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感想・レビュー・書評
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角川文庫の羽生シリーズ読破。
3冊も読むと著者の判断基準がなんとなく理解できる。
謙虚なのが印象的だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
だいぶ前に読みました
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・ミスの原因はなかなか決断できず苦しんでいる状況だから、一刻も早く抜け出したくて即決する。
・地道にプラスになることを重ね、いつか大きな成果になる。
・棋士にとって大切な資質の一つに、「打たれ強さ」がある。負けても立ち上がる。
天才といわれる羽生さんでも苦労されている。凡人の僕は苦労して当たり前だから頑張ろう。 -
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」この言葉が印象に残った。
「決断力」の方はだいぶ前に読んだのではっきり覚えていないけど、「大局観」より「決断力」の方が面白かった気がする。 -
将棋に興味を持ち、読んでみました。
おそらく歴史上最強であろう羽生さん。エッセイ風にあらゆる事柄について語っています。
サラッと読めるので、将棋に興味を持った方は楽しめると思います。 -
将棋以外のところで出会った人や本に気づきを得ているのが印象的。
長く研鑽を続けている人は、人から得たヒントを自分なりに咀嚼する過程を経ているんだなとわかる。
特に良かったのは集中力を高めるためにやっていること3つ。
1.何もしない時間を作る
2.適度に新しいことを始める
3.長い時間没頭する必要があることをする(読書とか)
特に2が面白いと思った。いつも同じことをやっていると習慣の慣性でできてしまうから、脳に負荷がかからなくなると。筋トレと近い。 -
決断力を読んだ後だったからおおよそ書かれている内容は想像どおりのものだった。
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将棋の名人、羽生善治が書いた自伝。
将棋という厳しい勝負の世界で頂点に立ち続ける人が語る言葉はとても思慮深く、厳しくも優しい。
いいなと思った言葉
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
「リスクとは車のアクセルのようなもの。コントロースし、バランスをとること」
「人は少ない選択肢の中から何かを選ぶより、多くの選択肢の中から何かを選ぶほうが後悔しやすい。我々は後悔しやすい環境の中で生きている」
「武道のトレーニングの大きな目的は、技を鍛えることよりも、恐怖心を除くことにあるのではないか」
「意外性はモチベーションを維持するうえで重要」
「勝っているときや順調なときに方向転換することは難しいが、負けている時ならば様々な変化をしやすい」
「論理だてして説明できるのが直感で、なんだかわからいけどこれがいいといのが閃き。閃きはリスクが大きい」
「惜福というように、幸運を自分のために使い切らない」
「管理責任を持てないモノについては所有しないほうが良い」
「真面目とは表面的なことに留まらない本質的な意味を知る、理解するということ。」 -
・体力や手を読む力は、年齢が若い棋士の方が上だが、「大局観」を使うと「いかに読まないか」の心境になる。将棋ではこの「大局観」が年齢を重ねるごとに強くなり進歩する。同時に熟練になり精神面でも強くなると60歳、70歳になって、この「大局観」は闘うための柱となる。若い人は「大局観」がないが、経験を重ねて「大局観」を身に着けていくと大筋で間違っていない選択ができることになる。
・「時代の先を読む眼」とは、表面的な出来事を見ることではなく、水面下で起きているさまざまな事象を注視することだと思っている。 -
深く集中するためには簡単に可視化できないことについて考えること。可視化できないことは深く集中しないと理解できない。人に教える時は、自分が理解した地点まで戻って教えるようにすること。三手読み。まずベストな選択肢を考える。次いで相手にとってベストな選択肢、自分にとって最悪の選択肢を考える。それを受けて自分にとってベストな選択肢を考える。