黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 江戸川コナンの元となった江戸川乱歩大先生のペンネームの元になったエドガーアランポー大大先生の短編集!!代表作?の「黒猫」も面白いしファースト推理小説のモルグ街の殺人も収録されててお腹いっぱいになれる作品!

    モルグ街の殺人はほんまにこれが推理小説のスタート?って思うくらいの形がしっかり出来上がってる作品で数々の名探偵の始祖となった名探偵のオーギュストデュパンはキレッキレの名探偵っぷりを魅せてるし内容もいろんな推理小説やりまくった後にやりそうな内容やしさすがエドガーアランポー大大先生はスゲェ!!

    なんやかんやで昔の名作とかって時代背景の違いがわからんかったり今のミステリーよりも単純な感じなんやろ??って思ってしまうけど実際読んだらめちゃくちゃ面白いし時代背景の違いが逆に良い味を出していたりして他にも名作読まな!って毎回思うよなぁ〜

    ファースト推理小説の面白さ     ★★★★★
    モルグ街の殺人以外もかなり面白い  ★★★★★

  • 100分de名著「エドガー・アラン・ポー特集」で気になったので読んでみた。
    黒猫、モルグ街の殺人以外の短編集も含めて計6つの作品を読むことができた。
    とはいえ、上記2つ以外の作品は良くわからなかったというのが正直な感想。
    推理小説の原点とも言えるモルグ街の殺人は確かにおもしろかった。
    原点でありながら、現在の推理小説の定番となっているシチュエーションや人物像などの特徴が散りばめられている点は、素直に素晴らしいと感じた。
    正直犯人は、ん?そういうオチ?と驚いた部分もあったが、今までにない斬新なストーリーでおもしろかった。
    今後ポーの他の作品を読むか?と言われるとどうかな?という感じではあるが、ポーに影響を受けた他の作家の作品を読んでみるのも楽しいのではないかなと思った。

  • 「自己を抑制できなくなり箍が外れる」作品集といった感で「撒き餌を撒いてから釣り上げる」ような書き方が多いです■「黒猫」猫好きには後半より前半がツライ、せめてHPLの『ウルタールの猫』を併読しよう!「アモンティリャードの樽」美味い酒の誘惑には勝てないもの「告げ口心臓」細工は流々と思うは本人ばかりなり。老人≠鬼太郎の親父ですよねと邪眼(失礼、邪推)「邪鬼」ショートショートなのに長く感じる不思議「ウィリアム・ウィルソン」自意識強いのね「早すぎた埋葬」意外な結末「モルグ街の殺人」デュパンものミステリです。怖くない

  • 面白い。とくに黒猫はスリルが満点だった。

  • ポーは理詰めで推理を積み上げ難事件を解決する冷静沈着な探偵もの(=デュパン)という勝手なイメージがあったったので、衝動的に暴力行為に走るヤベェ奴が語り手の他作品はちょっと意外で、存外楽しく読めた。

  • 良心の呵責がもたらす精神的な分裂状態がテーマとなっている短編が多く収録されていた。
    モルグ街の殺人は、推理小説として面白かった。
    日本が江戸時代後期の時に書かれた作品だということで、なぜかそこに一番驚いた。

  • 「黒猫」・・・
    「本能vs理性─黒い猫について」・・・
    「アモンティリャードの樽」・・・
    「告げ口心臓」・・・
    「邪鬼」・・・
    「ウィリアム・ウィルソン」・・・

    「早すぎた埋葬」・・・2023/06/25
    〈冒頭〉
    おもしろくてたまらない物語が書けそうなのに、いざ書いたら恐ろしいだけの一辺倒で、まともな小説にならないということがある。
    〈感想〉
    生きたまま棺桶に入れられ土葬されるという話は、あり得ない話であって、実際はあらゆるところで起きている事実である。これが創作ならばただ恐ろしいだけでお話にならないが、厳然たる事実だからこそ人を惹きつける話になるのである。

    「モルグ街の殺人」・・・

  • 合わなかったな…としか

  • 古い怪奇小説を端正に訳しているので、おどろおどろしい雰囲気が薄く、肩透かし。基本的に新訳は好きだが、ポーには合わないかも。

  • 読了。表題2作を含む8作品の短編集。ポーの作品は初めて読んだ。もっとおどろおどろしい話かと想像してたんだけど、そこまででもなかった。
    ただ、だんだんおかしくなっていく心理描写などはすさまじく、なるほど名作と言われるわけだと思った。あと、どの作品も読みやすかったのは、ポーの文体もあるだろうが翻訳も優れているのだと思う。
    「モルグ街の殺人」は、いわゆる推理小説の嚆矢ということだが、すでにシャーロック・ホームズ式のミステリの形が完全にできあがっていたので驚いた。これを何もないところから編み出して、いまもそれに乗っ取った作品がいくつも作られ続けているというのは、すごいことだなあ、と思った。

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