- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988104083555
感想・レビュー・書評
-
アメリカ南部のミシシッピ川で暮らす、14歳の少年エリスとネックボーンは、その河の中州に潜伏する逃亡犯マッドに出会う。
マッドは愛する恋人ジェニパーのために殺人を犯し、町で自分を待つジェニパーと落ち合い逃亡するために少年達に助けを借りたいと話す。
少年達は、マッドの純愛に協力するために手紙を届けたり、盗みを働いたりして、どんどんと巻き込まれていく。
ストーリーは正直陳腐なのだけど、少年エリスとネックボーンがとてもいい演技をしており、14歳という“大人になりきれない子ども”が、つい“現実よりも理想に幻想を抱いてしまう”ような、この年頃特有の微妙な心境を表現している。
増水して木の上に絡まったボート。
決して美しいとは言えない大河、未来に希望や発展はなく、裕福とは縁の遠い人々の暮らし。
それなのに、他にはない“美しさ”を映し出している監督は素晴らしいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あの夏、ぼくらは逃亡犯と友達になった――
MUD -
謎めいた危険な男と出会った14歳の少年2人が、彼の逃亡を手助けようとする中で、単純には割り切れない大人の世界を垣間見ていくさまをミステリアスかつほろ苦いタッチで綴る。
-
男ってバカだなぁという映画。
ジュニパーがバーにいた後の展開が切ない。報告を受けたマッドが……
少年二人を含め、みな演技達者。 -
子役の2人は凄まじいな
-
14歳の主人公エリスと離島のボートに住み着くマッドとの青春ストーリー
14歳の少年からすれば、ああゆうワイルドでちょっと危なっかしい謎の男って格好よく見える。しかも、好きな女のために殺人を犯しているというから、バックグラウンドば十分そろってる。
でも、今回の映画の焦点はエリスが謎の男と関わっているどう変化していくかというところであると思う。
恋も知って、両親の離婚も知って、父親の仕事も知る。
そのうえマッドの男らしく、誠実な行動に魅せらせて、エリス自身が成長していると思う。それが最後のニヤッってシーンからの背中で表現されているのかな。 -
簡単に言って、スタンドバイミー。
ただ登場人物が少ないし、
先が読める安心感が、
ちょっとつまらなくしている。