二流小説家 シリアリスト [DVD]

監督 : 猪崎宣昭 
出演 : 上川隆也  武田真治  片瀬那奈  平山あや 
  • キングレコード
2.72
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003822651

感想・レビュー・書評

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  • 新たな事実が次々と伏線なしで簡単に出てくる箇所はマイナス要因でしたが、上川隆也氏が演じた主人公と武田真治氏の異常性を持つ犯罪者のやり取りから目が離せませんでした。
    また映像の寒々しい色合いや音楽も作品の雰囲気を盛り上げていました。
    サスペンスの部分よりもむしろ、呉井大悟の崇拝者や事件の犯人たちの持つ人の心の暗さや外見からでは中々わからない本性の部分の方が深く描かれていたように思います。

  • グロであるが意外な展開であった。

  • 主人公は売れない小説家・赤羽一兵。彼のもとにある日、連続殺人犯の死刑囚・呉井大悟から「告白本を書いて欲しい」という執筆依頼が舞い込む。「この告白本を書けば一流の小説家になれるかもしれない・・・・」。欲望に駆られた赤羽は呉井に会いに行く。しかし、告白本の出版には条件があった。それは呉井を主人公にした小説を書くこと。しぶしぶ承諾した赤羽は、小説を執筆するために3人の女性の取材をはじめるが、その先々で殺人事件が起きる! しかも、その手口は12年前の呉井の手口とまったく同じものだった。刑務所にいる呉井に今回の事件の犯行は不可能。ということは、呉井ではない何者かの犯行なのか?深まる謎。ミステリーファンを唸らせる、満足させる、極上ミステリー『二流小説家』の驚くべき結末とは・・・。

  • あまり売れていない小説家が、殺人犯(死刑囚)からの手紙を受け取ったことから、彼が起こした事件に巻き込まれていく話
    思わせぶりなところはいろいろ出てくるんだけど、結局彼が犯人だったのかいまいち不明……

  • 小説を読んだはずなのに全く内容を覚えていないことに衝撃を受け、後日本屋さんで最後の方だけ立ち読みしたというのにやっぱり覚えていない。
    感想をデジタルで保存するようになる前に読んだので、当時の感想を知るためにはノートをひっくり返さなければならない。
    めんどくさいなあ。
    そこまでする必要あるかなあ。

    という状態で観ました。
    さっくりと犯人はわかり、ミスリーディングさせるための人物についてもわかりましたが、これは私の推理力の賜物なのか、無意識の記憶のなせる技なのか。

    アメリカの小説が原作なのに、日本を舞台にした日本映画として製作されたこの作品。
    これは割と納得です。

    親子という呪縛。
    これがこの作品の大きなテーマの一つです。
    親子の関係というのはそれぞれに適正な距離感というのがあって、近すぎても遠すぎても歪みを生み出す〈ことが多い〉ように思います。
    過干渉と育児放棄。アダルトチルドレン。
    ね?日本らしいテーマでしょう?

    そして、本当の自分を誰かに知っておいてほしいという狂おしいほどの焦燥。
    期待される自分、または立場上取らざるを得ない自分。
    そんなものに紛れて見えなくなっているほんとうの自分を、知って、認めてくれる人の存在への渇望。
    ね?日本らしいテーマでしょう?

    二流小説家というタイトルで、主演は小説家役の上川隆也。
    けれどこの映画の白眉は武田真治。
    最初から最後まで死刑囚として刑務所にいる呉井大悟が放つ、狂気。

    連続猟奇殺人事件の犯人でありながら、取り調べに対して嘘しか言っていないという不遜な態度。
    聞いたことには答えない。
    けれど俺の話は聞け、書け、と言う。
    本当の俺を見ろ、そして書き続けろ。
    目を離すことは出来ませんでした。

    二流小説家というタイトル。
    死刑囚の真実を書くことによって一流小説家の仲間入りをしたいと考える。
    けれど、売れっ子作家が一流とは思わない。
    売れない小説家ではあるけれど、無名の小説家ではあるけれど、それは二流ということではないのではないか。
    人気作家でも、一流じゃないなあと思える小説家、いますよ。
    「二流」小説家というタイトルがキャッチーなのかな。
    原タイトルは「The Serialist」= 連載物を書く作家
    ただそれだけなのよ。

    そんなこんなで、武田真治に心奪われた映画ではあるけれど、映画そのものの出来としては「うーん」って感じ。
    無駄な設定というか、回収されずに忘れられた伏線が多すぎ。

  • なるほどね~、と思ったし出演者が魅力的なんだけど、動機がいまいち私好みじゃない。

  • メイン2人の演技には満足。でも展開に違和感が。

  • うーむ長い

  • 「異常」や「狂気」そして、現実世界とはかけ離れたミステリーの構成や展開の面白みに不慣れな小生にとっては、楽しむには10年早い作品か。
    唐突なシーンの出現や、無理筋とも思える種明かしは、原作では理解可能なりや?

  • 売れない小説家が、とある連続殺人犯の起こした事件を小説にしようと依頼される...。
    上川隆也がなかなか。武田真治の狂気じみた感じは良かったけど、そのくらいかな。

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