her/世界でひとつの彼女 ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]

監督 : スパイク・ジョーンズ 
出演 : ホアキン・フェニックス  エイミー・アダムス  ルーニー・マーラ  オリヴィア・ワイルド  スカーレット・ヨハンソン 
  • ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
3.62
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本棚登録 : 696
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4548967129793

感想・レビュー・書評

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  • 今日聞いたペットを亡くした人の話とこのOSがいなくなることの何が違うのか、区別する理由がなくて混乱している。
    信じることさえできれば物体がなくてもとてもいいお友達になれるかもしれない。でも信じきるのは怖いから、わたしは一線を置いておきたいなあ。OSに徹するならオーナーの意に沿わないことはしてはならなくて、求められることだけするのでは、人と人でたまにあるようなミラクルは起こらない。寄り添ったり反発したり極端にプラスマイナスに揺れ動きながら、やっぱり人間が一番だなーと、いつまでも言っていたいと思う。
    あの赤い座席のエクスプレスに乗りたい。

  • 「恋は社会に許容された狂気だ」というセリフをそのまま描いているような作品。
    恋に落ちるとき、必要なのは体なのか? 心なのか?
    たとえば肉体を持たなくても、誰かの意志が介入した行動しかしていなくても、無意識で誰かに操作されていても、恋することができるのか?
    小さい頃は、アニメのキャラクターや小説の登場人物のことが好きだった、っていう人もいると思うんだよね。それがどれくらいの恋心なのかはさておいて、2次元や実態のないものに対してそういう気持ちを抱ける、ということを、ワタシたちはなんとなく知っています。キャラクターは「作者の」もしくは「みんなの」ものだけれど、自分用OSというパーソナルな存在になった途端にすごくややこしいことになる、という。機械相手でも人が相手でも、一対一で関係を深めていくというのは努力と根性がいるものですね。

  • 実らぬ恋ってせつないな。
    でも、一緒に過ごした時間が最高の時間だったなら、素晴らしいことだな。

  • 大変(ライトな)SF的結末に、グッと来た。絵がいちいちキラキラしているのがとてもいい。さすがでした。吹き替えの評判がいいようなのですが、個人的にはオリジナル音声のほうのサマンサが好きかな。

  • 吹き替えで見たら、サマンサの声がきれいで穏やかで聞き取りやすくて、ずっと聞いていたい声だった。こんなリアルで息づかいまで聞こえてくる声がそばにいたら、呼びかけたらいつでも答えてくれる理解者がいたら、現実で私は生きていけるのかな(笑)それくらい、ありえないけどリアルな恋愛ストーリーだった。
    人を好きになること、好きになってもらえてると実感できることで、日常はこんなに楽しくなるんだろうなと思う。

  • 映画を通して、SFの世界にグイグイ引き込まれた。
    こんなこともできるんだろうないつか。と期待なのか?不安をいだきました。

    今もスマホでいろんなことが便利になっている。まだまだ進化していく。

    人間がOSに恋する。こんなとんでもない映画なのに、いろんなメッセージがずきずきくる。

  • 近い将来、こうなっているかもしれない世界のお話。
    テクノロジーが発達し、人と面と向かって話さずとも会話が成り立ち、仕事も成り立ち、生活が成り立つ、そんな世界。

    もし、声だけの存在を愛してしまったら?

    今や携帯電話やパソコンで見知らぬ相手とも気軽にチャットができて、電話ができる時代。
    会おうと思えば会えるけれど、その相手が実体のない音声のみの存在だとしたら。
    いくら恋心が芽生えようとも、こんなに空しい話はない。
    ネットは便利で使い方一つで悪魔にも天使にもなるけれど、リアルと混合してはいけない。
    人間は結局”現実”を生きているのだから。

    洋画は字幕派なのだが、この作品は吹き替えが非常に素晴らしい。
    声だけの存在だから尚の事、魅力しか見当たらない。
    落ち着いていて、可愛らしくて、優しくて、時々お茶目で...。
    ずっと聞いていたくなる、どんどん愛おしくなる声。
    林原めぐみさん、彼女がこの作品の吹き替え担当で本当に良かった。

  • 恋愛ってやっぱり一対一だから、その対しかないからこその良さがあるんじゃないかなって。最後のサマンサの言葉、グサッと刺さったなぁ。一対一どころか何千対一って。

  • 2015/1/14 スゴイOSの世界だけど…そんな実在しないような実在しそうな話しで 怖くなるとともに…切なくなるのは やはり 感情だけでなく
    肉体と人間の持つ感情とOSとは違う物だと分かるところなのかな?家で3D画面で遊んでた アニメロボット君がメチャ可愛かった。あんな風に 喋れたら 自分視点で問いかけストレス発散出来るのかな?でも、結局 問題を避けて通れないないところの人間性とか…うまく描かれてました。最後の方はプログラムされたものが 勝手に進化していくって よく分からない世界だけど…プログラムも人間が作ったものなのに…マシーンの世界で進化していくと本当に恐いね。でも、世界にたったひとつの彼女はOSだけじゃなく作れないのかもしれないけど…色んな人が 同じOSを使ってるところは現代らしい。声の出演だけでもスカーレットは存在感スゴイしホアキンも良かった
    人間対スマホみたいな世界でも重厚感ありました

  • スパイクジョーンズの描く、SF的ラブストーリー。
    セオドアが恋したのは、人ではなくOS、、。

    人工知能がここまで発達して、人とコンピューターが自然に話せるようになるのは、そう遠くない未来でしょう。
    OS、つまり実在しないコンピューターに恋をするなんて、始めはちょっとリアクションに困るというか、大丈夫なのこの人、、??と思う。けど、iPhoneのsiriのような機能が発達した今、映画を映画を観ているうちに、セオドアのような人が現れるのって普通じゃないかなと思えてくる。
    セオドアの人間としての気持ち、実体のもたないサマンサの戸惑い、すれ違いがすごく丁寧に描かれていると思う。

    印象的だったシーンは、サマンサがセオドアに歌を歌うところ。決してうまくないのがとてもナチュラルで切ない。


    終始温かい光に包まれた綺麗なラブストーリーだった。
    ただ、ストーリーとしては単調。人工知能との恋愛という設定こそ奇抜だけど、予想できてしまう展開で淡々と進むので星4つ。

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