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- / ISBN・EAN: 4988021137966
感想・レビュー・書評
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石川寛監督作品ということと(石川寛監督作品は、「tokyo.sora」が印象に残ってます)、安藤政信さんが出ていたので観てみたんですが(安藤政信さんの出演作品は珍しいので)、素朴というか、余計なものが入ってないというか、純度が高いというか、そういった雰囲気の映像のロード・ムービーといった印象です。
大きなストーリー展開があったりするわけではないので、風景を見るくらいのゆったりした気持ちで観ると良い映画かもしれません(この作品を小説化したら、登場人物たちの心情や背景を、もっと知れたりするんだろうなあと思ったりしました)。
ただ、これは僕が歳をとってしまった証拠かもしれないですけど、映画の世界観が、ちょっとナルシスティックすぎるかなあとか、繊細すぎるかなあとか思ったりしてしまいました・・・。 -
「ねっ」のあいさつが印象的。「風にのっているものに願い事をすると叶う」
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【ストーリー】大学からの友人である、ジンコ(宮崎あおい)と素子(安藤サクラ)。ある日、同じく大学時代の友人で、一人だけ地元で暮らしているミキ(吹石一恵)の妙なうわさを耳にする。それは、彼女が自分から海に飛び込んでおぼれたものの、助かったというものだった。ジンコたちは休みを合わせ、うわさの真相とミキの様子を確かめようと、彼女のいる町へと向かうことにする。ジンコが勤め先の図書館で出会った原木(忽那汐里)も運転手として加わり、一泊二日のスケジュールで車で旅をする三人だったが……。
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この人はこういうニュアンスの映画やね。
ゆっっっっったりとしすぎていて、つまらない。
この緩さがいいのかもしれないけど、
自分にはモノ足らなかったな。
かろうじてあおいさんの出演で見れたって感じ。 -
「好きだ、」に引き続き観てみたけど、こちらの方がストーリーがわかりやすい気がした。
(もしくはこの監督の作品の雰囲気に慣れたのか…)
ストーリーはもちろんフィクションなんだけど、会話の中の間だったり、空気感だったり、登場人物たちの”リアル”を切り取って観ているようなそんな印象を受けた。
つくっていないようにつくっているような感じ。 -
淡々としたロードムービー。好き嫌いは人によってハッキリ分かれると思う。
同じ監督の『好きだ、』より、こちらの方が好き。 -
何回観ても頭に入ってこなかったからこれはインテリアとして流すのがいいと思った。
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映画館で観たら寝てたな…
これでだらだら、2時間も続けられたらと思ったけど85分にまとまってたのは唯一の救いかも…それゆえ説明が全体的に少ないし、それをカバーする描き方もあまりされてないので、予告を観賞後に観て、あぁそうだったのかと思い。(もちろん作り手から離れているだろうから、予告の解釈が正しいとも言えないのだけど)
終始画面が曇り空なのもあってか、ダウナーな気持ちで観てしまった。
まぁ、その分ラストの原木の台詞が沁みた。風や冷たさを感じた。 -
自殺未遂を起こした友人に会いに行く女性たちの姿を描いたロードノベル。
構図や映像がとてもきれいだと思いました。女性出演者を単純に正面や横顔から撮るわけでなく、何か別のものを挟んで撮ったり、背景に気を遣いながら撮ったり、ということがとてもよく伝わってきました。全体的にちょっと暗めのトーンも、冬の雰囲気をよく表していると思います。それだけに最後の海から出る太陽の光を背景にしながらの場面が一段と輝いて見えました。
それぞれの演技もオーバーすぎず自然体な印象を受けました。難点としては全体的に声が小さくて聞き取りにくかったことでしょうか(苦笑)
ストーリーは芯があるような、ないような良くも悪くもふわっとした感じのものでした。もうちょっと芯となる部分がはっきりと見えたら、作品の映像美はすごいのでもっと楽しめたかなあ、と思いました。