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感想・レビュー・書評
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延々と星や宇宙船の外観など情景描写が続いて、映画を見ていたらもっと面白かったのだろうなあという感覚。さらに最後の解説、完全に映画レビューでしかなかった。赤色が印象的って言われても、小説には色塗ってないし、HALの目の色なんか知らない。映画の予備知識としては読んで良かったかもしれない。
専門家とかにも話を聞いて作ったって聞いて、科学面も期待していた。映画が公開されたのが1968年だからジョン・ホイラー博士がブラックホールという言葉を用い始めたあたり? それならこの本の科学は最先端ではなさそうだけど。
古典の名作だからだろうけれど、読んだこともないのに知っているし想像のつくストーリー。HALのところはちょっと驚いたけれど、そちらに焦点を当てている小説も多い中ではこちらは随分劣る。ジェイムズ・P・ホーガンなどの精密さと衝撃に比べると、今更2001年宇宙の旅の方は読むべきじゃなかったかなあと感じる。でもキューブリック好きだから映画は今度見てみるつもり。
「The quick brown fox jumps over the lazy dog」は直訳すぎて泣けるかもって思ったのに涙引っ込んだ。「いろはにほへと……」か「あいうえお、かきくけこ……」くらいに訳すべき。詳細をみるコメント0件をすべて表示