現代語訳 史記 (ちくま新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ダイジェスト版。

  • 史記のエッセンスを伝えてくれる。興味深く読めた。

  •  名前だけは知っていても内容はほとんど知らなかったが、たまたまKindle日替りセールに出ていたので読んでみた。『史記』は『漢書』と並んで中国の歴史書の原点で、日本で言えば『古事記』と『日本書紀』に相当するイメージだったが、日本のものがかなり神話的であるのに対し中国のものは極めて人間的であるという印象を受けた。

     ただ、漢文で130篇から成るという『史記』を、漢文より冗長になるであろう現代日本語に訳した上で新書一冊に収めているのだから、相当大胆に抜粋要約していると考えられる。あとがきでもその辺りの苦労が吐露されており、さすがにこの本を読んだだけで全体を理解したと考えることはできない。あくまでも『史記』という書物が何についてどのように書かれたものか紹介する本と捉えるべきだろう。

     これまで三国志や水滸伝など中国の古典はいずれも名前しか知らなかったが、少し気にして手を出してみようと思う。

  • 43冊目。

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著者プロフィール

前145年頃〜前86年頃。前漢時代の歴史家。父・司馬談の遺命にしたがい、史書編纂の仕事に着手。武帝の怒りを買い、前98年、宮刑に処せられる。史書は、「太史公書」130巻として完成。のち『史記』と称される。

「1995年 『史記 全8冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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