- Amazon.co.jp ・電子書籍 (144ページ)
感想・レビュー・書評
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片桐さんと一緒にフィンランドを旅しているような一冊。(もう読み直し直しでn回目)
その場面場面の情景が浮かびやすく、読みやすく、ウキウキワクワクするエッセイでした。
細切れに読みましたが、読むたびにすぐに世界観に入れるので、時間が少しずつしか取れない方にもおすすめです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北欧好きなのに、今までこの本の存在を知らなかったなんて恥ずかしい!
女優・片桐はいりさんが、「食堂かたつむり」の撮影で訪れたフィンランドのことを綴ったエッセイ集。
ですが、フィンランドのことだけでなく、はいりさんの旅への姿勢とか日常とかも垣間見れる一冊。
個人的に好感を持っている俳優さんなので、想像通りの人柄、バイタリティ溢れるフィンランド滞在の様子がとても楽しく、いつかまたフィンランドに行きたいと改めて強く思いました。 -
「かもめ食堂」を撮影でフィンランドに滞在したときのエッセイ。笑わせるでも泣かせるでもなく、前のめりでもなく、淡々としてるのにものすごく巧妙な文章でフィンランドの町とか人々の様子がものすごおおおく伝わってくる。フィンランド行きたくなる。っていうか行ってないのに懐かしいとまで思うくらい。
片桐さんて、それまで文章なんて卒論くらいしか書いたことなかったってあとがきにあって、文章って、たくさん書かないとうまくならないと思ってたけど、そうじゃないのかも。。。
なんと、「かもめ食堂」見てないんだけど、見たくなった。-
niwatokoさん、こんにちは。
片桐はいりさんの文章っていいですよねえ。
私もこれを読んでから「かもめ食堂」を見ました。とても良かっ...niwatokoさん、こんにちは。
片桐はいりさんの文章っていいですよねえ。
私もこれを読んでから「かもめ食堂」を見ました。とても良かったです。
映画で出てくるフィンランドの街って、おっしゃるとおりすごく懐かしい感じなんですよ。行ったことないのに。
行ってみたいなあ、いや、というより住んでみたいなあと思いました。2014/10/14 -
こんにちは。
片桐さんの文章がとてもいいってよくきいていたんですけど、本当によかったです。
「かもめ食堂」も早く見ます! フィンランドの...こんにちは。
片桐さんの文章がとてもいいってよくきいていたんですけど、本当によかったです。
「かもめ食堂」も早く見ます! フィンランドの街がどんなかなって楽しみです。2014/10/14
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片桐はいりさんが旅したフィンランドを、豊かな感性とともに綴ったエッセイ。フィンランドの美しい情景が目に浮かび、そこで暮らす人々の優しさに触れることができた。日本人との比較も面白い。私もいつかフィンランドに行ってみたくなった。
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本好きな友人が「片桐はいりが面白い」と取り上げていたので、kindleで一冊購入してみた。
確かに面白い。あの独特な風貌とキャラに負けないくらい、文章も面白い。
題名の「マトカ」とは、フィンランド語で「旅」を意味する言葉。これは、映画『かもめ食堂』のロケで行ったフィンランドでの出来事を綴った、底抜けに楽しいエッセイだ。大の旅好きで、旅の前には入念な予習をするらしいのだが、このフィンランド行きは映画ロケという"出張"なので下調べは何もしないで出かけた、と言う。何やらもうこの時点で先の盛り上がりが期待できる。
果たして、その珍道中ではいろいろなことが起きる、起きる。旺盛な好奇心と果敢な行動力で突き進むものだから、何も起きないはずがない。中でも、ホーム・ステイならぬ、ファーム・ステイのくだりは抱腹絶倒もの。
いやはや、あの女優さんにこんな文才があったとは。恐れ入った。他に著作が二編あるようなので、kindleに入れておいてアタマを軽くしたい時に読むことにしよう。 -
女優の片桐はいりさんの旅エッセイ。映画『かもめ食堂』の撮影でフィンランドに滞在したときの経験を中心に、その他の旅のことも少し。
良書らしい、という評判は聞いてはいたし、見かけるたびに表紙かわいいなとずっと思っていた。セールだったのと、フィンランドものを読みたいところだったのとで、「あ、今だ」と感じてついに読んだ。
確かに良かった。ずっと読んでいたくなる心地よい文章だったし、旅エッセイとしても、「地味な出来事ほどなぜか心に残る」あの感じを擬似体験できて、好きだった。
・バス運転手の仏スマイルにやられる
・ファーム・ステイ後のムーミン博物館で恥ずかしいほど感動してしまう
・帰国したら女神様のような心持ち
といったあたりのエピソードが特に好き。
私自身は、旅そのものは面倒くさくてあまりしないけど、旅の思い出は宝物だなあ!とは思う。ブログに書いたり写真を残したりしておくと思い出を蘇らせるよすがになるからとても良いけど、それもそれで労力がいる。でもそれをやっておくのとおかないのとでは、やっぱり思い出パワーが違う。…ここまで考えて、これは私が読書感想文を書いている理由と同じだと気づいた。良い読書だったなあということを自分が思い出しやすいように書いている。 -
「マトカ」とは、フィンランド語で、「旅」の意味だそう。それにしても、初めて文章を書いたとおっしゃっていたが、お上手だなと感じた。私もフィンランドにマトカしたいな~と思わせてくれるエッセイでした。
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『マトカ』とはフィンランド語で『旅』を意味するらしい。
『かもめ食堂』の撮影のため、1か月半滞在したフィンランドのエッセイ。
片桐はいりさんは、ミスタードーナツのCMを見た子どもだった私の目に強烈なインパクト飛び込んできて以来、その後の作品等を拝見し、自分なりの片桐はいり像が出来ていたが、子のエッセイでそのイメージそのままの印象を受けた。
好奇心旺盛で、ちょっと小ワルで、想像力豊かで、感性豊かな片桐さんの様子がそのまま伝わってきて、その風貌、声を知っている私は、読んでいるとき必ず、片桐さんの声が頭の中で再生され、その時の情景が浮かんでくるのである。
目の付け所が面白く、クスクス笑いながら読んでしまった。 -
片桐はいりさんが、映画「かもめ食堂」の撮影で訪れたフィンランドを中心に書かれた旅エッセイ。
片桐はいりさんといえば個性派女優としての印象が非常に強い。
しかしながらこの本の中には共感できるところが非常に多く、私も個性派女性として生きている証かもしれない。
読んでいて、また映画が見たくなった。
自分を責めがちな自分が、深呼吸できる一冊。
さあ、コーヒーを入れて焦るのをやめよう。 -
片桐はいりさんのエッセイ。
映画撮影のために訪れたフィンランドでの日々(と、帰国後、フィンランドへの思い)を綴っている。
そこにはゆっくりとした時間が流れている。
フィンランドの美しい景色や、行き当たりばったりで訪れた場所でのできごと、そして、フィンランドの人々の姿を片桐はいりさんを通して、その魅力がひしひしと伝わってくる。
一気に読むのではなく、一晩につき一章ごとというように、ゆっくり読んだ。
とても魅力あふれるフィンランドの紀行記ともいうべきエッセイ。