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- / ISBN・EAN: 4988104084279
感想・レビュー・書評
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豪華なキャストで織田信長の跡取りを決める清洲会議という小さなイベントを取り扱うあたり。羽柴秀吉と柴田勝家の様々な駆け引きの描き方が三谷幸喜感すごい。
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本能寺の変で信長亡き後の跡目争い。
清洲での評定が舞台。
次男信雄(のぶかつ。妻夫木聡)推し秀吉に大泉洋、黒田官兵衛が池島進、ねねが中谷美紀、対立する三男信孝推しの柴田勝家を役所広司、前田利家に浅野忠信、丹羽長秀に小日向、信玄の娘で長男信忠に嫁いだ三法師(秀信)の母松姫を剛力、お市を鈴木京香、池田恒興に佐藤浩一、ほか松本ケンイチ、でんでんなど豪快なキャスト。信孝はこの後三法師絡みで秀吉と敵対、勝家も翌年に秀吉と戦い自害することになる。結局、うつけものと描かれていた信雄がメイン血筋になっていくのはなんとも皮肉。
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2013年
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さすがの三谷作品なので、楽しめます。
清須会議は、秀吉が三法師を抱えて登場する場面が勝敗を決したメインシーンのイメージでいたのですが、それ以降にもしっかり焦点を当てた話なのが良かった。
確かに秀吉の勝ちが決まったとしても、そこは戦国時代、その禍根は確かに残るわけで、「その後」までちゃんと描かないと秀吉の天下に繋がらないので、妙に観終わった後の納得感が心地よかったです。
演じている人たちが良かったので、それまでの攻防、清須会議、その後の身の振り方、その中での三谷作品らしい面白さが絶妙に一体化していて、とても良い作品だと思います。 -
続けて観ている三谷幸喜監督作品の6本目。
豪華な役者陣と緻密な構成と全体・細部に行き渡るユーモアという部分は、他の作品と共通している。大泉洋の羽柴秀吉、中谷美紀の寧が魅力的だ。各作品に「遊び」部分があるのも共通しているが、本作品では、「ステキな金縛り」の西田敏行演じる更科六兵衛が一瞬だけ登場するところが遊び部分。
ウィキには「清州会議」という表記で本会議のことが解説されている(なお、「清須会議」とも表記するという説明もウィキの中にはある)。本能寺の変で織田信長が自害、襲った明智光秀も討たれた後、織田家の後継者および遺領を決定することを目的に開催された会議という説明がなされている。後継者は三法師に決まったという説明もなされており、本映画は、実際の清須会議をなぞったものだ。
中谷美紀が演じるのは、映画では「寧」となっているが、「寧々(ねね)」と呼ばれていることも多いようだ。豊臣秀吉の糟糠の妻にして最高の伴侶であるとの解説がネット上ではなされている。映画でもそれを中谷美紀がうまく演じている。
断片的な感想になってしまったが、他の三谷幸喜作品同様、安心して観ることが出来、楽しめる作品。 -
試写会にて