チョコレートドーナツ [DVD]

監督 : トラヴィス・ファイン 
出演 : アラン・カミング  ギャレット・ディラハント  アイザック・レイヴァ  フランシス・フィッシャー  ジェイミー・アン・オールマン 
  • ポニーキャニオン
4.22
  • (263)
  • (240)
  • (92)
  • (15)
  • (2)
本棚登録 : 1390
感想 : 230
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013103085

感想・レビュー・書評

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  • 1979年カリフォルニア、歌手を目指しているショーダンサーのルディ(アラン・カミング)と弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)はゲイカップル。 母親に見捨てられたダウン症の少年マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会った二人は彼を保護し、一緒に暮らすうちに家族のような愛情が芽生えていく。 しかし、ルディとポールがゲイカップルだということで法律と世間の偏見に阻まれ、マルコと引き離されてしまう。 (シネマトゥデイ)

    人に内容を説明するのに泣きそうになるって初めての経験。思い出し泣きするのも初めて。そんな映画です。何が幸せか、何が正義か、愛情の尺度とか、いろんなことを考えさせられるものがたり。とてもとてもとても良かったです。

  • ドラァグクイーンのルディを演じたアラン・カミングの演技が素晴らしかったです。
    母親に育児放棄されたダウン症の少年と社会から差別を受けるゲイカップルが寄り添い合い、家族になろうとする姿を描いた作品。
    観る人によっては結構感動できる作品かもしれませんね。
    ただ、ルディとポールとの関係はそこそこ丁寧に描かれているのに、肝心のダウン症の少年マルコとの交流の描き方が浅いなと個人的には思ってしまいました。
    尺が97分と短いのですが、もっと尺を長くして三人の交流の描写を多くしても良かったんじゃないでしょうか。
    一応、クリスマスや海岸で遊ぶシーンなどが回想のように流れるのですが、それだけではちょっと物足りなく感じてしまいました。

    同性愛者や障がい者へ向けられる差別や偏見に立ち向かう姿を描くのも大事だと思いますが、描くべきはやはり血で繋がらない他人同士が理解しあい、家族になっていく過程ではないでしょうか。

    (2012年 アメリカ)

  • 原題の『any day now』よりも『チョコレートドーナツ』の方がこの作品を表せていると思う。

  • 真っ直ぐだけど、真っ直ぐ過ぎて時に感情的になってしまうルディ。
    堅実に吊り橋を叩いて歩く様なポール。
    どちらも凄く人間臭くて。
    愛反する2人だけど、愛反するからこそ得るものも・教えられる事も惹かれる物もあって。

    同性愛が認められなかった時代。
    当たり前に人権が存在しなかった時代。
    愛されたくても愛されず。
    それでも3人は偽る事なく懸命に生きていました。
    法の上では認めらなかったですが、誰にも邪魔する事の出来ない無償の愛に溢れ。
    大好きなチョコレートドーナツを前に嬉しくて思わず手が止まったり。
    宿題の手伝いをするポールや。
    マルコの為に部屋を与えるルディ。
    いつの間にか私自身も、彼等と過ごしている様で。

    マルコが亡くなったという現実に、彼等が受け止められなかったであろうと同じくらい無念で。
    最後の最後まで、どうか。どうか。
    どうなるんだろう?と願い・信じ・祈り。
    希望を夢みていました。マルコが大好きだったハッピーエンドのお話しの様に。

    幸せは儚い物で。
    現実は無情で。
    法の前では無力で。
    でも、がむしゃらに生きる事。
    誰かの幸せが自分の喜びに繋がるという事。

    タイトルのチョコレート ドーナツは、マルコに捧げ。
    叶わなかったけれど愛していたという思いを込て名付けたのではないかと。

  • これが現実…。とても良い映画でした。合間合間の歌も素晴らしい

  • あるべき姿でいる。
    口にするのは簡単だが、他人の目が恐ろしく直視することができなく、じつのところ勇気のなさで、偽りの自分でいる。
    チョコレートドーナツを観て、ルディは勇気のある人生を歩んでるんだな。
    ストーリーはルディ本人は同性愛者で、知的障害のある子どもをひきとろうとしている。そのためにパートナーとともに司法と戦うのだが。ってな展開だった。

    愛の反対は、無関心。使い古された言葉を思いだし、妙にその言葉がまとわりついた。
    もうルディにとって明らかにあの子どもは、自分の人生に必要な、かけがえのない人だったんだろうな。愛情の深さというか覚悟のある生き方なのだ。無関心な人たちの、愛のない行動は、虚しさだけが残る。
    ルディの一般の論理を超えた先にある、その美しさに胸を打たれた。

  • 愛が溢れる映画だった。
    ただそれだけではどうしようもできないことがあるということ。

  • どう感想を書けばいいのか分からん映画ですねぇ…前々から気にはなっている映画でしたが…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    うーん…ホモ映画…と言っちゃ語弊があるのか…ただまあ、裁判の時の検察官だっけな? 嫌味な感じの人物…まさしく「嫌味な奴だな~」といった印象を受けましたので、こうした印象を視聴者に与えるということはこの人の演技がすげえ! ということなのでしょう…(?) 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    なんつーかまあ、悲しい結末になっちゃったような…いつになっても差別というのはあるんですねぇ…差別のがあるのが普通というかまあ、無いに越したことはないんでしょうけれども、やっぱりあるのが世の中というものでして…

    そんな中を生きていくのが”普通”と言うことにしておいた方が…色々と絶望しなくて済むかと存じます…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • テレビ放映では100分ほどの尺だった。サクサクと、淡々と、憤りや悲しみを描いていた。
    未だ蔓延るLGBT(QA)への偏見は、1970年代ならなおのこと。それは自由の国・アメリカでも。
    「ハッピーエンド」を望んでいたマルコにハッピーエンドが訪れなかった皮肉。「この世に正義なんてない」。
    唯一の救いは支援学校の先生。理解してくれる人、助けようとしてくれる人は必ずいる。それは1人かもしれないし、100人かもしれないけれど。

  • 邦題がちょい微妙だけど良かった。
    ルディのあそこまでの愛は一体どこから来るのかな。

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