反撥 [DVD]

監督 : ロマン・ポランスキー 
出演 : カトリーヌ・ドヌーヴ  イアン・ヘンドリー  イヴォンヌ・フルノー 
  • 角川書店
3.90
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245090

感想・レビュー・書評

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  • 姉と一緒に暮らしている美容部員は様々な小さなできごとから男性不信に陥り、仕事もできず、究極の症状となる。
    窓の遠くに見える尼さんたちが男がいない場所で楽しそうに遊んでいる姿が印象的だった。
    キャットコーリングとかすごくわかる…男性のこと普通に信用できなくなる。カトリーヌ・ドヌーヴくらい美しかったら他の人間なんて醜くて怖くてしかたないだろう。
    こんなパラノイアな女なかなかいねーよwとは思わず、主人公の男性に対する恐怖心に共感した。

  • 姉カップルと暮らすうちに男性恐怖症に陥るキャロル。留守番している間にさらに狂気は募る。果てに、彼女がとった行動は。

    期待を裏切らないポランスキー作品。ドヌーブは美しすぎる。しかし、後半はホント怖すぎ。怖いの苦手なので、この評価で、泣。

  • メンヘラ映画。ポランスキは女性を撮らせたら素晴らしく、この映画でもドヌーブの魅力を余すことなく表現している。特有のモノの描写とあいまって、映像を追うだけであっという間に時間が過ぎてしまう。いかんせん、ストーリーがメンヘラ女の狂気なので余裕がないときつい(笑)

  • 最初は何も起こらず退屈に見える(不穏な空気は漂っているけど)でもおかしくなり始めると転がるように狂気へと落ちていくヒロイン。
    彼女の内面を表すような傷んだウサギ肉や芽が出たジャガイモはもちろん、車が人ギリギリをかすめるように走ったり、何かあったのか野次馬が道に複数いたりととにかく不安感を煽るような映像が沢山。音に関しても基本は静かだけれど神経にさわるような音はわざと強調してある。
    同じくポランスキー監督の作品『ローズマリーの赤ちゃん』も何かが静かに狂っていく感じだったけど、地味な内容を陳腐にならずに撮れるのはやっぱり上手いってことなんだろう。

  • モノクロ映える金髪、思い切りヨリのパーツ、今観ても斬新な構図が美しい。
    ドヌーブはとても美しかったりエロティックだったり、構図によってはオトコっぽく見えたり、分解されてキレイなひとかどうかわからなくなったりで面白かった。

    最近、ここまで斬新さを感じた映画も珍しかった。映画はふるいのに。

  • あまり期待していませんでしたけれども、結構面白かったです…! 面白いというか、演出効果のせいか分かりませんけれども怖かったのです…!

    主演の女優さんの、徐々に正気を失っていく様とか…表情がリアルで怖かったです…!

    かなり古い映画なんですけれども、全く新鮮味を失わずに観れましたねぇ…ロマンポランスキー…名前は聞いたことありましたけれども、この映画を観てさらに別の作品も観たくなりましたねぇ…そんな魅力的な映画でした。おしまい…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • ロマン・ポランスキー監督の才気あふれるホラブルムービー。
    ちょっとしたきっかけで普通の人間が
    狂気に陥ってゆく過程をメインに据えて描いていた。

    強烈なストレスで精神が崩壊してく主人公。
    崩壊したものだけが見える妄想の風景。
    ひび割れる壁、巨大化する部屋、次第に荒廃する生活。
    いるはずのない暴漢が夜な夜なベッドに・・・
    主人公と同じぞっとする感覚を映像化して見せる
    若き日の天才ポランスキーの演出が絶妙。

    今見ても面白いクラッシクなホラブルドラマ。
    特殊効果がなくても見ごたえは作れるんだなぁと。

    この映画がハリウッドの目に留まり「ローズマリーの赤ちゃん」を生む。
    倒錯していく精神風景にこの映画が生きている。

  • 暗い暗い、女の子が暗い。病んでる。

    まぁ、病んでるからこその妄想だったり
    幻覚だったりするのだけれども。

    後で思うと、妄想中は実は部屋が広く見えてたり
    実写で白黒映画でとてもうまく表現されているなー
    と思った。

  • 焦点の定まらない目、強いコントラスト、終始鳴り続ける時計の音等がどきどきさせる狂気の心理ホラー。

  • カトリーヌ・ドヌーヴが美しい。
    最初のシーンの目が印象的。
    あの部屋は彼女自身だったんですね。

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