風立ちぬ [DVD]

監督 : 宮崎駿 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
3.62
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本棚登録 : 1870
感想 : 360
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241753410

感想・レビュー・書評

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  • 2013年日本 ジブリ
    庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊

    賛否両論ある作品のようです、宮崎駿監督にとっては遺作、最終作。
    私は好きですね。色々と奥深く考えねばなりません、、、今後も何度か観て考えようって意味もこめておまけで★5つ♪
    主人公二郎の何とも言えぬ矛盾、妻菜穂子の矛盾。
    見てる時は「何でそうなるのさ」と批判めいた思いがよぎりましたが、世の中矛盾だらけなんですもの、仕方ないですね。
    二郎はゼロ戦を作る際にひたすら「美しいものを作りたい」という願望のみ。自分の作られたゼロがどういう風に使われるかはさほど深く考えていない。
    妻にも美しさを求め、妻もそれにこたえて、仕事の邪魔を一切せずに病気がひどくなってきて美しい自分を見せることが叶わなくなった時点で姿を消す。
    ばかげてる!!って思っちゃいますが、そんな矛盾が世の中にはあふれてるんだって思わされ、、、
    宮崎さんはそんな矛盾を描きたかったのではないかと思いました。

    矛盾を描く難しいテーマで子供向けではありませんが、夢の中でカプローニと対話しながら自分の心中を語ることで作り上げてるなぁって感じました。

    今年はゼロ戦めいてますね。
    年末には百田さんの永遠のゼロも公開されます。
    両極端なお二人の作品がどのように両極端に描かれるか楽しみですね、、、百田さんの永遠のゼロ、、、原作を読む限りでは極端に宮崎さんと反対側にいるようには思えませんでしたが。

  • 地震のシーンは人の声かな?迫力があった。
    飛行機と空のシーンは綺麗。

  • おもしろかったはず。
    しかし、主人公の声優が酷すぎた。
    なぜ庵野秀明だったのか?
    ちゃんとした声優を起用していればもっと良い作品になったはず。
    残念で仕方ない。

  • うーん。友人が絶賛してたので期待した割には……
    ラストのセリフは変更前の「来て。」派だなあと思った。「生きて。」だと、ナオコが健気でかわいそうすぎて主人公に共感できずに終わる。

  • 零戦の設計者堀越二郎をモデルにした話。理想を追い求めることは色々なことを犠牲にすることなのだ。

  • 生きねばならぬ。
    見終わった後ジーンとなりなかなか動きたくなくなる。
    ここがいいとすぐに言えない素晴らしい作品。

  • 片手で図面を書いて、片手で手をにぎってるシーンが好き。
    さいごもさっぱりしててよかった。

  • 淡々とした映画。その時代を生きていなくても懐古的感傷的になるような、雰囲気は良かった。シベリアを無性に食べたくなる。

  • 第一優先が自分の夢。
    これには個人的には賛成しかねるけど、この人はしっかり優先順位をつけてた
    そしてそれを妻もわかっていて、納得していた
    堀越自身も妻が納得してくれていたことをわかっていたように思う
    自分と自分の愛する人にとって望むべきかたちがお互いに納得のするものであればそれがなににせよ彼らにとっての幸せのかたち

    ただ、もし俺についてこい的な、女は男の夢に従うべき、がやっぱひとつの美学、ってことを言いたいのであれば、個人的にはそこは違うと思うし美学を感じない

  • 映画を鑑賞

    ◯飛行機は戦争の道具でも商売でもない。ただ美しいのだ。

    ◯機関銃を外せば、いけるんですけどね。

    ◯結局、一機も帰ってきませんでした。


    シンプルで美しい飛行機を作りたいだけの青年には、会社のしがらみも、国の思惑も、富も名声も関係ない。自分が納得するものだけを作りたい。
    言葉には強く表れていなかったが、心の中で葛藤はあったのではないか。

    2人の時間を大切にしているのは、真実なのか、エゴなのか。

    愛する人に一番美しい姿だけを見せる。時間が有限だから美しい。


    風の描き方が一品。作品を見直したい。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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