人を殺してみたかった 17歳の体験殺人!衝撃のルポルタージュ (双葉文庫) [Kindle]
- 双葉社 (2003年4月8日発売)
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感想 : 3件
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感想・レビュー・書評
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2000年、愛知県で17歳の少年が起こした殺人事件に、世間は震撼した。「人を殺してみたかった」――そう少年が供述したからだ。なぜ彼はその境地に至ったのか、事件を防ぐことはできなかったのか。取材から浮かび上がる少年の姿とは。
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犯人は、自分の1歳上だった。当時田舎の高校生だった自分には、遠い世界のこととしか感じられなかった。このルポを読んでも、やはり遠いなぁというかんじ。彼の心理を理解なんてできない。筆者も認めていることだけれど、この本には結論がない(に等しい)。彼がなぜこんな事件を起こしてしまったのか、筆者も理解ができなかったからだ。そういう意味で、不完全燃焼に感じる部分もあるのだけれど、第三者から見た事実なんてそんなものだし、そこを正直に書き上げていることに信頼感を覚える。
「精神鑑定」がものすごく属人的なものだというのは知らなかった。
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