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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (242ページ)
感想・レビュー・書評
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全てに通ずるスタンス。
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料理に限らず、答えのない仕事をしているひとには刺さると思う。いくらでも手を抜けるし、いくらでも迎合できるし、いくらでも自分に嘘をつけるけど、そうなると明らかに結果に出る。日々コツコツと、習慣になるまで積み重ねるしかないんだなと。
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「コート・ドール」の斉須さんの仕事というか、人生に対する想いが書かれています。今までの料理人としての人生を、駆け出しとして文字通り突っ込んだ世界から、怒涛の人生が躍動感あふれて(実経験のすごさというか)織綴られていきます。著者の人生と哲学を、読みながら体験することができます。料理人になることはとても大変なことで、よほど好きでないとできない。しかし好きだったら、その大変さが素晴らしいことになる。料理の世界だけでなく、いろんな人生や仕事にも同じことが言えると思いながら読ませていただきました。最後に自分の店を持って落ち着いた現在、一緒に働くスタッフに、どのように人生を送って欲しいかということを真剣に描かれています。この本はそのスタッフにも読んで欲しいと想定して書かれている。苦労されてきただけのその愛情を感じました。