努力不要論 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 目標地点に辿り着くのに、最低限で最良の努力で済んだらそれでいいんじゃない?

    日本人に努力中毒が多い原因はセロトニンサポーターが少ないタイプが多いからだそうです。
    セロトニンサポーターは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを再取り込みする門のような存在で
    数が多いほど、効果的にセロトニンをリサイクルできるので不安になりにくいとの事。
    日本人の7割はセロトニンサポーターが少なく、心配性のためか努力していないと不安になってしまう傾向があるそうです。

    努力をしすぎると、思考が低下したり、努力したから少しぐらい悪い事をしてもいいかっと考える傾向があり、
    なので、大きな成果を出した政治家や有名人、スポーツ選手などのスキャンダルが絶えまないのだそう。
    努力しすぎた結果、頑張ったんだから少しぐらい悪い事してもいいよね?てなっちゃうみたい。。。

    何かを頑張る時、努力しようとする時、冷静になって目的や方向性、やり方、質や量などが適正なのか、考えるようになろうと思いました。
    自分自身が燃え尽き症候群になりやすいタイプなので、
    肩肘はりすぎてないか、辛く苦しい努力ではなく、毎日の成長を楽しみにできるような楽しい積み重ねをしていきたいです。

  • 日本人は努力が好き、努力をすることで頑張っている自分に醉う傾向があり、何かをするためには我慢や努力、忍耐が必要だと考えるタイプが多い。そのために、こんだけ自分はやっているんだからと他者に厳しく当たったり、別の何かはこれぐらいは許されるだろうという反動が出たりする。
    努力をただやればいいというものではなく、達成するために1.適切な目標、2戦略、3実践が必要。
    方向性が間違っているとムダになりかねない。
    幸せに生きるためには何が必要か。
    長寿している人は、戦うのをやめた人だった。努力しない努力、するべき努力とあえてやらない努力を考えてやらないといけないのだと思った。

  • この本の言っている努力とは、嫌いなことを無理して行うこと。好きなことをやるぶんには、どれほどやってもは努力とは呼ばないので、本の真の題名は、好きなことだけやれ、であるはず。100%同意する。がそれを実行するには大変な努力が必要だろう。

  • audible で視聴


    そうか、努力しなくてよい。
    よく考えること

  • 2021/01/29本要約

  • 魚は鳥にはなれないし、その逆もしかり。
    魚には魚の、鳥には鳥なりの努力の方向性がある。
    そこを間違えると勿体ないよ!という本。

  • どうせまたハズレだろうと思いながら読んでたら・・・当たりだった。
    ぜひ、若者世代も一度読んでみてほしい。

    また、最後にあるおまけのPDFの中身もチェックしてほしい。いや、最初にチェックしたほうがいいかもしれない。

  • この本で、私が重要だと思った2つ;
    1.「本当に効果が出る努力」と「努力してる自分に酔ってるだけのエセ努力」
    2.努力すればなんでもできるわけではない。

  • 娯楽系ビジネス書。

    結局は環境と自分の立ち位置次第だということ。
    「置かれた場所で咲きなさい」は、苦しい。

  • ・人生最後の時を過ごす患者たちの緩和ケアに携わった、あるオーストラリアの女性によれば、人間は死の間際になると自分の人生を振り返って後悔を口にするのだそうです。そして、たいてい同じ内容であることに彼女は驚きを感じたといいます。(中略)「あんなに一生懸命働かなくてもよかった」「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てばよかった」「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」

    ・意志力の強い人と弱い人の差というのは、「ヒトという生き物はそもそも意思が弱い」ということを知っているか知らないかという差です。

    ・小説を読むと脳が変わるという実験があります。たとえば泳いでいる人の描写を読むと、脳が実際に、自分が泳いでいるかのような反応をするというのです。そして、その効果は長く続き、あまり泳げないような人でも、イメージトレーニングのごとく、脳に泳いでいるような感じがする回路ができるのです。(中略)本というのは手軽に多くの経験が楽しめる、とても便利な装置なのです。(中略)小説などの本に限らず映画やアニメーションでも同じことです。要は、脳内で追体験することができるかどうかです。

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著者プロフィール

脳科学者、医学博士、認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。

「2023年 『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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