GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍 [Kindle]

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  • 世の中は3タイプの人間に分かれる
    ギバー・マッチャー・テイカー

    ギバーは自分の利益の追求よりも、他社の利益を追求する
    マッチャーは他者と自分の利益の均衡を保とうとする
    テイカーは自分の利益追求を優先する

    最終的にギブをする結論は同じでも、そのプレセスに変化が現れる

    最も成功するギバー=他者思考的
    最も成功したいギバー=自己犠牲的
    自己利益と他社利益、その双方への追求することが大切

  • ベストセラー『ORIGINALS─―誰もが「人と違うこと」ができる時代』を書いた著者の本です。人間の行動をパターン化する手法は、行動心理学者が好んで使う商売道具です。その切り口如何では、駄作になるので危険も伴います。本書では、ギバー(惜しみなく与える人)、テイカー(自分の利益優先の人)、マッチャー(損得のバランスを考える人)という分類を試みています。ギバーは頼りあうことこそが強さの源であり、多くの人々のスキルをより大きな利益のために活用する手段だと考える。逆に、テイカーは、自分が最も優れていて、他人に頼るのは弱さだととらえる点で、他者の協力を受けずらい環境に自らを置く。成功者の多くは(利他的)ギバーだと解説するが、スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクは絶対的な自信に裏打ちされたテイカーだと思う。こうした分類はあくまでも集団の傾向を差異化する便宜上のものなので、成功者に例外があるからといって一概に否定はできない。むしろ、自分や他者をとりあえずカテゴライズすることで、本書で解説されている行動指針へと活かしていくのが賢明な選択だと思われる。

    著者:
    ペンシルベニア大学ウォートン校教授、心理学者。
    著書に世界的ベストセラーとなった『ORIGINALS─―誰もが「人と違うこと」ができる時代』『GIVE & TAKE─―「与える人」こそ成功する時代』がある。
    意欲や生きがいを見出し、より豊かで創造的な生を送るための研究の第一人者。
    アメリカ心理学会と国立科学財団から業績賞を受賞し、ニューヨーク・タイムズにも論説を寄稿している。
    妻と3人の子どもとともにフィラデルフィアに在住。

著者プロフィール

アダム・グラント(Adam Grant)

ペンシルベニア大学ウォートン校教授。組織心理学者。1981年生まれ。同大学史上最年少の終身教授。『フォーチュン』誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」、世界でもっとも重要なビジネス思想家50人(「THINKERS 50」)のうち一人に選ばれるなど、受賞歴多数。「グーグル」「ディズニー・ピクサー」「ゴールドマンサックス」「国際連合」などの一流企業や組織で、コンサルティングおよび講演活動も精力的に行なう。デビュー作『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』は31カ国語で翻訳され、全世界で大ベストセラーに。続く『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』(以上、三笠書房)も『ニューヨーク・タイムズ』紙でビジネス書の売上第1位、アマゾンUSでも第1位(企業文化)を獲得している。

「2022年 『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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