大統領の料理人 [DVD]

監督 : クリスチャン・ヴァンサン 
出演 : カトリーヌ・フロ  ジャン・ドルメッソン  イボリット・ジラルド 
  • ポニーキャニオン
3.22
  • (18)
  • (83)
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  • (44)
  • (6)
本棚登録 : 662
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013643260

感想・レビュー・書評

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  • 田舎のレストランを営む女性オルタンス・ラボリに文化省の料理人の仕事が入る。
    しかし、オルタンスが連れて行かれたのはパリのエリゼ宮殿。
    実はオルタンスはミッテラン大統領の専属料理人として指名されたのだった。
    オルタンスは大統領の料理の好みを知りたいと思うが、
    大統領から直接声がかからないと話をすることはできないという。

    フランスで初めて女性の官邸料理人となったダニエル・デルプエシュの実話を基にした作品。
    ミッテラン大統領は素材をいかしたシンプルな料理が好みだったみたいで、
    劇中に出てくる料理はこってりフレンチのイメージとは違ってどれも美味しそうだった。

  • 出てくる料理に出てくるスイーツ、どれも美味しそう。
    ついつい匂いを嗅ぎたくなっちゃう、五感をくすぐる作品。
    フランス映画特有の映像美や上品な雰囲気、その魅せ方が素晴らしい。

    片田舎の女性が急に大統領の料理人を任されるにあたり、
    主厨房からちょっと嫌味な扱いも受けるのだけれど、
    30年そのポジションを守ってきた主厨房のシェフ達からしたら、そのくらいしたくなっちゃう気持ちも分からなくもない…かもしれない。

    カトリーヌ・フロは幾つになっても凛としていて魅力的。
    私もあんな風に、いつも胸を張って仕事をしたい。
    ホッと落ち着く美味しい作品でした。

  • @目黒シネマ

    内容は、レストランを営むオルタンス・ラポリ(カトリーヌ・フロ)がスカウトを受けた新しい職場は、フランス大統領官邸のプライベートキッチン。主厨房からいじめられることもあるが、前向きな姿勢で仕事に取り組む。大統領の口に合うか不安なラポリは直々に大統領と話し、食の話題に花を咲かせる。だが、報われないと感じることの多い仕事で、ついに辞職することを決意する。それを次の職場、南極基地局でのキッチンで辞職する時に思い出す話。


    ドキュメンタリーだったと思う^^
    そして、展開も面白いし、
    最後に南極基地局を辞める時にみんなから感謝されて蛍の光に合わせて歌うところに涙しそうだった(* *)

    わたしも仕事を辞める時、そんな終わり方ができたら幸せだな、と思った(●´ー`●)


    ご飯がやはりとても美味しそうなので、ご飯を作りたくなる。

  • 名画座で鑑賞。
    本日三本立ての目玉。
    題名通りのフランス映画。
    最後の南極基地でのパントマイムに(笑いの)涙を流し、蛍の光の合唱にまたまた涙を流しました。宮廷での紆余曲折が有っての南極基地。
    そして最後に何故南極まで来たのかが明かされ、新しい旅立ちも示唆される。
    気持ちのいいラストでした。
    たまにはフランス映画もいいね。
    ただ実際に主人公の様な女シェフが同じ職場にいたら腹立つだろうなぁ~。

  • ミッテラン大統領に仕えた史上唯一の女性シェフの実話をベースにした映画。映画の出来は置いても素晴らしい数々の料理を目で楽しめ、レシピを読み上げるセリフはまるで上質の音楽を思わせ耳でも楽しめる。これだけでも観る価値あり。

  • TVにて
    トリュフを愛する料理人オルタンスの妥協を許さない料理への情熱がかっこいい.大統領との心からの理解を得た交流と官邸のシェフたちのあからさまな嫌がらせ,そして場所を変えての南極での従業員からの賞賛といった内容だが,なんといっても一番の魅力は美味しそうなお料理.カロリーは高そうだったけれど.

  • 2021年4月期展示DVDです。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00523204

  • TV深夜シネマ録画[吹替]仏>フレンチ:仏料理に馴染みがない所為か、いささか乗り切れず。。
    出てくる料理は美味しそうに見えたけど、フレンチってソースだったりトリュフをやたら使ったり、フォワグラとか。。食べた事ない物ばっかなんであんまり。
    でもこの人は(大統領の依頼通り)シンプルに拘ったんだろうな。
    とにかく大統領の料理人に抜擢された主人公のおばさんが気の強い事×2。
    あの逆境の中短命だったのはやっぱりって感じ。
    料理に関するうんちくが煩過ぎる。主張が激しいのでげんなり。
    日本人(料理)はあんなにガミガミ料理に対して色々物言わない。
    四季(旬)もあるので味わってみて初めて気づく物。風情がないね~。

  • めっちゃお腹減る。あんなにもポルチーニといわれたら食べたくなる。大統領の朝食に初めてつくったポルチーニのスクランブルエッグがすごくおいしそうやった。田舎のお母さんが作るフランス料理たべてみたい。主人公のブツブツレシピを口ずさみながら作るクセがかわいかったな。

  • 中年の料理人オルタンスが主人公。
    彼女が野心に燃える人間だったら、結末は変わっていただろうけれど、これはこれでハッピーエンドかな。
    実話を元に作られたらしい。

    アマプラで視聴したが、あらすじやサムネ(元はフライヤー?)の雰囲気とキャッチコピーは詐欺すぎて酷いと思う。
    本編の陰湿さを知ると、希望に満ちたそれらが嘘であると解るだろう。


    作品冒頭で南極から突然舞台が田舎に変わって戸惑った。
    大統領の料理人だった過去と、南極料理長である現在の時間軸を行ったり来たりする構成だが、南極側の話が浅く効果的とは思えなかったな。
    特にテレビ局の2人が不躾でうざったく何のために居るのか全くわからなかった。


    道の舗装も行き届かない田舎住まいのオルタンスは、フランスの「おふくろの味」をロブションに推薦されて、大統領専属の料理長に任命された。
    他の映画にも名前だけは登場するジョエルロブションがここでも出てくるとはものすごいネームバリューだ。

    オルタンスが作る料理は祖母を思い出す懐かしい味で大統領に気に入られていたものの、おいしいものを追求するがゆえに嵩む費用、主治医からのレシピへの口出し、主厨房からの陰湿な嫌がらせに耐えかね、体も壊し、2年半でその仕事の幕を下ろした。
    給仕長のジャンマルクや助手のニコラは良い仲間だっただけに、この結果は虚しい。
    主厨房とはいつかは仲直りするのかと思ったが、シェフ達が最後まで縄張り意識もろ出しのマウンティングクズで悲しかった。

    その後オルタンスは南極の観測基地で給食を作る仕事を得る。
    基地の仲間から大変慕われているようで、1年の任期を終えた日、小さな劇をプレゼントされるが、その内容が大統領の愛人を思わせる内容で侮辱に感じた。
    これを笑って流せるセンスの違いになんだか悲しくなった。
    オルタンスはこれから新天地ニュージーランドでトリュフ畑を育てるらしく、未来に希望を見出している締め方だった。

    そういえば犬を飼ってるらしいけど、部屋のベッドに倒れ込むシーン含め一切映ってなかったな。実家に置いているのか。


    OP曲がとてもいい。作中の曲もクラシカルでよかった。

    作中でも弄られているが、主人公の破滅的なファッションセンスは大阪のおばちゃんみたいで感動。
    こんなにダサくできるなんてスタイリストは良い仕事をするなぁ。

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