ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 [DVD]

監督 : サリー・ポッター 
出演 : エル・ファニング  アリス・イングラード  アレッサンドロ・ニヴォラ  クリスティーナ・ヘンドリックス  アネット・ベニング  ティモシー・スポール  オリヴァー・プラット  ジョディ・メイ 
  • 東宝
3.42
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104083517

感想・レビュー・書評

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  • ツルゲーネフ「はつ恋」に重なる部分が多いが、本作品の方が主人公の内面を丁寧に描いている。
    60年代、キューバ危機真っ只中のイギリス。世界が終わってしまうかも知れないという恐怖と壊れていく日常という意味での世界。「それでも私は生きる。」最後の詩がこの作品の全て。

  • サリー・ポッター監督作をサラ・ポーリーと勘違いしながら観た。

    燃えるような赤毛、反戦活動、友情と葛藤。
    観終わってからも重ねてしまった。

    最初に広島の映像が出てきたことに驚き、
    ラッセルの名が出てきたことに驚いた。

    多感な少女時代との別れ。
    親友との軋轢は、「ミナ」など他の映画を思い起こさせた。
    ティーンだが、あどけなさより、その成熟ぶりに突き放されるようだ。
    幼くいられる時間は、とても短い。

  • 序盤の二人が一緒に身支度する場面が好きです。(話が進むにつれて空気が重くなるので…)

  • 少女を主人公にした、思春期の葛藤を描いた作品。

    エル・ファニング主演。とにかく彼女の演技がすごい。繊細で生々しいまでの感情表現が圧巻。
    少女の心が軋み、悲鳴をあげて押しつぶされていく様が見てとれて痛々しい。

    地球規模と、手の届く生活の範囲の両面で、世界の破滅に直面する少女の物語。

    絶対観たほうがよい作品。一方で、もう一度観たいかと言われると躊躇してしまうラスト。

  • ずーと暗い。&眠い。

    イギリス映画の中でも
    かなりの眠たさだが、
    終盤の嫌な展開で起こされた。

    後味も悪い。。。
    救いようは、主人公の強さなのか?
    悲劇でしかないかな。

  • 冷戦下の核の脅威に怯える様子が震災後の日本の状況と似ていて興味深かった。

    エル・ファニングかわいい。

  • 時間があれば


  • 朝の光とエルのオレンジ

  •  キューバ危機の頃に核兵器に反対する17歳の少女ジンジャーは奔放な親友に振り回され。。。

     主演の二人の雰囲気は良い。元祖世界系というか、核の危機による世界の崩壊と不安定な自身の家族関係の崩壊とが重なった話。
     当時の時代背景や生き方も絡めて描かれているようだ。ただ、なんか自分には合わなかった。。。
     

  • 「映画天国」にて。キューバ危機を背景にした核戦争の恐怖という「社会の不安」と、クズの父親と親友が肉体関係を持つという「個人の不安」。この2つの区別ができなくなって恐慌状態にしまったエル・ファニングがかわいそう(とにかく父親があまりにクズすぎるぞ)。個人的には空襲で廃墟になったロンドンの殺伐とした風景も印象に残りました。

    この映画はエル・ファニングによるところが大きいですが、彼女はお姉ちゃんより息の長い女優になりそうだな。

  •  1960年代のロンドンが舞台。ジンジャーとローザというふたりの少女による青春物語。明るく楽しい話かと思いきや、ひどく心が痛くなる内容でした。
     ジンジャーが守りたかったのは世界か家庭か、それとも親友か、はたまた自分自身だったのか。ふたりの少女を始め、俳優さん方の演技がとてもよく、暗く不安な様子を見事に表現しています。じっくり観ているとこちらの気持ちまで重くなるような雰囲気でした。少女が大人になるためにはこんなにも苦しまなければいけないの? と同情を通り越して助けてあげたくなります。
     観終わってすっきりしない映画も好きなのですが、ここまでつらい気分になる作品は久しぶりでした。

  • もうちょっとわかりやすくてもいいのでは

  • 何かレンタルしようと思って、たまたま目に留まった作品。
    幼馴染の2人の女の子が出てくるって事で、ほのぼの出来るかな、と思ったけど…。胸糞悪かったな。
    冒頭に、2人仲良く同じ服装をするシーンなんかは可愛らしかったけど。

    父親が娘の幼馴染である親友に手を出しちゃうって、何だそれは…。
    親友も若さで過ちを犯すにしても、親友の父親に手を出すなよ…と思う。
    それも一緒に泊まってる船の中でやっちゃうとか最低だ。

