくわからないけど、夢中に読めて幸せだった。ありがたや。

  • 消しゴムの下り、めちゃ笑った。

  • おもしろすぎる。憧れだ。素晴らしい。

  • 出張兼休暇の機内でkindleに入れた別の本を読み始めたのだけれど、どうしても頭に入ってこないので切り替えて片桐はいりのエッセイを。
    この人の文才については、前作『わたしのマトカ』で認識済み。本書も大いに期待して読み始めたところ、その期待にたがわず、これまた愉快に笑わせてもらった。今回の舞台は、実弟が移り住んだグアテマラ。そこで出会った実弟の家族とのやり取りや、グアテマラ人とのやり取りがいちいち楽しい。言葉が通じない人たちと立派にコミュニケーションが取れてしまうところなどは、まさに著者の真骨頂。
    前作『わたしの…』で著者の旺盛な好奇心と果敢な行動力に感嘆したが、本書ではそれに加えて著者の人間観察の眼の鋭さ・正確さが印象的だ。これなくしては、あれほどのコミュニケーションは取れないと思う。
    片桐はいりの著作はもう一冊あるので、これもkindleに入れていつでも読めるようにしておこう。

  • グアテマラ、最後の方に書いてあるように、コーヒーのイメージしかないけど、もちろんそこに住んでいる人がいて、人生のひと時一緒に過ごした兄弟がいるなんて、すごい。その弟の生き方もすごい。自分にあっているところをみつけられたんだな、と思う。

  • 小気味よくグアテマラのエピソードの中に関連する小話がまぎれこみ、するすると読める

  • はいりさんの本は初めて読んだけど、こんなに文章がお上手だとは知らなかった!時に吹き出してしまうくらい面白かった。
    特にトイレを詰まらせた話は最高!

  • グアテマラの雰囲気が、日本人目線で、とてもわかりやすく表現してあり、ぜひ行ってみたいという気持ちにさせられた。
    作中にある、"人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけは甘くするのよ"という言葉がとてもよかった。

  • ほっこりしたりくすっと笑ったりじんときたりしながらあっという間に読み終えた。
    読んで良かった。

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