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- / ISBN・EAN: 4988013643260
感想・レビュー・書評
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感情表現の差がそうさせるのか、イマイチ盛り上がらない。
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人生って、そういうものなんだろうな。
誰しもが誉れ高く順風満帆なわけでなし、嫉妬や失意のなかでも、とりあえず生きていかないといけない。
グレーな南極だって、彼女のなかには、いろんな葛藤や挫折があったのかもしんないけど、けっして悪くない。むしろ、みんなに喜んでもらえて、最高やん。
暗闇に小さな灯りが見えて、たまには疲れてみてもいいのかも…なんて思った。それが人生の醍醐味というものなんだろう。
大きな…、小さな…、たぶんそんなことの繰り返し。
栄光の過去も、苦い思い出も、吹っ飛ばしてただただ、一歩ずつ歩けばいいって、お料理マムが言ってる気がした。 -
良い映画観たぞって感じの良い映画。
可も不可も無し。
あのジャーナリストの女の子と自分のこれまでを重ねているところもあったのかな。ともかくも、前を向いていること、信じているものを貫くこと。貫けなければ場所は問題じゃない、変えたっていい。自分を信じるだけの時間を重ねられればこうやって生きていけるのだろうか…羨ましい。料理人メインの映画であって、料理がメインではないです。自由な魂の作品。 -
田舎のレストランを営む女性オルタンス・ラボリに文化省の料理人の仕事が入る。
しかし、オルタンスが連れて行かれたのはパリのエリゼ宮殿。
実はオルタンスはミッテラン大統領の専属料理人として指名されたのだった。
オルタンスは大統領の料理の好みを知りたいと思うが、
大統領から直接声がかからないと話をすることはできないという。
フランスで初めて女性の官邸料理人となったダニエル・デルプエシュの実話を基にした作品。
ミッテラン大統領は素材をいかしたシンプルな料理が好みだったみたいで、
劇中に出てくる料理はこってりフレンチのイメージとは違ってどれも美味しそうだった。 -
出てくる料理に出てくるスイーツ、どれも美味しそう。
ついつい匂いを嗅ぎたくなっちゃう、五感をくすぐる作品。
フランス映画特有の映像美や上品な雰囲気、その魅せ方が素晴らしい。
片田舎の女性が急に大統領の料理人を任されるにあたり、
主厨房からちょっと嫌味な扱いも受けるのだけれど、
30年そのポジションを守ってきた主厨房のシェフ達からしたら、そのくらいしたくなっちゃう気持ちも分からなくもない…かもしれない。
カトリーヌ・フロは幾つになっても凛としていて魅力的。
私もあんな風に、いつも胸を張って仕事をしたい。
ホッと落ち着く美味しい作品でした。 -
「大統領の執事の涙」というアメリカ映画もありましたが、あんな風に料理人が社会の変動や政治に翻弄されるというストーリ-を期待すると肩透かしを食います。主人公はたった2年しか大統領府にいなかったのだから仕方ないです(それにしてもミッテラン大統領は似てなかったなぁ)。そのかわり(?)、南極基地でのエピソードも交互に描かれ、これもこれで面白いのですが、ちょっと焦点がほやけたかとも。
きっぷのよい主人公が厨房で次々とおいしそうな料理を作っていくところはなかなか楽しいです
(若手の指導もうまいのがポイント)。フランス料理の高級感や装飾性を重視した権威主義を否定し、古くからある家庭料理に回帰しようというのは興味深いですね。「レミーのおいしいレストラン」もそういう話でしたが、ひとつの見識ではないかと思います -
ロングパールのネックレス
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料理はどれも美味しそうだし、前半はなかなか雰囲気も好みだったけど、イマイチ盛り上がりに欠ける。
実話が元だからか地味〜に終わりました。
他の方も書いてますが、大統領が料理を堪能するシーンが全くなかったのは残念。本当に美味しそうな料理場面が多かっただけに、なんとも勿体無い映画。