キャプテンサンダーボルト [Kindle]

  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • ホント

  • おっさんだからね、こういった話に良さを感じるようになるよね。どうしても。

  • 合作だったので、ちょっと敬遠してたが随所に伊坂節が出ててよかった。ちょっと強引な展開なところがあったけど。

  • うーん、最後は大団円になってよかった。

  • 村上病が、本当にあるか。ヒーロー戦隊の映画撮影時に偶然映ってしまった映像から関わった人の人生が変わっていく。
    生物製剤による国際同時テロなどの可能性への発展。

    あまりにも無理な設定が多く楽しめなかった。
    コピー機に操作して、情報を読み取るとは驚く考え。何でもコピーしてしまう世の中だから。

  • 最初の200ページはただただ冗長で、読み続けるのが少し辛かった。
    ただそこからは話が進みつつ伏線回収しつつなので楽しく読める。雰囲気としてはゴールデンスランバーを大規模にした感じの話だなとおもったので、ああいうのが苦手ならオススメはしません。
    会話にユーモアがあるのが伊坂の方だと思って呼んでました。

  • まさにゴールデンコンビの生み出した傑作という感じ。とにかく面白い。全体の構想は阿部、細かい作りは伊坂という感じがするけれど、二人の良い部分が凝縮されて一つの作品になったという印象を持った。長編だが長さを感じさせないくらい面白い。とぼけたシャレがちりばめられているところも芸が細かいと思う。今年読んだ最初の作品が大当たりでうれしい。

  • 深く考えることなく、ただストーリーを楽しめ!
    阿部和重の良い意味での猥雑さと伊坂幸太郎の良い意味での軽薄さが活き活きと踊る作品。
    トヨタ・アクアやら楽天ゴールデンイーグルスやらの実名が、キャラクターのユーモラスな会話に、視覚化=現実感というスパイスを与えてくれている。
    作者二人の良さが打ち消しあうということはなく、おそらく合作だからこそエンタメに傾倒に傾倒した物語で、映画のような読書体験ができるだろう。
    と、手ばなしで賛辞を送るのも自分が二人のファンだからかもしれないが、逆に言えば二人のファンなら確実に楽しめるだろう作品。合作ということで読む前にあった一抹の不安は見事に吹き飛んだ。
    欲を言えば陰謀的なところで阿部和重の妖しさがもっと出できて欲しかったものの、そうなると大衆エンタメとしてのバランスが崩れるんだろうなあ。

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著者プロフィール

1968年生まれ。1994年「アメリカの夜」で群像新人賞を受賞しデビュー。1997年の『インディビジュアル・プロジェクション』で注目を集める。2004年、大作『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞、第58回毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞受賞。『シンセミア』を始めとした「神町」を舞台とする諸作品には設定上の繋がりや仕掛けがあり、「神町サーガ」を形成する構想となっている。その他の著書に『ニッポニアニッポン』『プラスティック・ソウル』『ミステリアスセッティング』『ABC 阿部和重初期作品集』など。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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