清須会議 スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 三谷幸喜 
出演 : 役所広司  大泉洋  剛力彩芽  小日向文世  佐藤浩市  妻夫木聡  浅野忠信  寺島進  でんでん  松山ケンイチ  伊勢谷友介  鈴木京香  中谷美紀 
  • 東宝
3.06
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本棚登録 : 1225
感想 : 274
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104084279

感想・レビュー・書評

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  • 時代背景に詳しくない事もあるけども
    どうも脚色甚だしく、つまらなくて観るのもしんどくなって止めてしまった

  • 豪華なキャストで織田信長の跡取りを決める清洲会議という小さなイベントを取り扱うあたり。羽柴秀吉と柴田勝家の様々な駆け引きの描き方が三谷幸喜感すごい。

  • 本能寺の変で信長亡き後の跡目争い。
    清洲での評定が舞台。
    次男信雄(のぶかつ。妻夫木聡)推し秀吉に大泉洋、黒田官兵衛が池島進、ねねが中谷美紀、対立する三男信孝推しの柴田勝家を役所広司、前田利家に浅野忠信、丹羽長秀に小日向、信玄の娘で長男信忠に嫁いだ三法師(秀信)の母松姫を剛力、お市を鈴木京香、池田恒興に佐藤浩一、ほか松本ケンイチ、でんでんなど豪快なキャスト。信孝はこの後三法師絡みで秀吉と敵対、勝家も翌年に秀吉と戦い自害することになる。結局、うつけものと描かれていた信雄がメイン血筋になっていくのはなんとも皮肉。

  • 2013年

  • さすがの三谷作品なので、楽しめます。
    清須会議は、秀吉が三法師を抱えて登場する場面が勝敗を決したメインシーンのイメージでいたのですが、それ以降にもしっかり焦点を当てた話なのが良かった。
    確かに秀吉の勝ちが決まったとしても、そこは戦国時代、その禍根は確かに残るわけで、「その後」までちゃんと描かないと秀吉の天下に繋がらないので、妙に観終わった後の納得感が心地よかったです。
    演じている人たちが良かったので、それまでの攻防、清須会議、その後の身の振り方、その中での三谷作品らしい面白さが絶妙に一体化していて、とても良い作品だと思います。

  • 続けて観ている三谷幸喜監督作品の6本目。
    豪華な役者陣と緻密な構成と全体・細部に行き渡るユーモアという部分は、他の作品と共通している。大泉洋の羽柴秀吉、中谷美紀の寧が魅力的だ。各作品に「遊び」部分があるのも共通しているが、本作品では、「ステキな金縛り」の西田敏行演じる更科六兵衛が一瞬だけ登場するところが遊び部分。
    ウィキには「清州会議」という表記で本会議のことが解説されている(なお、「清須会議」とも表記するという説明もウィキの中にはある)。本能寺の変で織田信長が自害、襲った明智光秀も討たれた後、織田家の後継者および遺領を決定することを目的に開催された会議という説明がなされている。後継者は三法師に決まったという説明もなされており、本映画は、実際の清須会議をなぞったものだ。
    中谷美紀が演じるのは、映画では「寧」となっているが、「寧々(ねね)」と呼ばれていることも多いようだ。豊臣秀吉の糟糠の妻にして最高の伴侶であるとの解説がネット上ではなされている。映画でもそれを中谷美紀がうまく演じている。
    断片的な感想になってしまったが、他の三谷幸喜作品同様、安心して観ることが出来、楽しめる作品。

  • 1/14 本能寺の変のその後。信長の仇をとって、おわり、めでたしめでたし。ではなかったのね。跡目問題と領地問題が残っていた。

  • そんなに、コメディでは、ない

    豪華キャストが、それぞれ存在感を出しているのは、三谷作品っぽくてよい。

  • 試写会にて

  • 人物像と粗筋と結末が決まっている歴史物では
    三谷幸喜の良さを発揮しづらかろうと思いながら
    見始めました。

    思ってたんと違う展開にジタバタする登場人物
    点と点が運命の徒で綱がり動き出す奇遇な物語
    あちこち張り巡らした伏線の見事な回収の快感
    点が線となり面になって迎える感動の大団円
    これが三谷幸喜作品の魅力です。