  • 誰をターゲットにして作っているんだろうか。青春映画によくありがちな疑問。アンニュイ意識の女子が勘違いして自己投影してしまうような作り。疑似体験でしかない。主人公の2人は大人びすぎているし、彼女たちより年上の女子が憧れてしまう魅力を持ちすぎている。

    エル・ファニングは文句なしに可愛かったし、もう一人も悶々とエロかったし、雰囲気や時代設定も好きだけど、この時代にこの作品を撮る意味を問いたい。

  • 大きな世界を見つめていても、私の世界は、とっても身近な世界で揺らぐもの。

  • Elle Fanning

  • 彼女が食い止めたかった世界の終わりとは。
    ほろ苦い。キャストも良かった。

  • ジンジャーの時折呟く詩が響く。特にラストシーンでの「夢を見てた、一生親友でいるって。人によって…生は終わりを意味する。今となっては私に明日はない(中略)私の夢は、生きること。」という詩がこの作品のすべて。以前見たゴースト・ワールドもそうだけど必ずオヤジが絡むとろくな展開にならない。でも、エル・ファニングとアリス・イングラートの演技は素敵だしかわいいと思った自分も同じ穴の狢かも。

  • 結果最低の父親と友達という感想しか・・・
    ジンジャーは頑張って耐えた。

  • 原題は"Ginger & Rosa"

    舞台は1960年代、冷戦下のロンドン。
    幼なじみのジャンジャーとローザはいつも一緒だったが、思春期にローザがジンジャーの父親と関係を持つようになり、二人の間には溝ができる。

    ジンジャーの透明感、瑞々しさが、親友と父親の関係を知ることによって傷つき、すり減っていく様子を見るのはつらい。
    ローザが肌の触れ合い、信仰、愛情を求める一方で、ジンジャーは身近なものから目をそらすかのように反核運動にのめり込んでいく。

    ローザに比べ、ジンジャーは子どもだったのか?
    そんなことはない。
    最後に「許す」と言ったジンジャーは、誰よりも前を向いていて、大人であると思う。

  • 女の子が可愛いからまだ見れた

  • 冷戦下の60年代イギリス。子供の頃からいつも一緒だったジンジャーとローザ。反核の思想を共に分かち合い、青春時代を過ごしていたが、ローザがジンジャーの父に恋したことから、二人の関係に不穏な空気が流れ始める...。
    終始重苦しい空気だし、ドロドロした関係に辟易するけど、何故か引き込まれてしまった。
    エル・ファニングが良い。

  • ジンジャーは本当に優しい子だと思う。

    父親をクズだと、友達をサイテーだと罵って当たり前の立場なのに、自分がとても深く傷つけられているのに、すべて許そう、と考える。
    それは人の心を思いやる深い優しさがあるからだと思う。
    それにしても父親がクズの見本!

  • amoちゃんおすすめ

  • 衣装や雰囲気がとてもキュート。特に制服姿はツボ。
    あと主演のエル・ファニングが美しい。彫刻のよう。

    それ以外はなにも心に残らなかった。
    共感も感動も興奮もしなかったな。
    ローランドが屑だということくらい。
    お洒落な雰囲気が魅力なだけの映画。

  • 17歳の女の子。身体は大人で、心は成長途中。
    友達、家族、社会情勢、全てに真剣になりすぎて、距離の取り方が難しくて。
    細かいエピソード、友達と笑ったり、べたべたしたり、両親への嫌悪感とでも愛されたいと思ったり、どうして世界が終わりそうなのに、みんな明るく生きていられるの?てきな心とか、共感できる部分がすごく多い映画だった。

    エルファニングの表情がとってもよかった。

  • ヒロシマに原爆が落とされた年に、ロンドンの同じ病院で産まれたジンジャーとローザは親友同士。
    同じ服、ヘアスタイルで一緒に過ごしてきた二人も、宗教や核兵器など考えの違いが生まれる。
    キューバ危機が訪れる中、それ違いはローザがジンジャーの父ローランドと惹かれあうようになる事で決定的になっていく。

    予告編 http://youtu.be/ELcX7k-qo18

    世界の危機と自分の周囲の崩壊がリンクしていく。
    キューバ危機の時の人々の不安感と行動は、3.11の記憶を呼び覚まし、そして希望を与えてくれる作品でした。

  • ○日本語字幕
    ×日本語吹き替え
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    これは字幕で雰囲気をそのまま感じたほうが良い作品。
    ずっと2人で仲良く過ごすのかと思ったら違った。
    別れた話も良い。
    ダメな大人の所為で幼い心は苦しめられる。
    ジンジャーたちの頃は背伸びしたくて、でも傷つきやすくて脆い。
    主義主張がずれるのは仕方ないね。
    雰囲気が好き。

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