千と千尋の神隠し [DVD]

監督 : 宮崎駿 
  • ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
4.32
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  • (2)
本棚登録 : 424
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241753076

感想・レビュー・書評

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  • 2001年
    千尋 柊瑠美さん
    ハク 入野自由さん

  • 両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。父の思いつきで森の中のトンネルを抜けた彼らは不思議の町へと迷い込んでしまう。そこにある料理を勝手に口にした両親は豚の姿に変えられてしまい、千尋はパニックに陥る。見知らぬ少年ハクが千尋を助けるが、そこは人でない生き物が集う不思議な町であり、八百万の神が疲れを癒やす湯屋で働くようハクに教えられる。湯屋の主人湯婆婆に「千」という名を与えられ働き始めた千尋は、両親を元の姿に戻し元の世界に戻ることができるのか。。。
    アニメ界の巨匠宮崎駿が10歳の少女を主人公に作った冒険ファンタジー。カオナシ、坊など、個性豊かなキャラの登場で飽きさせない。
    ハクが持ってきたおにぎりを千尋が泣きながらほうばるシーンでいつも涙。

  • 昔学生のときに映画館で観て以来、もう一度観ました。当時は夜中の回だったのでところどころ寝てしまったのかシーンの意味が分からない点があった記憶があるのですが、今回はそんなことはなくとてもわかりやすいストーリーでした。

     当時自分は大学生で就職したくないなと思っていた時期でしたが、この映画では子どもでもちゃんと責任を果たそうという、前向きなメッセージ、礼儀は正しく、といった最低限のマナーなどが随所に言われていますね。また環境問題、都市開発の悪影響のようなものも、皆が協力するきっかけとなる象徴的なシーンとして描かれています。これを煙たく感じるかどうかは観る側の価値観に委ねられますが、千尋が千という名前となって徐々に立派な姿、姿勢に育っている様にはススのおばけと同じように応援する気持ちにならざるをえません。最後は皆を味方にしてしまうほどですから。

     海外の若者たちが日本のアニメを語るときに、この千と千尋の神隠しが出てくることが非常に多いです。あの油屋のたてもののいかにも日本的な雰囲気であったり、理解されているかわかりませんが神はひとつではなく八百万存在するという特殊性、そしてやはり千尋というこどもが立派に成長していく姿に魅力を感じてのことだと思います。実際に日本にくると、日本中がこの作品のような雰囲気となっているわけではないですが、それでも神社に行ったり、温泉街にいったり、身近な人とのふれあいの中で作品中にあった雰囲気というものは日本で感じられるのだと思います。セカイ系と呼ばれるものだけでなく、このような深い作品が今後も日本のアニメとして描かれることを願います。

  • 千と千尋の神隠し 2001

    『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)は、2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。原作・脚本・監督は宮崎駿。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。興行収入は316億8,000万円で、『タイタニック』(1997年)を抜いて当時の日本歴代興行収入第1位を達成し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位記録を堅持した。第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞した。

    制作のきっかけは、宮崎駿の個人的な友人である10歳の少女を喜ばせたいというものだった。この少女は日本テレビの映画プロデューサー、奥田誠治の娘であり、主人公・千尋のモデルになった。企画当時宮崎は、信州に持っている山小屋にジブリ関係者たちの娘を集め、年に一度合宿を開いていた。宮崎はまだ10歳前後の年齢の女子に向けた映画を作ったことがなく、そのため彼女たちに映画を送り届けたいと思うようになった。

    宮崎の友人である映画監督ジョン・ラセターの尽力によって北米で公開され、第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した。2016年のイギリスBBC主催の投票では、世界の177人の批評家が「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第4位に選出した。2017年にはニューヨークタイムズ選定21世紀最高の外国語映画ランキングで2位に選ばれた。

    2016年に行われたスタジオジブリ総選挙で1位に輝き、同年9月10日から19日の10日間、全国5か所の映画館にて再上映された。2020年6月26日より日本372の劇場で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『ゲド戦記』とともに再上映され、週末観客動員数で1位となった(#再上映も参照)。2022年には舞台化される。

    以上のようにWikipediaで紹介される作品(2022/01/10時点)
    社会現象ともなった作品だ。
    今でも地上波放送すると視聴率20%近くを取るというのは驚異的だ。
    それだけ繰り返し見たいと思えさせるものがこの作品にはあるのだ。
    実際に自分も多くのジブリ作品の中で、本作は好きな作品だ。
    当時2001年も映画館で視聴した。
    当時リピーターと称して何度も映画を見る人がいると報道されていた。
    ただそれも納得できる作品の良さだと思えた。
    繰り返し視聴され世代を越えて愛される作品がまさにこれだ。
    古典とはそのようにして残っていくものなのだろう。
    よくよく見てみると千と千尋の神隠しは古臭さというものが感じられない。
    時代を超越しているのだ。
    多くの作品はどうしても懐かしいといった感想になる。

    作品そのものの感想
    千尋の成長が良い。
    最終的には味方となるものが増えていく。
    信頼させる何かが彼女にはあるのだろう。
    直接は表現されていないが、裏設定的なものも数多くあってそれも作品の奥深さにつながっているように思う。
    ゼニーバに所からハクと共に帰り、ハク自身の名前を取り戻す箇所は感動する。

  • 何度も見てるけど毎回違うとこが好きだなぁとかいいなぁって思うからすごいし、
    はじめて映画館で見たときと同じようにいいなぁと思うところもある。


  • 好き

  • 2001

  • 何度見ても、引き込まれ、飽きることのない作品のうちの一つ。
    千のひたむきさ、ハクの清らかさ。
    湯屋の賑やかさ、の中にある寂しさ、それぞれの営み。

    ハクが千におにぎりをあげるシーン、いつ見ても涙が溢れる。
    思い出しただけで、ウルウルしてしまう。

    そういう心でいたいし、そうされたいんだろうけど、そうできずにいる行動を取ってることに、気付かされるからだろうか。

    ジブリが大好きな理由は、生き物として、人間として本当に大切なことを思い出させてくれるからかもしれない。

  • 幼少期に見たときは難しくて分からい部分もあったけど、今見ると色々考察ができて面白かった。おくされ様の場面は印象深い。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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