NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2014年 11月号 [雑誌]
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2014年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌 (154ページ)
感想・レビュー・書評
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「心を操る寄生体」がすごく面白かった!
面白いというと語弊があるでしょうか……目が離せませんでした(笑)
マラリアは、蚊が媒介するという基本的な知識はあったけれど、
まさか成長中のマラリア原虫が、蚊の行動を操っているとは。
そしてネズミ→ネコに寄生するトキソプラズマにも驚き。
ネコの尿の匂いをかいでも逃げないネズミ…
小さな小さな原生生物がここまでの力を持っているんですね。
不思議でたまりません。
そして90億人の食シリーズは、
お肉の話題、そして捨てられる食べ物について。
農場から食卓へ届くまでに、食品の3分の1が廃棄されているという。
規格外のもの、賞味期限が切れているもの。
世界中では飢えている人が8億4200万人もいるというのに、
貯蔵設備や輸送手段が整備されていないという理由で
食べ物が廃棄されてしまうという現実。
買ったものは無駄にしない、作ったものは残さず食べる。
当たり前の事から始めなければならないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までこの雑誌の存在を知らなかったけど表紙にあるエベレストと肉を食べるジレンマ、捨てられる食べ物の文字に目を奪われて購入。
素晴らしい写真と素晴らしい文章で読み応えがあった。
とくに農産物、食についてグローバルな視点の話をなかなか聞く機会はないが、わかりやすくとても考えさせられる内容。
ある物事がよくなったように見えてもここまで巨大に膨れた地球規模での食の話は必ず他に歪みが生まれる。
ならばなにを選択するべきか。
世界屠畜紀行で読んだときも思ったが、いつか肉関連でテキサスと野菜関連などでカリフォルニアには必ず行ってみたい。
次に海外いくならアメリカかネパールを目指そう。 -
「心を操る寄生体」
つい先日Eテレの『スーパープレゼンテーション』で寄生虫のことを話してた。衝撃。でも寄生虫がいることで成り立つ自然界なんだよな。奥が深い。自我とか意識まで怪しむことになるのか。
「悲しみのエベレスト」
イモトの番組で注目が集まったな。シェルパってシェルパ族のことだったんだ。職業の名前だと思ってた。子供には同じ仕事をさせたくないと思っているとか。でも稼ぎは良いとか。簡単な問題じゃないけど、エベレストは先進国の登山者たちがレジャー気分で安易に考えちゃいけないんだろうなと思う。
シリーズ「90億人の食」は今回も考えさせられる。アメリカ人が牛肉を食べなくなってもあまり問題解決にならないみたいに書いてあったけど、それにしても肉の量は多すぎだろと思う。食品廃棄物も考えさせられる。日本人の鮮度志向、確かに大いにあると思う。食べ物は大事にしたい。家畜の飼料にとかどんどん利用していいと思う。 -
農場から食卓に届くまでに食品の3分の1が廃棄されている。何か改善する方法があるはずだ。
先進国は年間6億7000万トンの食品を捨てている。これはサハラ以南で生産sあれている食品の送料とほぼ同じである。 -
「心を操る寄生体」が興味深い。