- Amazon.co.jp ・電子書籍 (278ページ)
感想・レビュー・書評
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コンサルの失敗に焦点を当てて、経営は結局のところ理論通りに行かないことを述べる切り口で、ではどうすべきか?を著者自身の経験に基づき解説した良書だと思う。
結局のところ「将来のことは誰もわからない」のに、戦略・計画の策定そのものが目的化していることの愚を説いている。目まぐるしく変わる世の中において、計画通りには行かないことを肝に銘じておかなければならず、情勢の変化に応じて臨機応変に対応できるための心構えや準備をしておくこがベストであろう、というのが個人的な結論の着地点だった。がっちがちに計画を固めてしまうと逆に軌道修正が難しくなる訳で、、、
あと、別の言い方をすると、勉強でノートをまとめるとき、それをやり過ぎてしまった経験があるかもしれない。が、つまりはそれがダメよ、ということだと思う(要は、ノートまとめはあくまで手段。目的は学習内容を身につける、応用できるようにする、ということですよね的な話と同じでしょう)
どんなことでもそういった事に陥るものである、ということを気づかせてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「経営コンサル」は誤り!経営は管理ではない。
VISIONとCommunication
数値目標は✕
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Google「優れたマネジャー8つの習慣」
①優れたコーチであれ
②ある程度は任せて、細かく管理しない
③部下の成功と幸せを気にかける、示す
④生産的で、成果志向
⑤コミュニケーション、
⑥部下のキャリア開発
⑦明確なVISIONと戦略を持つ
⑧アドバイスできる技術的SKILL -
コンサルタントのぶっちゃけ話、面白かった。
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コンサルタント不要論でなく、コンサルタントの活かし方論。リーダーシップ論の変遷と効果。組織論や人的資源管理等、時代とフレームワークの流行り廃りとが実体験をもとに触れられている。最後は人を中心とした、あるべき姿が説かれる。
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「やはり、自分たちで何週間もかけて分析し、結果をまとめ、結論を出したことから学ぶのと、ただ報告書を読んで学ぶのとでは、雲泥の差がある。」
前半はコンサルの話。
後半はマネジメントの話。
給与は業界平均を少し上回るのが良い。 -
自虐的コンサルティング否定本と思って読み始めたら、
本来あるべきコンサルタントの姿勢・取り組み方について示唆した内容で、参考にすべきことが多々あった。 -
結果として導き出されたツールや手法の乱用等を警告、大事なのは人であり対話。
納得できる内容。肝に命じたい。