Be Careful What You Wish For (The Clifton Chronicles series Book 4) (English Edition) [Kindle]

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  • クリフトン年代記の第4巻。
    今作は、Harryたちと、DonPedroとの闘いが中心となっています。
    2組をとりまく新しい登場人物もあれば、抗争の中で、失う命もあり、闘いは泥沼化していきます。
    ただ、巻を追うごとに、Harryのお話というよりは、完全に、Harryの妻Emmaの実家のBarrington家中心の物語のような気がします。それで“Clifton chronicles”という副題はどうなんだろう。Emmaの苗字は今ではCliftonだからそれでもいいのか。けれど、今回の中心舞台であり、Emmaが社長の船会社はそもそもBarrington家のものだし、家柄もやはり貴族であるBarrington家のほうがはるかに上。個人的にも、HarryよりもBarringtonの3兄妹のほうが好きです。
    主人公がだれであるかがとっちらかってしまったようで、色んな視点からのお話も少し惰性に感じてしまった4巻でしたが、最後のほうの「この後どうなるの??」という話の引っ張り方はさすがで、やっぱり次の巻も読んでしまうんだろうな。これはせこいです。

  • クリフトンクロニクル第4作。
    前作で偽造紙幣の密輸を阻まれたドン・ペドロがクリフトン/バリントン家に復讐をするのがメインプロット。バリントン船舶が建設した大型客船の就航をIRAを使って阻止し、会社転覆を狙う。ところがこの陰謀に立ち向かうのが何故かメインキャラの一族じゃなくて新たに登場した地方銀行の頭取。あれ~、どうした!エマは困惑だけ、ハリーは本の執筆に夢中、ジャイルズは労働党の政治で忙しい。エマ&ハリーの息子セバスチャンが頭取の秘書になったので、この先銀行家として活躍する為の布石?

    相変わらず文学?としては底が浅いが、その代わり展開は早いし内容は盛りだくさん。とにかく飽きない。そして最後にまた重大な危機が・・・。次回に続く。と、まるでテレビシリーズの手法。エンタメ系作品として読む分には面白い。

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