    一定の枠を外せない歴史物は
    やりづらかろうと思いました。

    役所広司の柴田勝家、佐藤浩市の池田恒興など
    ジタバタする登場人物は流石に面白かったです。
    今回の三谷幸喜は、会話の駆け引き、人心の動揺
    外面のキャラ、二面性、奥に仕舞われた想いといった
    人の心の有り様を中心に描いていたと思います。

    「ステキな金縛り」の更科六兵衛が生きて登場。
    あぁ~良かった...人間、死んだらお仕舞いよ...
    良かった...

    この世は生き残ったもん勝ちだ。
    俺は生き残ってみせるよ。
    三谷幸喜作品での佐藤浩市は、カッコ悪くても
    しがみついても本懐に生きる役が多いですね。

    お前だけには打ち明ける。
    わしは親方様に代わって天下人になる。
    身の程をわきまえろ!藤吉郎!
    斬りたければ斬ればいい。
    だがわしを斬れば戦の世はあと100年続く!
    考えてみよ。
    信雄も信孝も天下を治める器ではない。
    親父殿に至っては戦場でしか生きられない男だ。
    ああいった連中の時代はもう終わった。
    これから新しい時代が始まるのだ。
    これから新しい世の中を、わしがつくる!

    藤吉郎。教えてくれんか。
    わしには織田家を支えていく力はないか?
    織田家はもうかつての田舎大名ではありません。
    親方様が目指していたのは、天下統一。
    そしてそれはもう、目の前でございます。
    そこにわしの居場所はないか?
    はい。
    ないか...そんな気がしておった。

    そ~こ~ま~でして、わしを苦しめたいのですか
    わたくしは生涯あなたを許さない。
    だからあなたがこの世で最も嫌がる嫁ぎ先へ、
    敢えて、嫁ぐのです。
    そ~こ~ま~で嫌われたならば、
    秀吉も本望でございます。
    (勝家登場)
    支度出来た?そろそろ行くわ。聞いた?
    祝言いつ頃にしようか。あっちで話そ!おいで!

    白状しちまえよ。
    お前が狙ってるのは、天下、だろ!
    その時に一番邪魔になるのは織田家の人間だ。
    お前はいずれわしらを滅ぼすつもりでいる。
    遠慮することはない。滅ぼしちまえよ。
    兄が本能寺で死んだ時に織田家の命運は尽きた。
    あとはお前に任せる。
    兄もきっとそれを望んでいる。
    しかと、承りました。失礼致します。

    土に生き、情で繋がる百姓
    心を潰し、機械の様に家名を残そうとする武家
    この世は生き残ったもん勝ちだ。

    まぁどうしても歴史物は、登場人物達の
    その後の人生を教科書で知ってしまっているので
    映画はハッピーエンドで終わっても
    すっきりはしませんね。
    だからか本作品のエンディングは、
    手放しのハッピーエンドにはなってません。
    歴史は続くよどこまでも、的な。
    いつもの三谷幸喜作品の
    すっきり爽快ではありませんでした。
    よく言えば味わいのあるエンディングでした。

    今明かされる歴史の真実。
    織田信長の跡を継ぐものは?
    これは会議という名の戦である
    熱く真っ直ぐな猛将 柴田勝家
    人の心を掴む名人 猿と呼ばれた男 羽柴秀吉
    そして、開かれる 清洲会議
    勝家派か?秀吉派か?
    渦巻く陰謀
    日本初、会議の席で歴史が動く
    敵か?味方か?
    最後に笑うのは誰か?

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著者プロフィール

1961年生まれ。脚本家。近年のおもな舞台作品に「大地」「23階の笑い」「日本の歴史」「ショウ・マスト・ゴー・オン」、ドラマ作品に「風雲児たち?蘭学革命篇?」や「誰かが、見ている」「鎌倉殿の13人」など、映画監督作品に「清須会議」「ギャラクシー街道」「記憶にございません!」などがある。また、おもな著書に『三谷幸喜のありふれた生活』シリーズ、『清須会議』など。

「2022年 『三谷幸喜のありふれた生活17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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